2020/09/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にミンティさんが現れました。
■ミンティ > ゆっくりと瞼を開けてみると、見覚えのない景色が目に入る。
昨晩、すこし暗くなりはじめた時間に買い物を済ませた帰り道、家に帰るための細道を歩いていたところから記憶がない。鈍い頭痛がして顔を顰めながら、立ち上がろうとして、身動きが取れない事に気がついた。
両腕を後ろに回されて、手首を布切れで戒められている。両足首も同様で、さらには口に猿轡までされていた。
なかなか頭が回らないけれど、どうやら薬かなにかを嗅がされて、地面に転がされていたようだと判断して、ゆっくりと首を動かして、周囲の景色を確認する。
どこかの袋小路らしい場所。近くに人の気配はないけれど、このままずっと、ここに留まり続けるわけにもいかない。自分をさらっただろう何者かが戻ってくる前に、なんとか逃げ出さないとと思うけれど。
「……ん、んー……っ」
口が塞がれているせいで助けを呼ぶ事もできず、そもそも大きな声を出せたところで、やってくるのが善人だという保証もない。
このままでいたら、どうなってしまうのだろう。どこかに売られてしまうのか。奴隷として囲われるのか。あるいは理不尽な暴力を振るわれるのか。想像するだけで寒気がして、這ってでも逃げようかと身動ぎを繰り返す。
そんな事を繰り返しているうちに、足の戒めが、すこし緩くなっている事に気がついて。
■ミンティ > 膝を曲げて仰け反ると、足首に巻きつけられた布切れに手が届く。早く解かないと、と気持ちが先走るせいで、指先が震えて苦戦してしまうけれど、結び目を解く事ができた、
それでもまだ猿轡と手首の戒めが残ったまま。逃げ出す途中で自分をさらった人物や、別の悪い人に捕まらない保証はないけれど、ここに残っているよりはずっといいはず。
転ばないよう慎重に立ち上がって、周囲を見回して。見慣れない場所だけれど、幸い明るい時間だから、広い通りの賑わいが聞こえてきそうなところまで行けたら、なんとかなるかもしれない。それだけを頼りに、小走りに駆け出していって…。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からミンティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/路地」にクリスティンさんが現れました。
■クリスティン > 貧民地区の近道と言える路地。
酒場のアルバイトだけでなく偶にはとギルドで荷運びの仕事を受けたのだが運び先が貧民地区の酒場。
運ぶ荷物自体は簡単なものであったが場所が場所だけに厄介で。
行きは警戒をしながら歩いた為に無事に目的地に到着して荷物を引き渡し。
帰りは急いで帰ろうと多少の危険は仕方がないと路地を一気に駆ける。
「後少しで抜けるし…そうしたら大丈夫ね」
狭い路地に置かれたに荷物を避け、時折にいた人にぶつかって駆け抜け。
あからさまに待ち伏せをしている一団を見れば先に角を曲がって避けてと兎も角走り。
後少しで平民地区に付くはずと路地をかけていく。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/路地」からクリスティンさんが去りました。