2018/04/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/場末の酒場」にエンジェルさんが現れました。
■エンジェル > もう日付も変わる時間だと言うのにそこは隣の声が聞こえづらいほどの喧騒に包まれていた。
あちこちから怒声が飛び交うも直接的な殴り合いをするような輩は不思議といない。
もっとも正確に言えば、殴り合いは先程から店の表で行われていて、どちらが勝つかなどと賭けまで行われているのはある意味平常運転と言えた。
「だからよー、気に入らねーってんだ。
わかるか?あたしらは誇りを持って仕事ヤってんだ。
金が貰えりゃなんでもいいってのはちげーんだよ。」
そんな場末の酒場の中、あまりにも場違いな金色が一つ。
長すぎるほど長い金髪を乱雑にまとめた少女は、しかし、カウンターの上に細い足を載せ背もたれから頭が落ちるほどのけぞり喚く姿はある意味この場にふさわしいとも言えた。
通称天使ちゃんと呼ばれる少女は常連達の中に見事なまでに溶け込み、どう見てもまだまだ幼い年頃であるというのに浴びるようにアルコールを胃の中へと流し込んでいく。
■エンジェル > 「あー、クッソめんどくせぇ。」
明日からの仕事を思うとどこまでも憂鬱になる。
とりあえず今晩は気心の知れた野郎どもと一晩中酒を浴びるのだった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/場末の酒場」からエンジェルさんが去りました。