2019/10/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にセイバーさんが現れました。
■セイバー > 憂鬱である。
こんな時間に眼が覚めて、その上バッチリと眼が冴えているのだから憂鬱である。
大仕事をするときはこれよりも遅くの開始であるし、
こんな時間に眼が覚めても何のときも無いので、
仕方無しに今日の糧を探しに貧民地区へ……。
大仕事は予定も無かったので軽い仕事である。
言わばスリなのだが、貧民地区の財布軽そうな連中よりも
平民地区のそこそこ金のある人間たちをターゲットにすれば
良かった等と到着してから今更に思う。
「ふあぁぁ…………。」
大欠伸、隙だらけの大欠伸。
口元を片手で覆い隠して欠伸を零しながら、
視線だけは左右に向けて獲物になりそうな人間を探す。
貧民地区。
あまり裕福なものはいないが稀に迷い込んでくる平民地区や
富裕地区の人間もいるので狙って弱みに付け込むのも悪くは無い、
寧ろソッチの方が楽しそうだと、また欠伸をこぼして隙だらけ人畜無害を
装いながら貧民地区の通りを1人歩くのである。
■セイバー > 今夜は空振りか、重たそうな財布も見えなければ
興味本位で迷い込んでしまった一般人も見えず。
時間的にも財布を軽くした奴らしかいない時間帯だと、
溜息を吐き出し、続き欠伸を噛み締めるともう一度獲物がいないか左右を確認する。
「ダメだこりゃ……商売あがったりって奴だな。」
両肩を大げさなくらい竦める。
やれることもやる事も無ければ、隠れ家に帰ってもう一度寝直すだけだと、
三度目の欠伸を噛み締めながら、何処かの路地へと消えていくのだった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からセイバーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にリムリアさんが現れました。
■リムリア > とある昼下がり。
いつもなら、のんびりと午後のお茶でもしながら事務仕事に勤しんでいる時間帯。
けれども、今日ばかりは急なお遣いを頼まれてしまったがために、治安の悪そうな裏通りをひとり歩く羽目になってしまった。
まだ日が高いから襲われる心配は低いものの、それでも危ないことに変わりはない。
護身用の短剣をしっかりと握り締めて、物陰に注意を払いながら歩いていく。
「うぅ……ひとりくらい付いて来てくれても良かったのに……」
普段はしつこいくらいに転職を勧めてくる癖に、
こういう時ばかり、冒険者の肩書を強調してくる同僚にため息が漏れてしまう。
いくら短剣を多少扱えるといっても、酔っ払い相手の一対一ならまだしも、こんな場所で囲まれてしまったらどうしようもない。
二度目のため息を吐きそうになって、慌てて深呼吸に切り替えて。