2020/03/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にフラヴィアーナさんが現れました。
■フラヴィアーナ > 平民以下が観劇する事の叶わない富裕地区劇場で舞台を披露した夜。
散歩していたフラヴィアーナが貧民地区へ入る道を進んだのは、気まぐれだったのだろうか。
舗装されていない道に朽ちかけた建物。
物乞いの女に、孤児。
さすがにあまり深く立ち入っては良くないとの判断はあり、月明りすら届かない路地へは向かわないが。
王族として振る舞っていた頃に比べれば質素になったとはいえ、プリマドンナとして上質な服を身に纏っている彼女を見る目が、時折不穏であった。
「父たる国王が不在だなんて、子にとって最大の不幸ね。」
皮肉めいた呟きを落としながら、歩く。
そんなに飲んだつもりはないが、意外と酔っているのかもしれない。
それとも明かりが乏しいせいだろうか。
足元に力が足りず。
■フラヴィアーナ > 「――――――祝福を。」
赤ん坊を抱いて座る女に施しを渡す。
これも気まぐれ。
記憶の大半が失われた過去、裕福に過ごしていたという姫の―――。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からフラヴィアーナさんが去りました。