2019/05/16 のログ
ボブ > (ボロ布を頭から被り、フラフラとした足取りで貧民地区の通りを歩いている男が一人)

「ふぅ~~、今の所以上はなしっと……。
何かここら辺近辺で怪しい薬売りが出現していると言ってたが、そんな様子は今の所はなしっと」

(貧民地区を仕切る裏の顔役の一人から情報を探し出してくれないかと頼まれ、貧民地区をうろついていても
何ら不自然じゃないうらぶれた格好で調査をしていた男。
土汚れが目立つボロ布の中には旋棍(トンファー)を仕込んでいて、いざという時の荒事にも備えながら、フラフラと歩いているか)

ボブ > (ふらっふらっとした足取りをし、ボロ布を被って隠れている目がギラッと周囲を見渡してはスッと…
見つめていた方から視線を逸らしていく、そんな動きをしていっては)

「まぁ、今夜は空振りかもしれないな……でも話に出た薬売り以外にも怪しいヤツとかは出てるかも知れないし、
そっちの警戒にも力を入れた方がいいかもな」

(裏社会の顔役の顔を立てようとは思っているが、本来の目的ではない事であっても目に余るような事が視界内で行なわれたら、
ちょっとお節介を焼いてみようかな…と少しばかりの正義感を心の中で滾らせながら、貧民地区の通りを歩き続けていく)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にミヤビさんが現れました。
ミヤビ > ふらふらと酔っぱらってくったり倒れる狐娘。
連れの知らない少年は明らかに困っており、そんな姿をボブは見かけるだろう。

ボブ > (貧民地区の見回りをしていた男の視界の先…通りの向こう側に小柄な二人連れが見えて、その片方が膝から崩れ落ちれば
もう一人の方が困ったような様子を見せているのも見つめていって)

「ん? あれは……って!!」

(この貧民地区ではよくある光景だが、崩れ落ちた人影を見ればよく知った狐娘であって、
ボロ布の中に手を突っ込み、額に手を当てればはあぁぁ~~っと大きくため息を吐いて)

「すまんな少年……俺の顔見知り……ミヤビが面倒を掛けた様だな。
こいつは俺が引き取るから、そっちは安心して帰ってくれ」

(ボロ布を被った男は二人連れに近付き、少年に声を掛けていく……その際、本当に顔見知りである事を示すように
狐娘の名をしっかりと呼び上げ、本当の知り合いである事を示す事を忘れずにしていくか)

ミヤビ > そうして無事引き取られたミヤビは、そのままボブさんにお米様抱っこで連れていかれる。

「むにゅひゅー♪」

謎の声をあげながら連れていかれるミヤビ。モフモフのふわふわなのはいつも通りだが、酒臭かった。
家に帰るところだといわれて引き渡されたが、このまま家に帰って寝室に連れ込めば当然二人きり。
遮るものはないもない、野かもしれない

ボブ > (少年から狐娘を引き取った男はおんぶしようとしたが、それを暴れて拒否され、
仕方なくお姫様抱っこで抱えて、狐娘と娘たちが住む家へと連れ帰っていくが、夜もすっかり更けている為、
娘たちも出てくる事なく、二人は狐娘の寝室へと入り、男は狐娘を寝台へと寝かせていく)

「はぁ~~、どこまで自由人なんだ、お前は。 俺にこんな事言わせるなんてよっぽどだぞ」

(纏っていたボロ布を外し、椅子の背もたれに引っ掛け、腕組みしながら寝台に横たわる狐娘を軽く睨みつけるか)

ミヤビ > 「ぼぶしゃーん♪ ちゅー♡」

両手を開いてチューをねだる。尻尾を振って嬉しそうである。

「自由なのはいいことなのですよー、娘たちも許してくれます♡」

諦められているだけである。
その紅潮した肌と、潤んだ瞳は男を誘うのに十分で、当然押し倒しても構わないのだろうが……

ボブ > (寝台に寝かせ、それを寝台の傍から見下ろしていれば、キスを強請るような仕草をしてみせていて)

