2019/04/30 のログ
テンペイ > 根性論でごり押しの相手、その若さを楽しむ様に眺めながら、制されれば無理に手を添える事はせずに小さく頷く。

「ほほ。善いも悪いも、様々なものがいて賑やかじゃ。
街とは本当に楽しいのぉ…。
うむ。うむ。あまり心地よくて寝られても、童に背負われた尼さんと不思議な絵になるからの。
うむ。まぁ、ベッドでなくとも、干し草でも岩の上でも同じよ。」

相手の言葉に少年はからからと楽しそうに笑いながらうなずき、差し出された手、どれどれと眺める様は老眼の老人のようにも見えるが、それは師匠たる仙人たちの癖で有り、少年には必要ないが、染みついてしまった所作。
若々しいのに爺臭い。
次いで相手の首筋に小さな手を当て脈をとり真剣な表情で瞳をのぞき込む。
そして最後に、溢れる血を小指で少量取ると、口元へ。

「ふむ。 これであれば直じゃ ちょっと待っていなさい。
あぁ、毒は効かぬからの、無用な心配はせずともいいぞ?」

ごそごそと背負子の中に手を突っ込むと手にはいくつかの種類の異なる薬草と、乳鉢と乳棒を取り出しゴリゴリと混ぜ始める。

手慣れた所作で薬草はあっという間に軟膏に。

「どれ、少し痛いがの、我慢じゃぞ?
できるか?」
等と楽し気に笑いかければ、恐らく相手は強がるであろうと、そして、強がっている隙に、できた軟膏をへらで取ると傷口の上から塗りつけ始める。

「仙人印の軟膏じゃ直きくぞい。」

はっはっはっと笑いながら清潔な包帯で相手の手のひらを巻き始める。
軟膏の成分は傷口から入り込み、毒の成分をすぐさま中和し、血止めもされていくのであった。

シスター・マルレーン > 「………毒は効かないと。………まー、すごい人がゴロゴロいるもんですね、この町は。」

ははは、と笑う。
ある程度経験を積み、どんな状況でも何とかなる実力を培ってきたつもりではあれど、さらりと上がいることに一瞬違う意味でくらっとする。
まあ、そういう町だから滞在していることもあるが。

「……まあ、そりゃあ?
 できます、けど………っ!」

傷口に軟膏を塗られれば、ぎゅ、っと苦痛に唇を噛んで。
ふー………っ、とゆっくりと息を吐き出す。
何かを我慢している時の癖か、何度も、ゆっくりと。

「……仙人、ですか。
 聞いたことがありますが、こんな場所で出会うとは思っても見ませんでした。」

確かに、少しずつ身体が楽になる。
元々の治癒力強化も相まって、加速度的に。

テンペイ > 「ほっほ。努力は裏切らぬというじゃろ?
まぁ、修行中の時には酷い目に合ったものじゃ…。」

爪の先ぐらいの量から始まりありとあらゆる毒を飲まされて痺れたりトリップしたり、そんな修業時代を思い出したのかふと遠い目をする。

「うむうむ。 いい子じゃ。
ゆっくり小刻みに息を吐きだしてみるのも落ち着くぞ?」

等と笑いながら、少年は相手の目をのぞき込み、相手の手頸を握ったまま脈をとっている。
薬の効きも早いようではあるが問題のない範囲で…。

「うむ。問題ないようじゃの…。まぁ急な動きは毒も薬も回りすぎるからの少し休むと良い…。」

相手の手頸から手を離すと、乳鉢と乳棒を油紙で拭う様にふき取ると、いくつかに折って自身の胸元のポケットへ。
そして乳鉢と乳棒はそのまま背負子の中へ。

「どうじゃ? 初仙人。有難かったじゃろう?」

ふぉっふぉっふぉっと茶目っ気を見せながら少年は楽しそうに笑っていた。

シスター・マルレーン > 「努力ですか。」

一つだけ呟いて、少しだけ目を閉じる。
努力はずっと繰り返してきた。それこそ、物心ついたころから。
報われている、のだろうか。きっと報われているのだろう、こうして今回も無事なのだし。

「………はい。
 いい子と呼ばれるとまだ違和感は凄いですけど。」

ははは、と微笑みかけて。
それでも年下だと頭は分かっていてもそれにすべてを任せる、ことは苦手な様子。
周囲を見回し、注意を払い。
何かあれば自分がやる、という気持ちはずっと持ったまま。

