2020/03/11 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/裏路地」にヴェルソートさんが現れました。
ヴェルソート > 「あー…くそ…あんにゃろう。」
今日の客は最悪で、館長も知ってはいたが銭ゲバだった。たっぷり積まれたからって魔族でもなんでもおかまいなし、何しても良いとか良いやがって。
鞭で打たれた体が痛い…おまけに…若い頃に施された呪いを上書きされて、体が疼く。
ずるずると引きずった体を木箱の上に腰掛けるように、壁にもたれかかって休み…はぁっ、と熱っぽい吐息を漏らして。

「あー……いってぇ……。」
腹の奥に仕込まれた「子袋」…奴隷だったころに苗床にと施された呪いを、あの客は深化させやがった。
『どんな雄が見ても子袋のある雌だとわかるようにしてやろう』って余計なお世話だクソ野郎。
なんか、そういう認識と欲を周囲にばらまくのが本来のこの呪いだとか言っていたが知らねぇよ。
ひとしきり虐めたら満足したのか離してくれたが、おかげで体がジクジクと疼いて仕方ない…壁の冷たさに懐くようにぐったりと、歩き疲れた体を休めている。