「ったく……酒が入ると甘えん坊度が尋常じゃなく増すからな、ミヤビは」

(睨み付け顔から呆れ顔と表情を変えていけば、両手を開いているその腕の中に自らの身体を持っていき、
男の方からもハグを仕掛けつつ、要望通りにキスを仕掛け、咥内に舌先を挿入していけば、濃厚なキスをプレゼントしていくか)

ミヤビ > 「だってー、おかあさんだからあまえちゃだめかなーっておもうんだもん~♪」

濃厚なキスをして、ボブの舌に蹂躙されるのを楽しむ。
レオタードには乳首が浮き上がり、下はもうびしょびしょで、体も表情も、早く交尾したいと訴えていた。

「ボブさん、樹と梢の妹、作りたくないですか?」

何度もキスの雨を受けながら、発情したメスの顔でそうおねだりをする。

ボブ > (こんな時だけ、お母さんを武器にして使ってくるずるい狐娘の咥内を舌先で丹念に弄っていけば
薄い生地越しに発情した牝の反応を見せつけてきて、更には表情も酒酔いとはまた違った
とろんとした表情になっているのを見つめていけば)

「……自分で脱げるか?それとも脱がして欲しいか?」

(男の新たな娘作りを提案され、男は狐娘に自分で服を脱ぐか、それとも男に衣服を剥がされたいかを問う。
それは遠回しながらも交尾に応じるといった意思表示で、狐娘の意図に沿うものであった)

ミヤビ > 「ぬがせてください♡」

脱がされる方が好きだ。こう、してくれてる、もとめてくれているという感じがうれしくてしょうがないのだ。
そうして脱がされて、手袋と靴下だけの姿になる。
ミヤビの裸体は出るところには出て、へこむところはへこむナイスバディであった。
それを好きかってする権利が、ボブにはあった。

ボブ > (狐娘の要求に応じて、狐娘の着衣を脱がし、手と足だけ着衣を残し、後は全裸に剥くという卑猥さが増すような姿にしていけば、
男も着衣を脱ぎ捨てていき、逞しい肉体とその股間にそそり勃つ長い肉槍を狐娘に見せつけていく)

「ほら、両脚を開くんだ……娘が生まれる大事な場所を丹念に舐めてあげるからさ」

(男はそう告げていけば狐娘の両脚を開かせ、その脚の間に顔を突っ込んでいけば、
上の唇に与えたのと同等な濃密なキスを下の唇の中へと舌先が侵入して責めたてていくか)

ミヤビ > 「んああああ♡♡ きもちいいぃ♡♡ きもちいいでしゅぅうう♡♡♡」

既にかなり出来上がっていたミヤビはなめられるとすぐに絶頂し、ボブの頭を両手で自分に押し付けながら、びくびくと痙攣する。
その秘所からは大量の愛液があふれ出し、ボブの顔を汚す。

「はぁ♡ はぁ♡ はやく、おちんちんくだしゃいぃ♡♡」

ボブ > (舌を膣内に挿入してクンニを施していけば、すぐさまに達しあげ、男の顔を汚してくるのを受け止めていく)

「それじゃあ、今日は背後から突いてやろうか」

(欲しがる狐娘の要望に応え、男は狐娘の身体をうつ伏せにさせていけば、揺れる狐シッポを軽く除けて
後背位でズブリッ!!と長い肉槍を突き刺し入れ、パシンッパシンッパシンッっと腰と尻が打ち当たる破裂音を
奏であげながら、激しく犯し上げていくか)

ミヤビ > 「獣みたいにっ♡ おかされてりゅうぅ♡♡ ふかいっ♡♡ ふかいよおおお♡♡」

後から激しく突き込まれ、すぐに腕は絶頂の繰り返しにより力を失い、尻を突き上げただけの体勢になってしまう。
そのまま遠慮なくお菓子あげられ、嬌声をあげながらただ尻を震わせることしかできない。

