2021/09/21 のログ
タマモ > 王都マグメール、貧民地区。
人気の疎らな裏路地の奥から、男達の叫び声が響き渡る。
何日前かの再来か、その時とは違う、素っ裸の男達が裏路地から飛び出し、逃げ去って行った。
見る者が見れば分かるが、その男達は、よくこの辺りで脅し集りを繰り返す小悪党達。

しかし、それより前は。
実はまた違う、女性の声が響いていたのだ。
ただ、その時は、声の主が裏路地から現れる事はなかった訳だが。

そんな感じで、今、この貧民地区の裏路地では何かが起こっていた。

「………ふむ、まだ気が晴れ切れん。
もう少し、気晴らしを継続じゃな」

と、そんな呟きを漏らすのは、その裏路地の、ある場所で佇む少女。
まぁ、その呟きの内容から、この少女が、その出来事の中心人物と分かる事だろう。

己の式でありながら、適わない相手と少々あって。
その憂さ晴らしに、この場所で好き放題しているのだ。
まぁ、好き放題、とは言っても命を脅かすような事はしない。
相手次第で身ぐるみを剥いだり、性的に美味しく頂いたりしているのだ。
ただ、その詳細が広がる事はない。
プライドからや、その内容から、口に出される事がないのだった。

そんな訳で、少女は再び裏路地を歩み始める。
次の相手を、探しながら。

タマモ > ふと、その足を止める少女。
そのまま瞳を閉じ、意識を集中する。
耳をぴんと立て、元に戻った尻尾はゆらゆらと揺れて。
己を中心とした、かなりの広範囲の中、動く気配を察知しようと。

それを感じ取りさえすれば、それで良い。
後はそこへと向かい…まぁ、後は相手次第。

とは言っても、その範囲内に誰もいなければ、反応は出来ない。
その時は、どうしたものか…それも、考えておく必要はあるだろう。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にシルヴァさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からシルヴァさんが去りました。
タマモ > ぴくん、少女の耳が不意に揺れる。
それは、少女の意識に、何かが掛かった事を意味するもので。

ぐるん、と少女がその方向へと向けば。
次の瞬間、その姿は、その場から消え去る。
その少女が、どこへと向かったかは…

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/闇市」にクロイツさんが現れました。
クロイツ > 貧民地区の広めの路地で行われる闇市。
盗品から出処不明の怪しい品、挙句に奴隷まで売られている事もあるこの場で掘り出し物でもないかと捜し歩く。

「これってそこそこだけど……高いよね。
これは……偽物だよね」

この辺りでは比較的毎回見る露店で商品を眺めるがこれという物はなく。
店主曰く掘り出し物という品も偽物というありさま。
今回はいいやと軽く告げては店を離れて歩き始め。

「んー…探し物がある時に限って何もないんだよね」

今回探しているのま魔力が多く籠っている魔導具や武具といったレア物。
最悪はそんな奴隷でもいれば新人メイド扱いで買って帰るのも良いかもしれないという多少適当な考えもあり。
ともあれ目的に沿う物でもあればいいなと店を冷やかして歩いて。

クロイツ > しかし、本当に目的がない時には意外な物を見つけることが出来。
何か探そうと思う時には案外見つからない。
そんな事を考えながら歩き、一軒の露店の前で足を止め。

「あ、これって……魔剣かな?それっぽい感じはするんだけど」

足を止め眺めれば何となくそんな感じのする剣を見つける。
手に取ってみれば魔剣ではあるが魔力が感じられない事になんでだろうと弄り回し。
そして装飾の一部が足りていない事に気が付き。

「これで魔力がないんだ。他から補えたら十分に使えそうなんだけどな」

ある意味掘り出し物ではあるはこれだけではただの切れ味がそこそこな剣。
買うには少々勿体ない品物、その剣を手にしたまま他の商品を眺めて。

クロイツ > しばらくそうしたがやはりめぼしいと思えるものはなく。
今日は外れだったkもと思いながらその場を去っていく。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/闇市」からクロイツさんが去りました。