2021/08/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にタマモさんが現れました。
タマモ > 王都マグメール、貧民地区。
そうした中でも、人の行き交いの疎らな、裏路地に少女は居た。
まぁ、そこかしこに廃屋があり、崩れて危ないから、と言うのもあるかもしれない。
それでも、何らかの近道になるのだろう、まったく人が通らない、と言う訳でもない。

別に、そこを目的として、少女は来た訳ではく。
移動の際の休憩で、足を止めているだけ、という偶然の産物だ。
適当な、廃材の上に腰掛け、のんびりと見える路地を眺めている。
この時間だと、そもそも日は照らないし、そう風が流れ込むような場所でもない。

「ふむ…まだまだ、収まらぬ暑さじゃのぅ」

袖に手を差し込み、ごそごそと漁れば、そこから取り出したのは扇子。
ぱさり、と広げれば、ぱたぱたと扇ぎ出す。