「………そうですね。 ただ、ここで座って休んでいるのは危ないかもしれませんし、歩きましょうか。
 初仙人。
 ………そうやって時々出会えるものなんですかね?」

言い方に少しだけ微笑みながら、開いて、閉じて。感触を確かめるように。

「それに、感謝をするなら仙人であるかどうかではなく、目の前の貴方に。」

テンペイ > 「うむ。もし及ばなければなお努力をすればよい。
等と言うのは人の道を外れた者の傲慢かもしれぬの。」
わずかに少年は小さく、どこか寂しそうに笑い。

「…なかなか難しいのぉ。 口調もお師匠様たちの口癖のお陰で爺臭くての…
分かってはおるのじゃが…」

これがなかなかに難しいと、小さく呟き、周囲を警戒する様にきょろきょろする相手をほほえましく眺めている。

「うむ。では連れて行ってもらおうかの…。」

自身の膝の上をぱんと叩いてから、よっこいせっと立ち上がり。

「どうかのぉ… まぁ、儂ならチョコチョコ見つけられるじゃろう。」

仙人ではなく自分にと言われれば、嬉しそうにニコニコと人の良さそうな笑みを浮かべ、こくこくと肯き。

「ほほほ。嬉しいのぉ。 あぁ儂の名はテンペイじゃ─。どうせならそちらで呼んでくれるかの?」

等と呟きながら、立ち上がると軽い動作で背負子を背負いなおしてから相手に手を差し出した。

シスター・マルレーン > 「私はそこまでわかりませんが。
 それでも、及ばなければ努力はし続けたい、ものですね。」

よいしょ、と立ち上がり、棍をぎゅ、っと握りしめ。
棍をくるりと回して構えれば、自分の身体に問いかける。
割と戦える状態にまで回復したことを理解すれば、よし、と小さくうなずいて。

「わかりました、テンペイさん。今宵のことには感謝を。
 私はシスター・マルレーン。 マリーと呼んでくださいね。」

そっとゆるりと一礼をして、微笑みかけて軽く手を握り。

「では、一番近くの教会……ではなく、大通りまで行きましょうか。
 この調子なら、私もそのまま帰れそうですし。」

なんて、手を放して前を歩き始め。

テンペイ > 「うむうむ。善い事じゃ。」

相手も立ち上がり、コンをくるりと回す様をニコニコと眺めていて。

「うむ。マリー世話になるの。」

差し出した手握り返されれば軽く握手を交わし。

「なんじゃ、マリーはつれないのぉ。
折角のベッド楽しみにしておったのに…
いたいけない宿を取り忘れた子を街に放り出すなんぞ…」

等と相手の後ろで悪戯っぽく深いため息をつくのであった。

シスター・マルレーン > 「………取り忘れたとか初めて聞いたんですけど?
 いたいけ………そうですねぇ。
 教会の一室くらいなら使ってもいいんじゃないですかね。

 こう見えて、教会関係者からは名前を知られていることもあるくらいには有名なんですよ。」

まあ、シスターなのに屋根の修理から開墾からしてくれる冒険者兼業の若い女がいる、ということで、いろいろと有名だ。
闘技場にも出たし、壁を殴り壊したし。
そりゃ有名にもなる。

「ですから、まあ、それなら一番近くの教会で一つ私が聞いてあげましょう。
 私が言えば、一室くらいはなんとかなるはずです。」

えへん、と胸を張ってどんと叩く。
お任せくださいな。

テンペイ > 「うむ。始めて言ったの。
あれじゃ…外も内も大きな違いがなく手の。 荷物も背負子に棍のみでの…。
うっかりしておった。
なるほど…だいぶやんちゃをしておる様じゃの…。」

元気のいい相手であれば、そいういう事であろうと、どこか悪戯っぽい笑みを浮かべ。

「忝いのぉ。草むしり掃除や菜園の手入れならば任せなさい。
ほほ。マリーは可愛いのぉ…」

胸を張る相手を見れば楽しそうにうなずき。
まだおじいちゃん目線ではあり、ぽつりとそんな言葉をつぶやくのであった。

シスター・マルレーン > 「いやいや、全部教会の依頼をこなしてるんですよ?
 いや本当に。」

頼まれごとをこなしていたらやんちゃだと言われる。この世はなんて理不尽なんだ。
遠い目をした。

「いやいや、まあ、数日滞在するならそこの司祭様には言いますから、お手伝いくらいはしてもらうかもですが。
 ただ、普通に宿を探した方がいいんじゃないですかね? あんまりいいベッドとかもありませんよ?」

