2023/04/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にオウルさんが現れました。
■オウル > 相変わらず賑やかな貧民地区の路地をひとり歩いている。
相手の印象に残らないように選んだ地味な服装に薄汚れた外套、足音がし難い靴とどこにでも同じ服装の人間がいてもおかしくない服を纏って歩いている。
今夜はギルドに仕事完遂の報告を終えた後で、このまま隠れ家に帰るか、温まった懐が軽くはなるが裏口から娼婦いくらか握らせて、連れ込み宿に泊めてもらうかくらいしか予定がない。
記憶を探っても表の仕事もないし、冒険に誘われている記憶もない、さてどうしようか?と平民地区に向けて歩いているところだが、果たしてトラブルに合わず貧民地区を抜けられるか、若しかしたら……。
と、思うのは懐具合が温かいからである。
寒々しい懐事情であればここまで警戒する必要はない。
殴っても蹴られても埃しかでてこないし。
けど仕事帰りで中々に良い報酬を得られた今は周囲の視線すら少し微妙な感じがしている気がして、早々に平民地区に行くか、連れ込み宿に部屋を確保したい。
隠れ家は誰かに見つかったら逃げ場がないし。
■オウル > 今夜に限って顔見知りの娼婦に出会えない。
新しく開拓を……は早々簡単にいかない年齢的に。
考えても考えても良い案は浮かばない、それに視線も痛い。
特に感じる妬みの視線は恐ろしく、財布を見せ付けて歩いているわけではないのに、重たいのが見透かされている気すらしてくる。
「いざとなったらフードをかぶって逃げるしかないか。」
何所へ?
何所でもいいので平民地区へ。
今いる場所は……。
少しだけ視線を持ち上げて諸々の屋根を見上げれば、ある程度は自分のいる位置も判り、視線を落とせば何所を歩いているかも大体判る。
あと少しで平民地区。
自然と足早になりつつあるが、それも抑えないと露骨な態度が余計に周囲の視線を吸い寄せてしまう、かもしれない。
■オウル > 少年は足早に貧民地区から平民地区へとかけていく
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からオウルさんが去りました。