2021/04/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区のどこか」にタマモさんが現れました。
■タマモ > ここは王都マグメール、貧民地区。
表通りから外れている、入り組んだ裏路地だ。
まぁ、よくありがちな、ちょっと危険だが近道になる、そんな感じの場所だろうか?
今、その場所では、珍妙な事件が起こっていた。
人の居ない場所で一人で居ると、背後から何者かが近付いてくるような、そんな足音が聞こえる。
しかし、その音に振り返ろうと、誰も居ない。
気のせいかと、また歩き出せば、再び足音は聞こえ始め、また振り返ると…そんな感じだ。
恐怖に駆られ、走り始めても同じ。
足音は付かず離れず聞こえ続け…
何か身の危険があるのかと、そう思えば。
結局は何事もなく、通り抜けられる、と。
…かと思えば、その詳細は答えない者達も、ほんの一部居るようで。
とりあえず、大きな影響はなしと、解決は後回しにされている事案である。
まぁ、答えれないのは当然だろう。
その一部の者達は、口で言えないような目にあっていたのだから。
または、それを気にせず、口外しない者達、だろう。
「………」
そんな場所の、ある建物の屋根の上。
一人の少女が、のんびりと佇んでいた。
屋根の上と言う高い場所から、何かを探るように、その裏路地を見渡している。
そう、言うまでもない、その珍事は、この少女が起こしているもの。
少女を知る人ならば、こう言うだろう。
いつもの気紛れだ、その内に飽きて帰る、と。
■タマモ > 「さぁて、次は、楽しめそうな獲物でも掛かるじゃろうか?」
ぐーっと伸びをしながらも、視線は絶えず、誰か居そうかと気配を探る。
楽しめそうな相手…そう、少女が興味を持つような相手かどうか。
この珍事、実は何もない者、何かあった者に共通点があった。
まぁ、それに気付くかどうかは別の話なのだが。
と、ふと、視線が少し離れた一点に向く。
少女の言う、獲物が掛かったのだ。
ふむ、と軽く思案する仕草。
とりあえず、とん、と屋根を蹴り、その側へと移動をする。
悪戯をするのは当然として、それがどんな相手か、それを見るつもりだ。
その相手次第では、それだけに留めるつもりは無し、である。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区のどこか」にギュンター・ホーレルヴァッハさんが現れました。