多分ですけど、と口にしながら、ほほほ、と笑う。

「お世辞を言っても、何にも出ませんよー?」

不思議な、お互いに子ども扱いをする空間。

テンペイ > 「生傷を作るシスターなぞ珍しいのではないのか?」

等と、今更もっともなことを聞いてみて。
遠い目をする相手をコロコロと笑い。

「なに。ここに来たのも社会勉強なる物じゃ。
市井の物に混じることは良い事じゃ。
この街のシスターや司祭がどのような事をしているのかも興味があるからの…。
おぬしも一度基本に戻ってみるのも良いかもしれぬぞ?」

等と悪戯っぽく言葉を紡ぎ。

「む…酷いのぉ。 確かに、食べ物でも出してくれると可愛さあっぷなんじゃが…」

等と会話を楽しむ様にそんな言葉を紡ぎ。
山奥の食事に比べれば街の食事はレパートリーに溢れ、未だ食べきることができなければついついそんな言葉がでるのであった。

シスター・マルレーン > 「いえいえ、傷そのものはよくある話。
 まあ、荒事でナイフを掴むとかは、確かに無いでしょうけれど。」

………相手の言葉に、そうですか、とだけ呟いて。
ふー、っと……吐息を漏らす。
この場所……この国はあまり見せられたものではない。

「基本に。 ………基本、ですか。」

本音は立ち返りたい。
でも、自分だから助けられる人もまたいるわけで。
教会も、こうして外で動けるから認めている部分もあるわけで。
思い通りにならぬ現実に、少しだけ押し黙る。

「……教会に何を求めてるんですか。
 私の家とか部屋でもないんですからね。

 それなら、宿の方に私が話をつけましょうか? なんとかなるかなあ、ってところは無いわけではないですし。」

テンペイ > 「ほほ。儂の知っておるシスターとはちと、遠いのぉ」

等と、楽し気に言葉を返し。
なにやら重いため息を漏らす相手をしげしげと眺め。

「うむ。 基本を忘れれば足元もぐらつくぞよ。
この世の中、何かあったら起き上がれなくなることもあるからの…。
悩みがあるのなら特にの」

何を求めているのかと聞かれれば小首を傾げ。

「神に身をささげ修業し、民の心を安んじる説法を説くのであろう?
そして、たまには腹を満たす。」

そういうのを間近でみたいのじゃと、小さく呟き。

「まぁ、宿なぞなくても構わんのじゃ。森の中や山の岩の上での修行なぞもやっておったしの…。」

シスター・マルレーン > 「そうですね。
 基本は忘れてはいけないのでしょうね。」

ですから、きっと自分は倒れたら二度と立てないのでしょう。
基本など何もない、ただ生き残り、戦う術に長けたシスターは少しだけ微笑んで。

「満たすは満たすでしょうけれど。
 別に私の家でも私の教会でもないですからね。

 私は冒険者として旅をしているシスターなのです。
 ですから、間近でそれを見るなら、いわゆる普通の教会に泊めてもらうのが一番っていうわけです。」

オッケーです? なんて首を傾げて。
宿がいるとかいらないとかじゃなくて、と相手の声を打ち消して。

教会とはいえ、自分の家ではないのですよ、と何度も説明。

テンペイ > 「うむ。 儂とてまだまだ基本を疎かには出来ん。
未だ修業中よ。」

ふぉっふぉっふぉっと小さく笑い。

「む。そうなのか…それは手間をかけるの…
てっきりシスターは教会に属しておるのかと思っておったのじゃ…
であれば、大通りでも構わんぞ?」

申し訳ない事をしたと小さく頭を下げて。
手間をかけるのは申し訳なく。

「旅をして冒険者もしておるのか…マリーは偉いのぉ…。
もし冒険で怪我をしたり困ったことがあれば遠慮なく呼ぶと良い…。
仙人は喜んで手を貸すぞ?
頼りない外見に見えるかもしれんが自然の中では役に立つぞ?」

