2018/07/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にミゲルさんが現れました。
ミゲル > 「……ここで騒ぐな。あっちでやれ」

貧民地区にある一見見れば何も無いような裏路地。
その一角で壁に背を預けて佇む背の低めの姿。

何をする訳でもなく目を閉じて立っているが、騒がしい酔っ払いや喧嘩が起きれば追い払い、時折に実力で排除をする。

そんな事が何度かあり、突然に背を預けていた廃屋に見える建物の扉が開けば身なりのいい男が出ていき。
空いた扉からはか細い女の声が聞こえるが閉じればすぐに聞こえなくなる。

「……まいどあり……」

去っていく男を片目だけ開けて見送ればまた目を閉じて。
今日は隠れた娼館の入り口警護、終われば女を宛がわれるはず。
その報酬を楽しみに見張りを続ける。

ミゲル > しばらくそうしていれば今度は冒険者風の男が、奴隷と思える少女を連れて建物に入っていく。
どんな関係か判らないが今は警備の仕事中、止める事もせずにその姿を見送り。

「……嫌な仕事……」

こういう仕事は本来は受けたくはない。
しかし金になるなら受けるしかなく、扉が開く度に聞こえる声や感じる臭いに息を吐き。
つらい仕事と欲を抑えて、少しでも気を逸らせようと空を見上げる。

ミゲル > 「……ん……どうしよう」

頭に浮かべるのはこの仕事が終わった後の事。
ここで報酬代わりに娼婦を一晩というのも良い、金を貰いほかの店でも。
少し豪華な食事でもいいかもしれない。
少々の懐の余裕があるだけにどうしようかと考える事も出来る。

「……っ……まいどあり」

そんな考えに気を取られていえば扉が開き、先ほど入っていった男が出てくる。
連れの姿がない事に売り飛ばしたか壊れたかまでは判らないがろくでもないだろうと。
去っていく男の背中を見送れば、駄目と思いながら求めるのは暇つぶし。
こうなれば何かあれば退屈な警備も少しは早く終わるかと考えて。

ミゲル > 更に時間が立ち扉が開き、出てきたのは客ではなく店の店員。
気が付けば時間となっていて金にするか女にするか決めろとの事。
とりあえず中で話し合う事となり店の中に入っていく。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からミゲルさんが去りました。