2018/08/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区・薄暗い通り」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 貧民地区の少しばかり奥まったところ。
身なりの整っていない…それこそ『貧民』を体現した者たちが列をなしている。
よくしらないが『神餐節』?と言うやつらしい。
いつも以上に炊き出しが賑やかというか…たまーにやってる炊き出しとは規模が違うというか。
むしろ、こんなところまでやってくるシスターも哀れなものだ。
汚く、臭く、危険。
貧民も善良なものばかりではない。むしろ、悪によってるものだって多いというのに。
それを証拠に、少し列から視線を外せば不穏な顔がチラチラと見える。

「鴨がネギ背負って…って具合だろうな…」

女にメシ。普段いっぺんに手に入らないものが
同時に転がり込んできたのだ。しかも多量に。
狙わない馬鹿もいないだろう。

「ノーシス主教ってのも、案外バカの集まりなのかね…」

ブレイド > 自分はと言えば、おこぼれに預かりに来たわけでも
無防備なシスターたちを拐かそうというわけでも、守ろうというわけでもない。
家を出たらなんか賑やかだったので、つい足がこちらに向いた…というだけのこと。
何かそれこそ問題が起こったとして、首を突っ込む気はない。
恨むなら世間を知らない自分を恨め。

「祭りはいいけど…場所を選ぶ頭くらいはもってやればいいのにな…」

呆れつつも、まぁ少なくとも野次馬やってる自分も大概かと思い至る。
躍る阿呆に見る阿呆だ。
同じ阿呆だがワルツのお誘いをする気にもならない。
自分は見るだけで十分だ。

ブレイド > ちょうど広くなったところに置かれているベンチに腰を掛けて
炊き出しの様子を見ている。
宗教の点数かせぎにしては、体を張り過ぎなような気もする。
おもえば、この街に住んでいれば好んでこのようなところに来たがるものなんていないだろう。
餌を配る餌という図式は容易に想像できるだろうに。
ため息一つ、ノーシス主教の上の連中がそれを承知であるというのであれば
まったくもって胸糞悪い話だ。
座るベンチに近寄る炊き出しを手にした貧民には視線で威圧をかけて
『このベンチに寄るんじゃねぇ』
と、主張する。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区・薄暗い通り」からブレイドさんが去りました。