2020/02/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 貧民地区の路地裏。
ボコボコにされた男が一人と、その傍らに立つ二人の男。
ボコボコにぶん殴られて倒れている男は、貧民地区でよく見るタイプのチンピラ。
立っているのはどこかの飲食店の店員。こちらは肩で息をし、今追いつきましたという体。
もうひとりは、フードをかぶった冒険者。男を打ちのめしたのはこちらの方。

「ふー…で、これでよかったか?」

店員に声をかけると、息も絶え絶えに少し裏返った声で『ありがとうございます』と礼が帰ってくる。
倒れているのは、このところ食い逃げを繰り返したり、クレームやら暴力やらで無銭飲食を行っていた男だ。
それで冒険者にお鉢が回ってきたというわけで
今回の依頼はその男を懲らしめ捕まえるというものだった。
そして、それは今終わった。
そこらのチンピラ程度には今更おくれはとりはしないのだから。

ブレイド > ボコボコにした男を手際よくロープで捕縛し、店員に引き渡す。
この店員に続いて、後から追いついてきた数人の…店員の男の同僚たちとともに引き上げていく。
報酬はギルドの方でもらうとして、心付けとして余分に少量の金を渡される。
思わぬところで得をした。
男達の背中を見送って大きく伸び。そしてため息。
町中での捕物はけっこうつかれた。

「……ギルド行って、風呂…かなぁ…」

これからの予定を小さく口に出して
薄暗い路地を歩き出す。
ここからなら表通りに出るよりは、そのまま路地を抜けたほうが早いだろう。

ブレイド > この辺が庭のようなものだったのも今は昔。
シェンヤンの方にいた期間は長く、このあたりも様変わりしているようで…
見かけたことがある建物や通りはあったりするのだが、細かいところが変わってる。
このあたりの路地というものはだいたいそういうものの集まりで
慣れてないと見極めが難しい。
そういう意味ではこの街を少し舐めていた。

「……あっれぇ………」

まさか迷ったか?
方向的にはいずれ平民地区には出るだろうが。

「……(また道覚え直さねぇとなぁ…)」