2018/06/06 のログ
ブレイド > 退屈してたら、野良猫を見かける。

「お前も暇か?」

椅子に座ったままひらりと手を振る。
ネコはひと鳴きして去っていったが、自分はボーッと座っているだけ。
依頼がないときはこんなもんだ。
談笑する仲間もいなければ、常に会えるような友人がいるわけでもない。

ブレイド > ぼーっとしているただそれだけで
ゆっくりゆっくり時間は過ぎて…
気がつけばその場でウトウト。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2・繁華街の片隅」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/廃屋」に影時さんが現れました。
影時 > 戯れに――というほど、暇でも酔狂でもない。

一度請け負ったからには手抜きすることなく、仕事を片付けるのが己の流儀である。
それはそうだ。半端な仕事というのは云わば罅の入った杯のようなものである。
隙間から漏れる酒や水は元には戻らない。その零れたものを甘露として狙い、啜るものというのは苛立たしいものだ。

「……――ち。一歩、遅かったか」

だが、この体たらくはどうだろうか。故国では少なからず名が知れたものと自惚れていたか?
しとしとと雨音が滴る夜の貧民街区。
その奥まったところにある建物に踏み入り、足音も微かに内部を動き回っては或る結論に達する。
空ぶったか、という結論だ。

冒険者として請け負った仕事は、一つ。この辺りに時折撒かれる魔薬の売人を捕まえ、引っ立てよというものだ。
酩酊の如き陶酔に浸り、挙句の果てには死に至るものである。そして尚且つ、依存度も高い。
無論、その手の薬には心得も知識はあるが、自分の管理下におかない他者の破滅程、詰まらないことこの上ない。
濡れた編笠を外し、手に提げながら廃墟の内部を進む。二階建てらしい建屋の中はただただ、静寂が満ちる。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/廃屋」に紅月/コウゲツさんが現れました。