2019/08/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にカイサーさんが現れました。
カイサー > (街のはずれにある寂れた教会。教会の中は荒れ果てており、人から忘れ去られてどれくらい経ったのだろうか。
割れてヒビの入ったステンドガラスから射し込む月光に照らされた中、欠けて汚れた神像に跪き静かに祈りを捧げている聖騎士が一人)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にジュンさんが現れました。
ジュン > 「おぉう…これ結構あれてんなぁ…」
そこにこつん、こつんと足跡を鳴らして一人の青年が入ってくる

「まあ一晩過ごすには十分か、節約節約…と、先客か…」

どうやら今夜の宿の代わりにでもしようと思っていたようだったが
騎士姿の者が祈りを捧げている姿を見るとどうしたもんかと頭を捻る

カイサー > (コツン、と靴音が静かな教会内に響けば今まで閉じて祈りを捧げていた瞳が静かに開く。スッと顔を上げて人の気配を探すと、暗闇の中に青年の姿があるのに気付いた。街の治安の悪さ故構えてしまうのは仕方ないことかもしれない)

…祈りを捧げにきたなら。

(自分はすませたと神像の前を譲ろうとして)

ジュン > 「あー…」
自身の存在に気付かれ像の前を譲られたところで困ったように頭を掻き

「別に祈りに来たわけじゃなくて…
単に今日の寝床を探してただけで…君こそなんでわざわざこんな教会で祈りを」
そう言いながら騎士へと近づいていく

カイサー > (この時間なら宿探しもあり得るか、と素直に納得。相手が近づいてくると精悍な顔つきの青年であり、一見怪しい素振りは見えない。一定の距離は保ちつつ青年を見返し)

そうか、それは邪魔をした。私はパトロールの帰りに立ち寄っただけだ。ここは人の手が離れてだいぶ経つから、時折こうやって祈りにくる。

ジュン > 「ほんほん、なるほど…それは御苦労様なことで」
適当なところに荷物を降ろし

「まあこう騎士様が寄るような場所なら襲われる心配もなさそうでいい…」
そういったところで貴女の顔を見たところでじっと見つめ始める

カイサー > いや、教会といえどこの街の治安の悪さは君も知っているだろう。正直ここでの寝泊まりはよした方が良い。

(男の言葉に眉を顰めると生真面目に注意を促すが、じっと見つめてくる男をしっかりと見返し不思議そうに軽く首を傾げ)

どうした、宿を探しているならこの街でも比較的安全な宿を紹介するが…。

ジュン > 「あーやっぱりそうなりますか…とはいうものの」
降ろした荷物―――とはいってもほとんど中身のない―――の中を見せ

「とまあこの通り今金もないもんで、一晩明かせればいいかな程度に考えていたんだけども…」
と首を傾げたことに

「あぁ失礼あまりに美人さんだったもんだからつい見惚れて」
と見つめていた理由を話す

カイサー > (男が所有している荷物は必要最低限の物ばかり。金品目当てに襲われることはなさそうだが)

その様子だと有料の宿は難しいか。なら十分気を付けてくれ。腕に自信がある者でも寝首をかかれたのを今まで散々見てき……(と、男の続く言葉に眉根を顰める)

…人が真面目に忠告しているのにふざけた事を言うな、全く。

ジュン > 「そういう訳ですええ」
と現状を伝えたところで

「だってまあそう思ったもので、あとまあそれに折角出会ったんですしもうちょっとだけお話付き合って貰えませんかね」
ふざけたことと言われたことに対してそう返しては、端的に一緒にいてくれないかと誘う

カイサー > (自分をからかっている訳でもなく、ただそう思っただけらしい男に思わず拍子抜け。全く…と軽くため息をはき腕を組む。その姿は女性としても全くかわいげも何もあったものではなく)
何だ、私も暇ではない。まさか子供でもあるまいし、お母さんがいないと寝られない訳でもないだろう。

ジュン > 「まあまあそう言わないでくださいよ
折角美人さんと会えたのにもったいと思って少しだけでいいですから
あ、これとかどうです?」
そういうと荷物の中から数少ない中身…瓶を取り出す

「これ一杯の間でいいんで、ね?」

カイサー > (瓶を渡され、そのまま男の口車にのせられ口にしたのかどうか。暫くはこの男と二人でこの教会にとどまったのだった)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からカイサーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からジュンさんが去りました。