2020/02/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にカーレルさんが現れました。
■カーレル > 深夜、寝付けずに酒を買いに行った帰り道
忘れがちではあるけれど自分は王家の姫にうっかり手を出し、命を狙われている
腕に深々と刺さったナイフはそれを思い出させるには十分なインパクトがあったと思う
刀身にたっぷりと塗られた麻痺毒は追手の雇用主のたっぷり苦しめてから始末しろ、というような、
歪んだ感情を感じずにはいられない…まあ、自分にはまるで効果がないわけだが
「いやあ、まいたまいた…3人か4人って所だったか…」
人通りの全く無い路地から歓楽街まで逃げてきた
すれ違う人々が、右腕に刺さったナイフを見ては一瞬、ギョッとしたりもするが
治安状況の悪い貧民地区では日常風景といえば日常風景であるから騒ぎ立てたりは一切ない
自分としてもあんまり大事になっても面倒であるから、その無関心さがかえってありがたい
物陰に隠れるようにして、ぐ、とナイフを引き抜くと一気に血液が流れて袖を濡らす
毒が効かない身体であるが痛みを感じぬ身体、というわけではないからめちゃくちゃに痛かった
何だったら今も涙目だと思う、手に持ったナイフをその場に捨てれば、
さて、どうしたもんかな…と人の流れに身を隠して歩き出した