「もっとぉ♡ もっとはげしくぅ♡♡」

ボブの男根に自分の秘所を全部占領され、それでも気持ちよさそうに腰を振る。

ボブ > 「ふふっ……成長が早い娘たちを育てるのに母乳……ミルクを貯える必要はないみたいだから、
いつも可愛らしい胸をしているけど、少しは前に張り出しても問題はないよな」

(背後から激しく犯しあげつつ、男の両手は慎ましやかな狐娘の双丘を掴み上げ、揉み上げていき)

「そんなに激しくって……娘たちが起きてきても責任は取らないぞ」

(男は上体を狐娘の背中に触れ合わせるように軽く倒していけば、
うなじ辺りに唇を寄せればハムッハムッと甘噛みをしていき、後背位という獣らしい体位に合わせ、獣っぽく愛撫をしていくか)

ミヤビ > 「おっ♡♡ おおっ♡♡」

獣のような叫び声をあげながら、絶頂を繰り返し、何度も締め付ける。
ただただなされるがまま犯され、嬉しそうに尻尾を振る。

「だひてっ♡ はやくだしてぇっ♡♡」

必死に中出しをおねだりしながら、ミヤビは腰を振る。

ボブ > 「はぁはぁはぁ……早く出して…か。
俺をこれだけ挑発してたった一発のみで済ませられると思うなよ。
朝まで何回でも逝かせて、中に出してやるから覚悟しとけよ」

(うなじを甘噛みしながら、まだまだ交尾は始まったばかりだと狐娘に言葉を掛けていけば、
長い肉槍を思いっきり前に突き出し、グリッと子宮をお腹の上に突き上げ、
子宮が上に持ち上がるような錯覚を狐娘に憶えさせながら、男は思いっきり熱き精を多量に子宮へと叩き込んでみせていった)

ミヤビ > 確実に受精し淫紋を増やしながら、まだボブの攻めは終わっていなかった。
ぐりぐりと中を攻められ、チンポの形を覚えさせられながら、ずっとイかされ続けていた。

この後、何時間も二人は交尾し、無事、こどももうまれます

ボブ > (宣言通り、朝までしっかりと狐娘を抱き上げ、犯しあげた男は、翌朝、起床した娘たちの前に狐娘と共に現れ、
軽い苦笑いを顔に浮かべつつも、共に朝食を取り、他の種の娘たちとの交流、そして自分の種の娘の交流をしっかりこなしていった。
それから数日後、また子が生まれ、屋敷に賑やかな声が響き渡っていく事だろうか……)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からボブさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からミヤビさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 廃教会」にルドミラさんが現れました。
ルドミラ > 「足抜け」とは、年季奉公中の娼婦・娼夫が債務を返しきる前に職場から逃げ出すこと。
娼館を運営する以上、何年かに一度は未遂含め起こりうるリスクだ。ゆえに、予防策はとってある。

「……お前、その印は何のために刻まれたと?
ただの感覚鋭敏化の呪法じゃないのよ。
猫の首につけた鈴を兼ねているかもしれないとは、一度でも思わなかった?」

昼でもなお薄暗い、貧民街の外れにある廃教会。半壊状態の壁の向こう、場所柄にそぐわぬ優しげな声がした。人影は4つ。乗馬服姿の女の目の前には、護衛ふたりに羽交い締めにされた娘がひとり。自殺防止に猿轡を噛まされており、はだけたチュニックの胸元から覗くのは、店に売られて来た時に施された魔術的な印紋だ。女の資産たる娼婦たちがどこにいても居場所を把握するための──。

ルドミラ > 今回の逃亡者である美しい娘は、とたん鼻からうめき声を漏らし、絶望の涙を流した。女主人がわざわざ種明かしをしたということは、自分はもう殺されるに違いないと踏んだのである。その様子をみてとって、女主人はかえって目元をやわらげた。

