2023/06/12 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にコルボさんが現れました。
コルボ > 「めぇんどくせぇ……。」

 着慣れたレザーアーマーにバンダナのチンピラスタイル。背筋を折り曲げポケットに両手を突っこみ、開口一番くだを巻く。
 目的のために情報を集めるうちにそれを生業とし、時には懇意にしている恩人に、
 仰ぐべき者に、正しく道を歩む者に情報を届ける”カラス”
 全容は明らかにならぬ、と言えど、軽薄で軽率な振舞いを隠れ蓑にしていれば、
 愚鈍な貴族権力者は居丈高に見下ろして勝手に偽物だと断言してくれる。

 それでも、中には流れを読むのに長けた下衆の類もいる。
 とある家の”令嬢”その相談相手として接触しているうちに有力な情報を仕入れていると嗅ぎ付けたのだろう。

【お前の情報を高く買ってやる。なんなら雇ってやろう】

 と言って来るので大嘘の情報を掴ませたし不正や弱みを調べ尽くして周囲にばら撒いてやった。

 そしたらどうやら最近首に賞金がかけられたらしく。

 後は騎士団の中でも馬鹿正直で生真面目な、今時珍しい類にも”悪事の数々”を吹き込んで刺客として放ってるらしく。

「……まー、ほんと馬鹿なことするな」

 一気呵成に包囲されるならともかく、悠長に賞金をかけて待ちの姿勢。
 そんなもの一端ほとぼりが冷めるまで長期の依頼でも受けてのんびりしてから、
 足並みもそろわぬ興味も薄れた状態にしてしまえばどうとでもなる。

 それでも、単独で仕掛けてくる腕自慢か命知らずが首を狙ってくるだろうか。


 いや賞金の三倍の額ぐらい支払って逃げるけど。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からコルボさんが去りました。