シスター・マルレーン > 「属しているというか、属していないというか。
 ………自分の勤め先は無いんです。 同じ教会ですから、仲間ではありますが。
 ですから、私は宿に泊まったり教会に泊まったり、時々遺跡に泊まったり野宿したりで。」

はっはっは、と遠い目をして笑う。

「………まあ、生まれてこの方、そういう生き方だけをしてきたようなものですから。
 あんまりえらいとかは思いませんけれどね。

 ふふ、そうですね、困ったら。
 ただ、………そうですね、真っ当な教会の仕事を見たいのであれば、また別の国に出向くのもよいかと思いますよ。」

微笑みながら、少しだけ小さな声でそう語り。

「そうですね、大通りに大きな宿はいくつかありますし、知り合いも何人かいますから、空き部屋を探すくらいは手伝いましょう。
 まあ私は旅のプロみたいなものです。お任せくださいな。」

テンペイ > 「ふむふむ。そういうシスターもおるのか…。
遺跡か…いちど行ってみたいモノじゃ。」

なるほどなるほどとうなずき。

「む? そうなのか… それは残念じゃ… 清貧な教会を探して潜り込んでみようかのう。
ほほ。ありがとうマリー。
むむ。儂もプロじゃぞ? 野宿と自然の中のな。」

ふぉふぉふぉと、楽しそうに笑うのであった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 裏路地」からシスター・マルレーンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 裏路地」からテンペイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にイリーナさんが現れました。
イリーナ > マグメールの暗部を煮詰めてかきまぜ、噴き出したものがあふれる場所……貧民地区。

悪いお店も、悪い人も、右に左にあちこち隠す気もなし。
貧民街特有の違法建築で、狭く曲がりくねった路地を、一人の女が歩いている。

銀の髪を揺らし、赤いコートはもう少しで季節外れになるだろうか。
視線の高さは一定に、左手は常に腰の愛銃へ。


「たまには、と思ってきたけどー……代り映えしないわねぇ、ここも」


赤い眼の視線を遠くへ。
小さな吐息とともにでてきた言葉をくだらないと鼻で笑いながら歩みを進めるだろうか。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 貧民街の張り込み……というよりは待ち伏せか。
それほど長く待つつもりもなかったが、見知った顔の人物は現れた。

拳銃に手を遣ってるところから警戒をしているのだろうが……さて。
足音を殺す方法はいくつもあるが気配を消す方法はあまりない。
古典的な手を使うことにした。別所で物音を立てて気が向いた隙を狙うということだ。

ガタンと路地裏の木材を倒して反対側から低いタックルをかけるように飛び込む。

イリーナ > 「あのおっさん、まだお店出してるのかしら」

昔よく通っていた屋台を思い出し、せっかくだから寄ってみるか。
と、あてのない散歩に目的を生み出す。

とはいえ、最後に寄ったのは数年前――、あるかどうかは分からないが。
それもまた、楽しみの一つだろうか。


……意識が反れていたためか――過敏になる、音に。


「ガタン」


物音の方向に、コートを翻しながら拳銃のグリップに手がかかる。
引き抜きかけるが、そこに何もない――と同時に視界の端に、動く影。

低い位置から迫る「ソレ」に対して、曲げた膝で迎え打とうとするけれども――。

グスタフ > 「良い反応だ」

目の前に迫る膝に掌をかざして受け止めると抱え込むようにして地面に引きずり下ろす。
銃口がこちらを向く前に、手首を抑え込んで地に押し倒した。
ショートスカートの合間に男は膝を押し入れて、ヒヤリとする冷たいナイフを押し当てた。

「下手に動くなよ、怪我するぞ」

インナーを切り裂いて、彼女の股間を露出させ、体温で溶ける座薬のような薬剤を押し入れた。
男の逸物がそれに続いて押し当てられる。

「会いたかったぜ。俺が勝ったら……好きにしていいって、約束だったよな」

イリーナに真っ直ぐ視線を合わせて顔をお互い確認したところで、彼女の返事を待たずに下半身は埋められていく。
濡れてもいない女の膣を犯すのは男の趣味だ。どんなヤリマンでもそれなりの締め付けが期待できるし、そうでなければ処女でも抱いたような感覚を期待できるからだ。