「カンの良いこと。
その美しさと聡さに期待もかけたし、お金もかけた。
それだけに、あたくしも残念で残念でたまらないの……」

娘に近づき、白い手を伸べて乱れた髪を撫でつけてやる。気まぐれに顎をつまんで顔を上向かせ、彼女の目尻へそっと赤い唇を当てて、熱い涙を吸い取った。娘は今にも気絶せんばかりに、ガタガタと震えだす。

ルドミラ > 蒼白になった麗質を下目に見て、女主人の右手が娘の目元を塞いだ。処刑人が死刑囚の顔に袋を被せるあの時のように、無造作に。
空いた左手を自分の腰にあてがい、上体だけを乗り出して娘に顔を寄せた時、女主人は眉をひそめ、頰を歪めて禍々しく嗤っていた。

「安心おし。殺しゃしないよ、もったいない。
ンなことしたらあたしが丸損こくだけじゃないか。でも、あんたを見逃しもしない。
さあァ、口に出すのもおぞましいド変態御用達の店に売り飛ばしてやろうか。
古式ゆかしい座敷牢に閉じ込めようか。
それとも手足を切断して、達磨にでも仕立ててやろうかねェ?」

ルドミラ > 歌うような声で娘の恐怖を煽り、ひとしきり玩具にしておいて。毒々しい口調をやおら改める。

「まあ、最初から答えは一択なのだけれど。お前はそれを知る必要もないのよ。
おやすみなさい、リーニエ。良い夢を……」

娘の目元に宛てがった指の間から、どす黒い瘴気の陽炎が立つ。
猿轡の間から漏れたのは短い悲鳴。ただそれきり、娘は意識を失って全身を弛緩させた。
女主人が手を離すと、娘の眼は開いている。息もしている。
だが魂が抜けたか、白痴にでもなったか。人を人たらしめる何かが奪われた様子なのは、疑いなかった。

「年季が明けるまで、生き人形プレイが大好きなお客様に遊んでいただきなさい。
……確か、別の子に誂えたドール衣装がまだあったわね」

何事もなかったかのように、護衛兼側近のひとりにむかって問いかける。
彼も慣れっこになっているのか、何事もなかったかのように「ええ、衣装部屋を探してみます」と頷いてみせた。

殺されはしないものの、数年は生き人形に仕立てあげられる。
娘の懸念は、半分当たりといったところであった。

ルドミラ > 目顔の合図に、護衛は近くに控える馬車まで娘を丁重に運んでいった。大事な商品だ、まだまだ稼いでもらわねば。

それを見送って、彼らが再び戻ってくるまでの間、女主人はぐるりとあたりを見回すことになる。
金目のものはとっくに持ち去られ、薪がわりにでもされたのだろう、長椅子の列も原型を保っていない。
床には軽く煮炊きをしたような痕跡があったが、誰のものだろう。

娘はここでただ隠れていただけだろうか。あるいは、自分を逃がしてくれる手引き役と落ち合うところだったのではないか。

共犯者がいるのなら、ここで捕まえておきたいところではあるが、さて。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 廃教会」にイザベラさんが現れました。
イザベラ > と、外であなたの護衛のものと思われる声。
ほんの少しだけ、何か争うような物音の後、くぐもった女の悲鳴が聞こえ静かになる。

……それからすぐ、あなたの護衛が一人の女を連れて廃教会の中に戻ってきた。少し抵抗されたのか、額が裂け血を流していたものの、特段命にかかわるものではなく、寧ろ荒事に巻き込むまれる身なのだから箔が付いた、というものだろう。

「っ……!」

敷地からひそかに出ようとしていた所を捕らえました、という言葉と共に転がされる女。一見、ぼろのようなローブを身に纏っていたものの、転がされた直後に輝くような銀の髪がフードからまろび出て、さらには、マグメール王国軍の貴族あがりの下士官が着用する豪奢な軍服を身につけているのさえ見えた。

