2022/08/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区・裏路地通り」にヴェルソートさんが現れました。
ヴェルソート > 片方だけの靴、敗れたドレスの切れ端、飛び散った血の黒い後…何かよからぬことがあったのであろう、爪痕だけが残るこの通りは、それでも今は静かなもの…。
こうして、隻腕の男が一人、ブラ付ける程度には、だが。

「……さて、と……どうしたもんかね。」
ここで歌を披露するか、それともどこか酒場にでも…まぁ、ただ散歩するだけでも、良いだろう。
もちろん、何かした起こった方が楽しくはあるが、さて…なぞとまとまりなく流れる思考を誰にかたるでもなく、片腕の袖に何も入っておらぬ隻腕の男は、土を踏む音をかすかに引き連れ、路地裏通りの薄暗い道へと、足を踏み入れる。