2019/03/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/裏通り」にスミデーさんが現れました。
スミデー > (人通りの少ない貧民地区の裏通り。
食い詰めたものや犯罪者、そういった者やそうなる手前の者達
のうろつく場所で適当な樽に腰掛け視線が合わないようにしな
がら行き交う者達を観察する)

「流石にここで狩りをしたら悪目立ちするだろうからな。それ
にしてもなかなかいないもんだな、苗床に向いてそうな奴っ
ていうのは……出来れば足が付きにくいように長期的に使える
といいんだが、使い捨ても考えないとだな」

(今日の目的は召喚魔達の数を増やすための長期間使えそうな苗
床探しで。それに向いていそうな獲物を探すものの、やはり
早々は見つからず。使い捨てにしてもいい苗床を探そうかと考
えもする)

スミデー > 「どうも、良さ気なのがいないな。
仕方ない、今日のところは諦めるとしようか……」

(暫くの間人が行き交うのを観察する。結果として良さ気な存在
は通り掛からず、使い捨てにするにしても、ここで攫うと面倒
になりそうなことに気付いて。仕方ないかと一つため息を落と
しては樽から立ち上がり、夜の闇の中へと消えていった)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/裏通り」からスミデーさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > 「ふむ。いい感じ」

貧民地区路地裏にて、一人の男がほどほどに上機嫌に金を数えつつ。
とことこと歩いていた。
本日の仕事を終え、報酬を貰い、今は帰宅途中という感じ。

「……懐が暖かくなると、欲求を満たしたくなるよなぁ」

誰とも無くそう言いつつ、男は周囲を見る。
貧民地区特有の雑多な雰囲気の中、様々な店を見つつ。

「食か、色か、武か。
 それが問題だ」

酒場で食事。もしくは娼館でしっぽり。あるいは自身の装備品を買うか。
どれにしようか、と贅沢な悩みであった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にハーティリアさんが現れました。
ハーティリア > 「俺に貢ぐ、なんて選択肢もあるかもよ?」

彼のつぶやきに付け足すように、どこか冗談めかした楽しげな声と、甘い香り。
彼が声の出処を探すより先に、ふわりと、香りと冷たい腕が背後から彼の体に絡みつかんとするのは、
夜にボウッ、と浮かび上がるような白さの肌の美女、と読んで差し支えない容姿の男。

「こんばんわ、なんだかごきげんだねぇ?」

そっと、背後から抱きついた男は、吐息を吹き込むような悪戯混じりに、耳元に唇を寄せて囁いて。

セイン=ディバン > 「うん?」

自身に向けられた声に首をかしげた男だが。
鼻に感じ取る甘い香りに、ぴくっ、と眉を動かし。

「おぉ、ハーティか。久しぶり。
 仕事が上手くいったんでなー。
 ほいじゃあ、メシとかどうだ?」

背中に抱きついてきた相手の声を聞き、姿見ずとも相手に気付き。
男は、くるり、と相手の方へと向き直り、そのまま相手の唇を軽く奪う。
続けざまに、頬にも何度も軽くキス。そのまま、するすると手を回し、相手と抱き合う形になり。頬ずりまでし始める。

ハーティリア > 「おう、久しぶり。」

クルリ、と向き直る男に眼を細め、チュク…と奪われた唇にも機嫌良さげにリップノイズで応じれば、
抱き合うようにキスや頬ずりを交わす相手にこちらからもグリ、と頬を擦り付けて応じて。

「おや、そりゃあおめでとうさん。メシか、OKOK。それじゃあ、任せるさね。」

背中におぶさるように抱きついた体は、抱き上げられるように腕の中、彼の提案に快くうなずいて返せば、クスクスと笑みをこぼして、こちらからも頬にチュ、と口づけを返す。

セイン=ディバン > 普段この男は、たとえ馴染みの女相手だろうが。
恋慕の情をこっそりと抱いている相手にだろうが。
こんな唐突なスキンシップなどはしない。絶対にしない。
するとすれば、そうなるだけのシチュエーションを作り上げてからするのだ。

