2019/05/02 のログ
■ヒュー > 「娼婦がいたりもするいかがわしくて、飯が上手い所で、たまには娼婦やら夜鷹じゃない素人がいるような良い店は無いものか…」
等と微妙な中年心を口から出しながらぶらぶら、チビチビ酒を煽りながら路地裏の散策を続ける男。
■ヒュー > 「まぁとりあえず腹がへったから飯の美味い店に行くとするか。」
等と呟くと足を止める事も無く路地裏を進み、ちょくちょく飯を食べに来ている飲み屋に足を踏み入れる。
「おう。適当なツマミ頼む 酒は─店のを飲もう ウィスキー。」
ようやく今日の店を決めた男。人も少なければ店瞬種にひらりと軽く手を挙げ、ボックス席に腰を下ろす。
■ヒュー > 出てきたつまみをがつがつと食べながらウィスキーを流しこみ。
「ふぅ。 ようやく腹の虫が落ち着いてきたな。」
等と呟きながら酒をチビチビと飲み続ける男。
■ヒュー > 温まった懐の金を使う様に男はしばらくの間飲み、
肉厚のステーキを食べたりしながら散財していくのであった。
「おーい 飯ー。」
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からヒューさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にヒューさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からヒューさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区公園」にヒューさんが現れました。
■ヒュー > 貧民地区のさびれた公園。
治安も悪い場所であるにもか関わらず、そして日銭を求めて働く者達がいる中で朝の公園になど人の気配もないが、寝息が響く。
「ぐぅ… 酒…もってこ…」
ダメ人間(?)を寝ながらにして謳歌する男。
少し減った金貨を枕に、男の体躯に比較して小さすぎるベンチに横たわり、顔に差し込む太陽はバスターソードで防ぎ、半ばまで減った酒瓶を抱えている。
みようによってはボーナスキャラではある。
■ヒュー > ベンチに立てかけられたバスターソードは使いこまれ、
剣の腹は様々な傷をが残ってはいるが、刃は使いこまれたことにより既に潰れ、指を滑らせたところで切れはしないガラクタではある。
だが男がひとたびふるえばその体躯による膂力による押しつぶし、叩きによってさまざまな英雄や戦士たちを沈めてきた武器ではあるが、今多只の日よけ。
金貨の袋の枕は固いが酒瓶よりはましと男の大きな頭を受け止めている。
「ぐお…ぐぅ…。」
■ヒュー > 流石にそろそろ目覚めの時。
日よけに使っていたバスターソードも流石に太陽から男をかばいきれなくなる。
眩しさに不快そうに薄らと目を覚まし、深いため息を漏らしながらベンチに身を起こす。
「あぁ…ここ、あぁ 昨日変えるのが面倒になってここで飲んでそのまま寝たんだな…。」
どこからともなく歯ブラシセットを取りだせば、
魔法でコップに水を注ぎ口に含み歯磨きを始める。
シャカシャカと響く平和な音。
■ヒュー > 歯を磨きながら金貨とバスターソードをそのままに立ち上がり、水場へと歯を磨きながら歩きはじめる。
シャカシャカ─。
貧民地区の公園も男に取っては勝手知ったる自分の家の様に振る舞う男。
■ヒュー > 歯磨きを終えると水を口に含み口を漱ぎぺっと水場にすて歯ブラシセットをどこかにしまい込むとベンチへと戻っていく。
「ったく。どうせなら女の柔い胸の上で目を覚ましたかった。」
男は何処までも欲望のままに言葉を口にした。
■ヒュー > 「戦働きでもするついでに、女でも探しに行くか?
