2020/11/01 のログ
■ボブ > (そのような危険地帯と言ってもよい通りをそれこそ散歩でもするかのように通り過ぎていく男。
獲物を狙う者たちも目は肥えているようでこの男の危なさ…戦闘力の強さは感じているようでちょっかいを掛けてくる事も無くって)
「さすがに俺よりも年月を重ねているといった感じの連中ばっかだ。
わざわざ虎の尾を踏みに来る事もないわけだ」
(悪事に手を染めて長い連中ほど慎重派である事を知ってる男はその慎重派な者たちの間を通り抜けるように歩いていく)
「まぁ、問題はしっかりとあるんだけどな。
怖いもの知らずの若い連中の集団はこっちの力量を見抜くことなんて出来ずにちょっかいを掛けてくるからな…。
まぁ、それくらいなら無手で対応できるとは思うんだけどな」
(この貧民地区で熟練した悪党より未熟な調子乗り集団の方が厄介だと思いながらもゆったりとした足取りで
とある建物を目指して歩みを進めていく男)
■ボブ > (通りを歩く男の事を色んな方向から見てくる視線を浴びながら男はとある屋敷の前で立ち止まる)
「さて……今回はおやっさんはどんな事を頼み込んでくるんだ?
あんまり長い時間かかる面倒ごとは勘弁してもらいたい所なんだけどな……」
(男が立ち止まった屋敷は貧民地区の裏社会を仕切る顔役の一人の屋敷。
その屋敷内に入っていく男の姿を見送った視線を送っていた輩たちは……
『げっ!! あそこに入れるって事は旦那の身内かそれに類する者か』
『やっぱり手を出さなくて正解だったな』
『当たり前だ、もし何かしでかしてたらこっちの身の上が危ねぇや』
……と口々に洩らし上げ、屋敷の前から離れていく。
屋敷の中に消えた男がこの日、裏社会の顔役からどのような仕事を頼まれたのかは
仕事の内容が裏の世界の中での事なのでその結果は誰にも知られる事はないだろう……)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からボブさんが去りました。