イリーナ > 膝に当たる感触は――掌、指のそれ。

しまった。と声を出す間もなく背中が路地裏らしい整備されていない地面に押し倒されて。

身体の反応として掴まれた手首が動くが、肌を伝わるナイフの冷たさに不機嫌そうに眉を寄せ。

「その紳士さは、襲う前に出してもらいたいんだけど?」

襲われるような心当たりはいくつもあるけれども、喧嘩をうる相手の値踏みは間違えないつもりだ。

こうもたやすく、となると――。
と、記憶をたどらせていくが――そんなことを待ちもせずに男は手早くインナーを裂いてくる。

「ちょ、っと。 そんな趣味、ないんだけど――!」

ミニスカートから覗く足、膝の頭が合わさり閉じる抵抗をするが秘所へとねじ込まれる何か。
と、続く男の熱。

ねじ込まれる、ソレ。
痛みに小さく呻きながら。

「そん、な。 約束の覚え、は。 ない、わよっ――」

それでも、数えきれないくらいに男を受け入れてきた女の身体は。
敏感に、侵入してきたそれを迎え入れようと肉襞が男に絡んで歓ばせることになるだろう。

グスタフ > 「イリーナ。名前も顔も相手は間違えてないだろ。覚えてないか? まあ次はもうちょっと警戒しときな」

ぐっと腰を突き出すと絡みついてくる中のうねりに感嘆の吐息を漏らして。
武器を取り上げ手近な路地裏に放り込みながら。唇を奪うと口内にも軽く弛緩剤を流し込んでやる。

「……って、突っ込んだら絡みつきやがって。こいつは俺の趣味だよ」

胸を暴きにかかりながら、下半身は激しく出し入れを始めるが、胸を触る手つきは優しくいやらしく。
持ち上げるように掬い上げる胸が下の突き上げに揺れてる。

「あんたが楽しめる趣味があるなら言ってみろよ」

口づけを交わす合間に言葉を交わしながら、股間と胸だけを露出させた女を組み強いて道端で犯しながら囁いた。

イリーナ > 「ごめんなさい、ね。 「コレ」、には。 覚えがなくて、ね――っ」

下部からの突き上げに、堪えようとしいた唇が薄く開く。
その隙間から押し込まれるソレを吐き出すとするけれども塞がれた唇が許さない。

いや、いや。と首が振られるたびに銀の髪が揺れようか。


「すく、なくとも。 あんたと、の……は入らない、わよっ」

とはいっても、露出させられた胸の頂はピン、とその存在を主張している。

緩んだ口元からは唾液が端から伝い、秘所も湿り気を帯びてきている。
抑え込まれた手首にこもる力も失われていっており、空いている手は相手を押しのけようとはせず、目元を腕で隠そうか。
激しい挿入をより潤滑にするように互いの性器を湿らそう。

グスタフ > 「そうかい。それじゃご挨拶させてもらうぜ……お邪魔しますよ、っと」

彼女の発言に口元を緩めると、更に奥に捻じ込むように膣の奥の壁。子宮を押し上げるほどに一段深く突き込んで。
更に逸物も膨れ上がる。それが何の予兆か彼女も判ったのだろう。緊張感が走る。男の腰に甘い痺れがあり、快楽を我慢せずに白濁にして吐き出した。

「グスタフだ、お見知りおきを」

ビュルビュルと彼女の中で暴れるように弾け回る逸物を彼女の腹を抑え付けて抑え込むようにして吐き出し続ける。
力の抜けた彼女の口内を舐って、勢いが弱まるまで射精し続けて。彼女の下半身服の裂け目を広げた。
抵抗力を失った彼女の下半身を抱え上げて少しまんぐりを返すと、膣を犯し彼女の潤滑油を纏った逸物を後ろの窄まりに突き付け刺し直した。
入り口はキツイが一息で一気に奥まで捻じ込んで。

「あー、良い締まりだ。忘れられないように、こっちにもご挨拶が必要だよな」

ケツを犯しながら、指で射精した膣穴に指を引っかけてひたすら彼女がいい反応を返す場所を探って、強く擦りあげる。
抵抗できない彼女をイカセ続ける場所を指で探りながら、容赦なく責め立てていく。

