2022/07/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 王都マグメール、貧民地区、そのどこか。
さて、なぜ場所が定かではないのか?
いつもの通り、目的地の無い、気紛れな散歩をしているからだ。
…いや、一応目的はある、とも言えるか。
誰かなり、場所なり、面白いもの探しである。
とは言え、大体は、何も無く終わるのだが。
その辺りは、気にするだけ損である。
とん、とん、と屋根伝い、少女の移動方法の一つだ。
この方が、障害物も無いし、移動も早いし、何かあった時、上からの方が見付け易い。
時折、足を止め、周囲を見渡して。
少ししたら、また移動、そんな繰り返し。
■タマモ > そして、ある建物の屋根。
その上に、着地した時、それは起こった。
「………ん?」
みし…柔らかな着地、それをしたはずなのだが。
相当に廃れていたのか、それでも、足元の屋根は軋み。
そして、次の瞬間。
ばきっ、と言う音と共に、足元が割れた。
「お、お、おおおおぉっ!?」
割れた部分から、大きく屋根には穴が開き。
少女の声と共に、その姿は、屋根の壊れた、建物の中へと消えていった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタマモさんが去りました。