「こうして会えるってことは、お互い無事だったってことで。
 よかったよかっただな」

知人との再会を喜びつつ、そのまましばらくスキンシップ継続。
しかし、相手が食事の誘いに乗れば、それを辞め、相手の手を軽く引く。

「よし、んじゃあとりあえずメシと酒がうまい店、だな」

ではいざや、とばかりに意気揚々と歩く男。
そのまま相手に頬にキスされれば。男は微笑みながら相手の頭を軽く撫でたり。
しかも、歩いている間は手を繋いだままである。

「しかし、なんか風の噂で聞いたんだがな?
 この国、ま~た色々とゴタゴタしてるみてぇなぁ」

ふ、と。思いついたことを語る男。そこで男はう~ん、と頭を悩ませるようにする。

ハーティリア > 「ははっ、確かに……まあ、もしまかり間違って死んでたら、俺が連れて帰ってやるよ。」

ククク……と喉を鳴らして笑いつつ、スキンシップを交わす男は、その変化に気づいているのか、気づかずスルーしているのか、そう仕向けているのか……少なくとも語りはしないだろう。

「ん、リョーカイ。まあ、美味しいとこだったらどこでもいいさね。」

どうせ、食事で楽しむのは味だけ、量は食べても意味がないので、その辺はさほど気にしない男は彼任せに腕を引かれエスコートされ。
微笑みながら触れる男の指先にはくすぐったげにしながらも振り払うこともなく。

「あ?……まあ、何時もの事じゃねぇの?毎回毎回何かしら揉めてんだから、良く飽きないもんだとは思うけど。」

特にあの砦な、取った取られた激しいよなぁ、と激戦区にある砦を思い出して眼を細めながらも、頭を悩ませだした彼の意識を引き寄せるように、引かれている手をグッ、と引き返して、腕を組みに行こうか。

「んなことより、俺に構う方が大事だろ?」

セイン=ディバン > 「怖いこと言うなぃ。こう見えても、生存能力だけは自信あるぞ」

いきなりの言葉に、男は怯えたような表情になるが。
事実、男は生存能力はかなり高い。
罠だろうが戦闘だろうが飢餓などの極限状態だろうが。
こと生きることに関しては超一流なのである。生きることに関しては、だが。

「あいよ。まぁ、店に関しては任せな~」

貧民地区は庭のようなもの。
相手が満足する店だって、心当たりは二、三あるので。
どこにしようか、などと考えているのだが。

「まぁそうな。とはいっても、ここ最近は本当にそういうんが多い気がするぜ」

だからこそ稼げるんだけどなー、と言いつつ。
馴染みの店に入っていく男。
貧民地区『黒白八つ足ウサギ亭』。客は殆ど入らないが、貧民地区とは思えぬ落ち着いた雰囲気と上質の料理、酒を楽しめる店である。

「……そう、なんだけどな。実は気がかりなことがあってな……。
 ウチで雇ってる猫のミレー族のメイドが、最近帰ってきてなくてな……」

事件とかに巻き込まれたのでなければいいんだが、と言いつつ。
店内、空いている席に相手をエスコートする男。
その表情は、相手に会えたことを嬉しく思ってはいるのだが。
やはり、心配そうな顔であった。

ハーティリア > 「だから、万が一っつってんだろ?」

まあ頑張れ定命の人間、とちょっと偉ぶってみるが、顔はクツクツと面白そうに笑っているあたり冗談めいて。

「ほいほい、任せるぜ。まあ俺が作ってもいいっちゃ良いんだけど、まあそれはそれとして。」

存在する上で食事も薬も必要ないが、作る事はできる男はポツリとつぶやくも、自分で作って自分で食ってもあんまり楽しくないので最近鈍り気味、包丁の手入れだけはまあ、暇つぶしに欠かしてはいないけれど。

「ま、冒険者のメシの種が増えてる、って考えれば悪くはないんだろうけどな。
 ……あらま、そりゃあまた、心配だねぇ。ミレー族は何かと待遇よろしくないもんなぁ。」

彼の馴染みの店、落ち着いた雰囲気と良い匂いに眼を細めれば、そのまま一緒に中へと入りつつ、彼がこぼした身内への心配になるほど、とうなずき。

「猫のミレー族ねぇ……名前は?」

多分、心当たりはないだろうが、エスコートされた椅子に腰掛け、頬杖をつきながら、問いかけて首をかしげる。