2018/07/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」に紅月さんが現れました。
紅月 > ーーーからころ、からころ…

いやはや、困ったモンだ。
治癒術師の仕事でちょくちょく行ってるタナール砦…そこのメイン守護部隊のリーダーが、死んだらしい。

らしい、というのは…まぁ、しょっちゅう顔出してる割にはたまたま会わなかったというのが大きい。
部署が違うし、お偉いさんは医療班の隊長手ずから治療に当たってたからってのもあるし…純粋に、うっかり邂逅して叩っ斬られるリスクを個人的に避けてたというのもある。
…興味だけは多大にあった故、どうせなら生きてるうちに会っときゃよかったと後悔もしてみたりして。

でもなー、己、魔の血入ってるしなー。
そもそも稀人(異界の生物)だしなー。
何かしら迂闊な事すると面倒臭いじゃ済まない事になりそうだしなー。

…そんなこんなで治癒術師の仕事は暫く御休みになりそうだし?
じゃあ暇潰しに音楽堂の楽士仕事受けて一曲弾こうかと思ったら…公演自粛、だと。

いやぁ…やられたわ、うん。

紅月 > それで?
なんでこんな格好でまた貧民街の大通りを闊歩してるかと言えば。
…同じように今日公演予定だった連中と『フラッシュモブごっこ』をやってたからで。

つまり、どういう事かといえば。
モブ(一般市民)が急にワラワラと集まりだしてパフォーマンスをやるっていう、いわゆる『ドッキリ遊び』だ…一曲終えたら何事も無かったように立ち去るのがルールだから、当然聴衆から金銭は受け取らない。

そんなお騒がせなイタズラを平民・貧民街でやらかしてました、数回。
…今は、その打ち上げも終わって本当に解散したトコだ。

紅月 > 「…はぁ、やーれやれ……
これでちったぁ世間様が明るくなってくれりゃあいいんだけど…なぁんてな」

今日の己は、楽士である。
冒険者でも、治癒術師でもなく、楽士。

楽士の仕事と言やぁ、聴衆を楽しませる事。
暗ァい気持ちを明るくしてやる事。
落ち込んだ心を慰める事。

「…結局あんまり癒師と変わらんなぁ?」

なぁんて独り言ちて、空に笑う。
…今夜も、いい月夜だ。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」に紅月さんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」から紅月さんが去りました。