2019/06/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にフィニスさんが現れました。
フィニス > 「あ、はい? ボクでしょうか?」

後から声をかけられて、お尻フリフリ尻尾ふらふら、嬉しそうにするフィニス。なんせ現在迷子中。どうしていいかわからなかったのだ。

「お兄さん、ボク困ってまして。富裕地区ってどちらでしょう?」

頓珍漢な場所を話し始めた。

イグナス > おう、ひとがいた、まさにこの状況じゃア助け舟だ。

よかったよか――…。

「……富裕地区?」

むしろこっちより、深刻な迷子なんじゃあないかって様子。
んんん、っとちょっと困ったようにうめき声。

「…いや、実はその、俺も迷っていて、だな。」

やや言いにくそうに、ぼそりと。

フィニス > 「そうですか」

しょんぼりと耳と尻尾がしなだれる。
がっかりとした感じが非常に伝わってくる。

「えっと、迷子仲間のお兄さん、ボクはフィニスって言います。ここにはその、交尾の相手を探しに来たのですが、迷ってしまって誰も会えずに…… お兄さんは?」

迷子仲間、仲良くやろうと、自己紹介をしながら、相手は誰かを尋ねる。

イグナス > 「んむ、悪いな。
 フィニスか。俺はイグナスっていうンだが、こう……んん…っ?」

途中の言葉にぴたりと動きが止まる。ええと、いやなんて言ったこの子は。
聞き間違えか、あるいは真面目か。
んん、って実にもやもやとしている具合に首を傾げながら。
しかして問いかけにはいちおう、言葉を。

「ん、え、あー……と。飯屋を、行きつけのに行くつもりだったンだが。 
 ちょっと普段と違う道を通ったらって、感じだ、な?」

フィニス > 「へー、おいしいんですか? そのご飯屋さん」

すんすんと匂いを嗅いで、おいしそうなお店がないかを探す。
獣人らしく鼻は非常に良い。

「あそこの屋台がおいしそうだと思います!!」

嬉しそうにそう指をさした先には寂れた屋台があった。

イグナス > さっきの交尾発言はスルーである。いまだにちょっと釈然としない様子ではあるが。

「ああ、なかなか美味いが。
 ……大丈夫なのか、なんか、やたら寂れてンぞアレ。」

じいと視線を寂れた屋台に。鼻がいいのはいいのだけど、本当なのだろうか。
んん、と視線を改めてフィニスへと向けなおして。

「そんな腹ァ減ってるってわけでもねンだが。
 ……お前は?」

折角の迷子仲間。いろいろと一蓮托生。
良かったらメシでもつまんでくか、って。

フィニス > 「んー、お兄さんがお腹すいていないならいいです~」

そう言いながら腕に抱き着く。胸は胸甲に覆われていて硬いが、腕やお腹はふわふわである。

「それよりもボクのおうちまで連れて行ってくれませんか?」

少し心細そうに、上目遣いでおねだりである。
交尾発言は聞かれればきっと何かを答えるだろう。

イグナス > 「わ、と。
 ……ん、あー。…ま、乗りかかった船だ。構わねェけども。」

幸いそうお腹が減っているわけでもないし、と。
それじゃ、彼女の家の位置を聞いて向かおうか。
大体の方角は――さすがに、大まかな地区の方面くらいは何とかなりそう。
そちらに向かうよう足を踏み出しつつ。

「で。…さっきの交尾って、いや、何のことなんだ、フィニス。」

フィニス > 「交尾は交尾ですよー。子供を作るのです」

ふふーん、となぞにどや顔をしながら話す。

「ボクは東の島国のお姫様兼唯一の国民でして。国民を増やすために子供をいっぱい産まないといけないのです。そのためにお相手を探しているのですが、ここならお金ももらえて交尾できると聞いたので」

そう言いながら場所を説明する。幽霊屋敷と評判の富裕地区のお屋敷であった。

イグナス > 「は、ァ。……なるほど。」

納得できた、ような、できてないような。
――だがまあ、そういうやつもいるんだろう。きっと。
こういう場所は、この町は、そういうところだ。

はー、と面白いこともあるもんだなあって感じで息を吐いて。

「で、相手を探してた、と。
 おう、それならわかんねェでもねえよ。行こうか。」

フィニス > そうしてイグニスに連れられて富裕地区のお屋敷に。
迷っていたのがウソのように、なぜか簡単にそのお屋敷に着いた。

「イグニスさんすごいですね。ボクは全然どうやってきたのかわからなかったです」

尊敬のまなざしでイグニスを見ながら、そのままお屋敷へと誘う。
屋敷は古ぼけてはいるが手入れがなされたようで、それなりにキレイであった。
入ればメイド服を着た猫耳幼女が二人を迎えるだろう。

