2021/10/14 のログ
■リコリス > 「……今日は外れか?」
しばらく待ったが依頼を持ちかけてくる者はおらず。
世間的には賞金稼ぎの仕事が無いのは良い事なのだろうが、
こちらはそれで食べてるのだからそういうわけにはいかない。
「はぁ…このままじゃ体が鈍るな」
別に貯金が不安なわけではないが、あまりに何もしないのも勘が鈍ってしまう。
多少割に合わない依頼でも受けてしまおうか、などと考えながら店内を見渡しつつ。
いっそ、こちらから声を掛けて売り込もうか?
■リコリス > しかしながら、待っている間に店内にいる客の数も少なくなっていく。
ふと、同じく依頼待ちの同僚賞金稼ぎと目が合う。彼もリコリスを見て肩を竦めた。
「…ダメだこりゃ」
今日はツキが無いらしい。
リコリスは立ち上がると酒代を払い、店を出て行った。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 酒場」からリコリスさんが去りました。