2019/10/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にセイバーさんが現れました。
■セイバー > 「ハイハイ、此方は危険な場所なんで近づかないでくださいー平民地区はあちらでーす……。」
極稀に極々稀に真面目に働くこともある。
今夜は富裕地区の賑わいが移ったのか、貴族や騎士見習いといった腕に自信のある弱者が
貧民地区に迷い込んでくる事案が増えてきたので、
その手の人間を平民地区に追い払う仕事をしている。
正規の仕事であり、もし荒事に巻き込まれたら手当が出るし、
自分で何とかしようとせず見回りの騎士とか冒険者にチクればいいだけの簡単なお仕事だ。
もちろんあわせて賃金が安いのは眼を瞑ろう。
だって安全で簡単で保障された仕事なんて滅多にないのだから。
なので今夜は普段なら絶対見せない人懐っこい少年、的な笑顔を浮べて貧民地区を見回り
時折そのお客様を見つけては外へと案内という名の追い払いの仕事に従事しているのだった。
それもこんな時間にだ。
酒が入ったり、女に腕力自慢する輩が活発に動くのはこの時間帯だから仕方ない、割り切るしか。
■セイバー > ――普段でも稀に入り込む一般人?がいるらしいが
此処最近特に酷いらしく、今もまたそれを実感しているところである。
こっそりと金さえ頂ければ逆に案内してもいいのだが、
どいつもこいつも素直に平民地区に戻るか、ケンカを吹っ掛けてきて、
冒険者送りとなる奴らばっかりで小遣い稼ぎも出来そうもない。
なんで、一応真面目に仕事をするフリをして時々仮眠しながら今夜も地味な仕事は続くのであった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からセイバーさんが去りました。