イグナス > 「イグナス、な。…いやま、普段そうおれも方向音痴ってワケじゃねンだけどな。
 …なんとか辿り着けた。」

迎えられた猫耳幼女二人に、おおう、と少し驚きの声。
こう、いろいろと違う感覚が、たのしい。

「ねこみみ、なあ。……獣人か、お前もそうだな。フィニス。」

そういえば、と。そういう国のお姫様というやつか。
それにしてもあんなところでひとりとは不用心だったな、と笑い

フィニス > 「獣人ですよー。ふふふ、耳だってちゃんと動くのです」

ピコピコと耳を動かす。

「ボクの娘ですよ。かわいいでしょう」

メイド服の黒髪猫幼女たちは娘らしい。両手をあげて可愛さをアピールする娘たちに、それを持ち上げるフィニス。
その様子はお土産をねだっているようであるが、フィニスはしまった、買ってくるの忘れたと焦っているのが表情だけで読み取れるだろう。

イグナス > 「おー、本当だ。
 ンむ、そういうふうに動くのはかわいい、かわいい。」

耳が動くのについ目を取られて、くっく、って笑いながら眺めて。
でも続く言葉には、思わずぎょ、と目を向いた。

「むすっ、……いや、かわいい、がむすめ。むすめかあ。
 はー……。…ん、ん?」

相手の表情にまたかくりと首を傾げる。
ああ、なるほどって笑ったなら、ごそ、と懐をあさる。
さて、何かあればいいんだが。

「んー……、と。こんなもんしかねェなあ。ほれ。」

ほいと手渡すのは飴玉。ちゃんと二人分。
なんかの拍子でしまい込んでたのを、忘れていたみたいだ。

フィニス > 飴玉を受け取った二人は嬉しそうにしながらお辞儀をすると、跳ねるように奥に帰っていく。

「うふふ、かわいいでしょう? 助かりました、ありがとうございます」

娘たちはそのまま奥へといってしまった。

「さて、イグナスさんはどうしますか? 今日はうちに泊まりますか? 客間は埃っぽいですが」

イグナス > 飴玉程度だったけど、満足してもらえたようならばこちらも嬉しそうに。
うん、確かに可愛いかわいいと、少しほっこり気味だ。
後、問いかけの言葉に少しの驚きも含みつつ。

「ん、あ、なんだ。いいのか、泊まらせてもらっても。」

あくまでお手伝い、乗りかかった船のつもりだったから。
だけれども泊めてくれるなら是非もない。
少々埃っぽくても構わない、言葉に甘えると告げて。

フィニス > 「それとも、イグニスさんが、ボクを買ってくれますか?」

それならばボクの部屋に泊まれますよ、と鎧を外しながら誘い、うでに抱き着く。その豊満な胸は薄いレオタード状の下着に包まれており、柔らかくつぶれた。

「ボクとしては…… お腹がちょっと寂しいのですが」

そう言いながら片手で自分のお腹をさすった。

イグナス > …それはそれで、是非もない。

「ん、お。――……お姫さんなんてさぞ高そうだが。
 ああ、いや、買わせてくれンなら、そりゃあ遠慮なく。」

ふれる身体の柔らかさも含めて、実に食べごたえ、味わいごたえがありそうだ。
むしろ視線は、じいとそちらに釘付けになる有様で。

「…おなか?――そうかそれじゃあ、腹ンなかにたっぷり、いれとかないと、な。」

手を伸ばして、彼女の掌の上からかぶせるようにひたりと触れて。

フィニス > 「そんなに高くもないですよ♡」

出した値段は一般的な娼婦の値段とそう変わらず。趣味ですから、というフィニス。
お腹の上にあてた手に、手を重ねられて嬉しそうに腰をビクッ♡ と跳ねさせる。

「お腹いっぱいに注いでくださいね♡♡」

そう言いながらそのままフィニスの部屋へ。
あまり広くはなく、ベッドだけがそれなりに立派という寝室だった。

「痛いのは嫌ですからね。気持ちよくしてください」

そう言いながら、服を着たままベッドに横たわる。

イグナス > 高くないって言葉には、そりゃあいいと笑う。
掌をきゅうと握り返しながら――誘われるままに、フィニスの部屋。
立派なベッドに、こちらも足を乗せながら。

「安心しろ。しっかり優しく――…そうさな、孕ませて、やる。」

に、と笑いながら言葉を落として、始まる――

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からフィニスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からイグナスさんが去りました。