それとも…」
んむむと、小さく唸りながらどかっとベンチに腰を下ろし、酒瓶の蓋を開け口をつけながら傾けていく。
流れ込む酒精が喉を、食道を刺激しながら胃の中へと流れ込んでいく。
■ヒュー > 「まぁとりあえず行くか。」
血と波乱と刺激を求め男は公園を後にしていった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区公園」からヒューさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にミラさんが現れました。
■ミラ > 「これは、道に迷ったな」
連日続く、帝国絡みの宴に嫌気がさして面倒だと抜け出したはいいものの辺りの景色が思っているのと違う。
富裕地区あたりに暇潰しに遊びに足を伸ばいたつもりが、辺りの景色から漂う雰囲気は治安の悪い貧民地区のもの。知った顔に捕まるのを避けて、慣れぬ道を選んだのが間違いだったかなどとしばらく前から気づいていた事実をようやく認めて、いい歳をして迷子になったと足を止めて反省。
素直に戻ろうにも、変に道を進み過ぎて現在位置と王城との位置関係もよくわからない。足を止めたまま、腕を組んで悩んでいたのも少しの間。
いざとなれば、どうとでもなるかと割り切りをつけると適当に勘で道を選んで再び歩き出す。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にテリスさんが現れました。
■テリス > ひゅう、と涼し気な夜風が吹く中を少々怠そうに通りを歩いてくる。
ぶつぶつ、と何かしら不機嫌そうにつぶやいているようにも。
「…しけてんなぁ、ったく。」
種を明かせばあまり稼ぎにならなかった、という感じである。
勿論対価が得られなかったわけではないし、情報が得られなかったわけでもなし。
しかし、日銭暮らしの身にしてはもう少し稼いでおきたかったか、という所。
そしてふと気づく。
貧民区に似合わないやけに美人な女性が歩いているのを。
鼻の下を伸ばす、という事はない。
むしろ、なんだありゃ?、と警戒半分呆れ半分と言ったところ。
襲ってくれって言ってんのかね、と視線を向けながらだ。目が合うかもしれないし、あったら軽く反らすかもしれない。
■ミラ > 場所柄か、時間帯か。道を訊く相手も通らぬなと、のんびりとした歩みを進めながらどうしたものかと考えていたところに、目につく人影。
ふむ? と、少しばかり注意を向けて眺め。見てくれからして、ここらの住人だろうと結論づけると歩みを止める事無く近づいていく。
途中、相手がこちらに注意を向けて見ている事に気づいても気にする事もなく。目が合ったところで、気にもしない。
「そこの少年。ひとつ、道を尋ねたいのだが。王城はどっちだ?」
そして、会話の距離まで近づけばそのまま声をかけ。自分の要件を口にする。
身なりの良さや、口にした台詞。そこから察する背景などもあろうが、年若い女ひとりで治安の悪い場にいるという緊張感は、その声や態度にもひと欠片も無く。どこか、悠然とした態度。
■テリス > 目が合った、と思えばずけずけと歩み寄ってくる。
うえぇこっち来んのかよ、と内心ぎょっと。
顔に出ていたかもしれない。
「…。あっちだよ。」
良い身なりに、堂々とした態度。
さぞかしイイとこのお嬢さんなんだろうな、と思う。
ただ、まぁ、話してしまったわけで。
この後放置してどうにかなったり…するのか?とも思うがするのも寝ざめが悪く感じるくらいには。
少年は悪人というわけでもなかった。
「…案内してやろうか?」
と、ちょっとつっけんどんでぶっきらぼうな様子で。
■ミラ > 目が合ったかと思えば、どこか動揺した様子が垣間見え。
この地域に多くいるような、こちらをカモとして見るようなチンピラとは違う善良さじみたものが窺える。
これは、扱いやすそうな人間だと内心でにんまりとしながら相手を眺め。
「なるほど、あちらか」
少年の指し示した方向を眺めて、自分の思い描いていた進路とずれていた事を確認し。道を尋ねて正解であったと、満足げに頷き。
続く少年の言葉に、改めて相手の顔を見つめ。
「それは助かる。ここら辺の地理には不案内だから、よろしく頼む」
特に裏は無いようだと感じて、案内無しだと途中でさらに迷う可能性もある事であるしと素直に応じ。
この程度のサービスはするかと、よろしく頼むと微笑みかける。
■テリス > そんな内心など知るわけもなく。
満足そうな様子に、やれやれ、と少年の内心はため息ものだ。
しかし、にっこり微笑まれれば年ごろの男の子としてはドキリとしてしまうわけで。
「……美人は得だよな。」
とぼそっと呟く。
それでも、案内を頼まれればわかったと答えるだろう。
女性に背を向け、こっちだよ、と歩き始める。
「不案内なら貧民区なんて来ない方がいいぜ。」
背中越しにそう言う。
さっきの事もあるし、あんまりまともに顔が見れなかったからだが。
道は細いし入り組んでいる。住んでる連中のガラも悪い。
何もなかったのは運がいいんだろうな、と考える。
…少年が好意的なのは、ひょっとするとその人外の魅力に無意識に魅了されていたのかもしれないが。
■ミラ > 「ん? 何か言ったか。
まあ、ここに用があったとかではなくて、単に道に迷っただけなのだが。
わざわざ、そんな忠告をしてくれるとは少年は善人だな」
何やら呟いたようではあるが、内容までは聞き取れず。何事かなと、小さく首を傾げてから歩き出した少年の後を足早に追いかけ、後に続き。
そのまま、隣に並ぶようにして歩き。
「ここの治安が悪いのは知っているが、少年はここの住人なのだろう。一緒に居れば、大丈夫だろうさ。
なんなら、迷子にならないように手を繋ごうか? それとも、腕を組んだ方がいいのか」
地元民と仲がいいところを見せていれば、変なのに絡まれる可能性も減るだろうさと警戒心が薄目の態度。
少年自身への警戒心も低いのは、対処できるという自信か。あるいは、滲み出る善良さを感じ取っての事か。
やや、悪戯っぽく身を寄せてみせる態度からすると後者の方に天秤が傾いていそうではある。