イリーナ > 「っ、あ……――っ、う!?」

子宮口を押し上げる圧迫感、射精の兆候で膨れるソレを歓迎するように肉襞が絡みつき、締め上げる。


「っ、ふー……は、ぁ……ふー……」

甘い痺れに言葉が紡ぐことができない。
がくつく腰と、膝の動きが女の状態をさらけ出すことになるだろう。


「ふ、ざ――……け、」

馬鹿にされたような名乗りと、屈辱感。
潤み、蕩けかけた紅い眼が男を見据えるが――。

それを覆うかのように抱え込まれた下半身を持ち上げられる。
相手の眼前には、愛液と白濁液が混じりあい、物欲しそうにひくつく秘所をさらけることになるだろう。

脚の力も入らない中で、体内を裂くように菊穴を押し進めえてくるソレに、悲鳴のような甲高い声が一つあがる。

「が、は……ぅ――」

指での愛撫に愛液が跳ねまわり降り注いでくる。
腰が浮き、顎が上がり始めると甘い声もこぼれはじめ、それを誤魔化すように顔が振られるか。

グスタフ > 「いい反応だ」

さっきと同じ台詞を言うが、今回は喜色に満ちている。
膣を耕して素直な反応を返す身体を追い詰めて、クリトリスを剥いて指先でクルクルと転がすように弄ぶ。
その快楽の様子に合わせて、尻を開発していく。キモチイイのがどこかわからなくなるように。
膣と尻の薄い壁を弄び、ついでに自らの逸物を刺激して。ゴリゴリと直腸を抉った。

「美味しそうだと思ってたが予想通り、ケツでも善がれるんだな」

言いながら、膣を細かく指で舐って追い立てて。
逃がさないように髪を掴んで、股間を直視させる。尻に出し入れする逸物も、膣を弄ぶ指の様子も。
言葉と蠢く指を時折見せつけて……ケツの中にもドロリと白濁が吐き出された、今度は先ほどの勢いは流石になかったが。
彼女の予想以上に大量の白濁が吐き出され、ゆっくりと尻間から直腸まで背骨を伝うように滑り落ちてくる。

イリーナ > 「っ、ん――ぁ……や、」

甘い快楽と、痛みが混ざり合い、緩んだ口もとから甘い声がこぼれだす。

髪の乱れ方も抵抗から、その甘い波に溺れるようにへと。

壁越しにゴリゴリと触れ合わされる指と一物の動きにびくりと、ひときわ大きく背筋が震えを隠せない。


「っ、だれ、が……ぁ」

言いながらも、身体の反応も表情も、与えられる快楽に喜色を隠さない。

腸へとせり上がってくる白濁液の熱に絆されるように、蕩ける様を隠さない。

グスタフ > 「ほら、いい顔してるだろ」

持っていた手鏡を不意に彼女に突き付けた。
蕩けた表情をする様を映し、そこからさらに膣を指で甚振って煽る。
自覚を促した後、ゆっくり腰を引き抜いて、彼女の眼前に鏡の代わりに現れたのは逸物。
腸液だか愛液だか精液だかわからない白濁でまみれたそれを口元に突き付けて。
軽く鼻をつまんで口内に押し込んでいく。その様子を見えるように鏡を顔にそえてやる。
女の性をたっぷりと楽しみながら、今度は口内を逸物で舐り、喉奥にまで潜ませて。

「脳に焼け付くまでたっぷり味あわせてやるぞ」

ごくりと女の喉が鳴る音が、なんなのか。
精液を喉奥に放たれて飲み込んだ音か、はたまた逸物を奥に飲み込みすぎて蠕動している音か。
とりあえずわかるのは飲み切れないほどの射精を受けて、鼻と口端から精液を逆流させた顔を晒している事実だ。

「さておさらいだ。『コレ』は覚えたか――?」

大きく股を開かせ、見せつけながらゆっくりと指でイカセて敏感になった膣に一物を入れ直す。

イリーナ > 「―――っ、ぅ……っ!」

鏡に映される自分の表情。
潤んだ紅い眼に、紅潮した頬、緩んだ口もといずれも、いずれも否定のできない色をさらけ出していて。

引き抜かれる男の熱に身震いしながら菊穴と秘所をびくつかせてしまおうか。


口の中、しっかりと「この男のソレ」を印象付けられれば――。

路地裏での交わりは、まだまだ終わりそうになく――。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からイリーナさんが去りました。