2019/12/01 のログ
ご案内:「貧民地区 路地裏」にリヒトさんが現れました。
リヒト > 日の光も幽かにしか届かない狭い路地、建物と建物の隙間。
その陰に紛れるようにして立っている長身の男が一人、手元には何やら小さな包み。

「流石に自分で試す気にはならんな……」

売人の仕事の手伝いをした結果、依頼金のおまけに受け取った怪しげな薬。
夜に使うと良い、なんて下卑た風に伝えられたが、まさか自分で試す気は起きない。
が、興味津々なのは隠せもしないわけで、こうしてじっと手元見つめることになっている。
都合良く一服盛れる相手か、売り渡す相手でも現れないものかと、時折視線がゆらと動く。

――まあ、要は一仕事終えて暇している、色々とグレーな男が油売っているわけだった。