明らかに理由もなく、こんな場所にくるような女ではない。
おそらく、娼婦の手引きをした『共犯者』はこの女だろう。

ルドミラ > 外での揉み合いの物音。護衛が思わぬ「収穫」を引きずってきても、女主人はその場から動くことはなく。
乗馬服姿で背中を向けて立ったまま、肩越しに視線だけを向けるだろう。崩れかかった屋根の隙間から伸びる光の帯だけを光源とする室内で。
つややかな銀の髪と、軍服の一部が目に入ると、黒髪の女──同じく、理由もなくこんなところに来るタイプではなさそうな──は初めて、頰に深い片笑窪を刻んだ。

「あら、あら、まあ。まさか軍人さんのお出ましとは──面白くなってきたわね。
あなたは、リーニエのお友達?」

娼婦の名を挙げて、反応を見る。この女は彼女の客だっただろうか? もしそうなら、顔に見覚えがあるはずだが。
またも、目顔で護衛に合図をして。フードを下ろし、銀髪の女の顔を上げさせてようく検分しようと。

イザベラ > 「……私はただ軍の任務でここに来ただけだ無礼者め。こんな事をしてどうなるかわかっているのか。」

咄嗟の嘘にしてはあまりにも稚拙な物言い。
権威と威嚇を込めたその言葉だったが、自身でもまずいと思ったのだろう。
女はその後、言葉が続かず唇を軽くかむだけだった。

「やめ――。」

護衛の一人が、フードを乱暴にまくり上げて顎を掴み、あなたに見やすいよう顔を月明かりに晒す。
するとどうだ、あなたにはその女の顔に見覚えがあった。ここ数か月、時折『リーニエ』と一夜を
共にしていた、どこぞの辺境に小領地を持つ下級貴族の当主だったろうか。

以前は、あなたが客として招かれるような貴族のサロンや会食でも時折見かけ、
様々な『ご婦人』と浮名を流しているともっぱらのうわさだったが、このところそうしたところには現れずむしろあなたの娼館に入り浸っていた様子。つまりは『そういう』事なのだろう。

状況証拠が揃い過ぎている。そしてどちらが誑かしたかはもう問題ではない。
下級とは言えマグメール王国の士官、そして貴族に手を出した以上、もう取る手など決まっているのだ。
闇から闇へ消えてもらうほかない。王族でさえ時折『失踪』するこの国の事、
下級貴族が一人消えたところで誰が気にするものか。

武器であろう乗馬用鞭は護衛に取り上げられ、もう抵抗はできない。
ここでいたぶるなり、娼館に連れ込みじっくりと料理するなりやりようは自由だ。

ルドミラ > ばさり、とフードが払いのけられると、灰色、とだけ呼んでしまうには光沢の豊かな、銀の髪、銀の目が月明かりにあらわとなり。女主人は、漆黒の瞳をみはると同時、赤い唇から弾かれたような笑い声をあげた。

「あッはははは、ははははは!! フォン・ラーンヴァルトのお嬢様が、ああ、そう、そうだったの、そういうことだったの──」

笑いが尾を引いた顔で、ここのところの常連客だった女に向き直る。客として相対していた時には決して口にしなかったお嬢様、という言葉を使ったのは、すでに家門を継いだとはいえ、いささか危なっかしいところのある人物、とみていたからである。
恋仲になったのかなんなのか、駆け落ち未遂をやらかすほどあの娼婦に入れ揚げていたとは知らなかったが。

「お嬢様、いいえ、イザベラ様。詳しくお話しを伺わなくてはなりませんわね。
ちょうどリーニエと一緒に館へ戻るところでしたの、ご同道いただきます」

そう、どちらが言い出したことかも、いつからこの教会の近くにいたのかも、全ては今は聞く必要のないこと。
確かなのは、このまま返すわけにはいかぬということだけ。柔和そのものの黒目がちの瞳で、銀の瞳を覗き込む。暗転。音もなく伸びた女主人の手が、銀髪の軍人の目元を塞ぎ。次の瞬間には、彼女の意識を一時的に奪う。そう、館に戻るまでには、目が覚めぬ程度に──

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 廃教会」からイザベラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 廃教会」からルドミラさんが去りました。