2019/01/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にナータさんが現れました。
ナータ > 「あうう……風邪、かなぁ……でも、熱はない、よなぁ……」

貧民地区の路地裏。
廃屋かと思しきボロボロの小屋の軒下で
幾重にも重ねられた毛布―――こっそりと集めまわった―――に包まり
身を丸めている少女。

少女にはここ数日の記憶はなく、目覚めたらどこか体がだるかった。
その実奴隷市場に陳列され、運よく心優しい誰かによって解放された。

体のだるさは、その際に打たれた薬物の後遺症であったが
少女自身知る由もなかった。

まるで孤児のようではあったが、物乞いはしない、という
どこか間違った矜持によって、まともな食事もないまま
あてもなく衣食住、そして職を探し求め続けている。

そんな折に奴隷商人に捕獲されたのであったが。

ともあれ今は動いても何も見つからないだろう
それに―――腹も減るし。

少女はただただ時間が過ぎるのを待っていた。

ナータ > やがて少女は眠りについた。
果たしてどんな夢を見ているのか―――

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からナータさんが去りました。