2018/09/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区・裏通り」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > カッと目を見開いた。
目に入るのは眩しい日差し…日の出からだいぶ時間は経っているようでとても眩しい。
陽の光はいい。まだいい。だが、見上げるのは青い空、白い雲。

「あー…あ…なんで…」

なんで屋外にいるのやら。昨日は確か酒場で食事をして…食事をして…?
食事をして、どうしたっけ。
なんだか頭がクラクラとするし、気持ちが悪い。
背中の硬い感触からしてガラクタ置き場かどこかだ。なんでこんなところで寝ているのか…。

ブレイド > 渦巻くアタマで思い出そうとしてみる。
確か昨夜は近くの酒場で食事をしていたはず。
果実酒と白パン、焼いた厚切りベーコンとじゃがいもを揚げたやつ。
なかなかに上手かった記憶…と、同時に思い出した。
たしか絡まれたのだ。

『ガキに酒なんざもったいねー。水でも飲んでな』

と、果実酒を奪われたのだ。
普段ならその男の顎に拳を叩き込むところだが、昨日は違った。

「はぁ!?酒くらい呑めらぁ!!」

と、変な食いつき方をしてしまった。それが悪かった。
店で一番強い酒を頼んで、一気に飲み干した後の記憶がない。思い出せない。
思い出せないが……なんとなくなんでこんな事になっているかは理解した。

ブレイド > 幸い身体はアタマと関節と背中以外は痛くない。
というか、殴った殴られたという感じの痛みはない。
周囲を少し見ればヘドぶちまけて転げ回ったというわけでもなさそうだ。
状況を見れば女性に絡んで宿に連れ込むとかそういった不覚もしていない。
記憶は失っていたが、致命的な失敗はしていなかったようだ。
さすがオレ。
だが、強い酒の後遺症は残っている。
さっきからアタマはぐるぐるするし気持ち悪い。
しばらくは立てないか…。
オマケに日差しが照りつけて、体力がガリガリ削られていく。

「ぁぉー……水……」

荷物袋…荷物袋は…。