2018/04/20 のログ
ネコアシ > 暫く歩いていると、やっと眠気がふわっと舞い降りてきた。

足取りも千鳥足、ふらふらっと頼りない足取りで寝床に向けて歩き出すのであった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からネコアシさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にポチさんが現れました。
ポチ > 貧民地区の石畳、はだしの脚で歩く少年。
ひたひたと足音が鳴る。

昼は温かいが夜の風はまだ冷たい。

「おなかすいたぁ…」

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にヴィルヘルミーナさんが現れました。
ポチ > のんびりとレストランの裏で匂いを嗅いだり。
貧民地区を彷徨う少年。

このままどうしたものかととことこと歩き続ける

ヴィルヘルミーナ > 初日で無残な敗北を喫してしまう。
その後、散々っぱら勝者の精を浴びることで体質にも変化が。

やはり呪いを受けている実力者の精は体に影響を及ぼすようだ。

これが良い影響を満たすと良いのだが。

などと考えながら、蛮族は寝床を探すべく貧民街へ。
ここに来るまでに湯を浴びてきたので身体からはホカホカと湯気が立っている。

「どうした? 腹でも減ってるのか?」

鉄兜の蛮族は通りがかった少年の声を拾うと、反射的に話しかけた。
故郷では狩りをすれば分け合う暮らしをしていた蛮族。
幼い少年が空腹を訴える所を見過ごすことは出来ず。

ポチ > 行先に悩みながら歩く少年。

ボンヤリと歩いていた時に声を掛けられ体をびくりとさせる。

「うん。 お腹空いた。」

初めて見るような服装何者だろうと少年の瞳はまっすぐに相手を見詰める。

ヴィルヘルミーナ > 「それなら俺と飯でも食いに行くか?
さっきまとまった金が手に入ってな。
お前さんが良かったらだけどな。」

望んでいた大金は手に入らなかったが、それでも2戦分の金は入った。
二人で安い店で宴をする位は余裕だ。

「俺は北からやってきた傭兵だ。
どうだ、腹減ってるなら飯にしようじゃねえか。」

ポチ > 「いいの?」

相手からのお誘いを受ければ、目をキラキラと輝かせこくこくと頷き。

「僕はポチ。どこから来たのかは覚えてない。
ご飯食べたい。
でも…いいの?」

突然の幸運に目を輝かせ頷いた。

ヴィルヘルミーナ > 「良いに決まってるだろ。
嘘ついてどうすんだ。」

眼を輝かせた少年に兜の蛮族はニっと歯を見せて笑う。

「俺はヴィルヘルミーナだ。
長いからヴィルでもミーナでもいいぞ。」

少年が頷けば、辺りの店を見渡して。

「で、こっからお願いなんだが。
俺はこの街に来たばかりでどこが美味い店か知らないんだ。
ポチが好きとか、行ってみたかった店を選んでくれ。
あまり高級そうな店は駄目だぞ。
俺らの恰好じゃあ入れないだろうからな。」

片方はボロ、片方は蛮族。
ドレスコードにはひっかかるだろう。

ポチ > 「ん。確かに。」

兜姿の相手がニッと笑う姿と、自己紹介を受ければ、
悪い人ではなさそうと感じながらじーっと見詰め。

「ミーナ 良い人。」
相手の名前を一度復唱し、ドレスコードを知らない少年不思議そうな顔をしたが。
相手からのお願い少し考えると…
「この格好で入れないお店とかあるんだ…。
ん。わかった。 こっち。」

夜の街、相手のお願を聞けば少年はこくりとうなずき、相手を先導する様に貧民地区の通りを進んでいく。
たどり着くのは看板も古めかしい年季の入った店。

「ここ安くて美味しくて、量イッパイって聞いたよ」

大きな蒼い目を相手に向け、ニコニコと微笑みながら、少年は扉を開けた。

ヴィルヘルミーナ > 「なんだ、顔に何かついてるか?」

じっと見つめられると不思議そうに兜を触れる。

「おう? そうか。」

少年に良い人と言われた蛮族は照れくさそうに頬を触る。

「特にお前の恰好がどうしてもな。
俺も似たようなものだが。」

野盗と区別がつかない恰好の蛮族は、少年のすぐ後ろを付いていく。
年季の入った店。 出てくる料理がウマいのだろうかと思いながら、蛮族は少年の後から店に入る。

「ほう、そりゃ楽しみだな。
とりあえず、ポチが喰いたい物はあるか?」

蛮族は店に入る際に兜を脱いだ。
ブロンドの髪を靡かせる。

店では四人席に案内される。
どちらかと言うと目立たない席。
席に着いた蛮族はメニューを開いて少年に見せる。
少年が読めない文字が有ったり、意味が分からない箇所は蛮族が説明する。
これでも蛮族は旅をしているだけあって多少の一般常識は備えていた。

ポチ > 顔に七以下ついているかと聞けばフルフルと首を振って。

創価と問われればこくこくと何度も頷き。
照れくさそうにする相手を見ればニコニコと微笑みを浮かべ。

「僕の恰好? 確かに、他のひとと違うかも…。」
確かに違うのは分かる。
自分の服を軽くつかみ、見やれば困った表情。

「僕も。 ちょっと食べたお肉美味しかった。」

襤褸に身を包んだ少年が蛮族を先導して歩けば、異様な光景か。

目立たない席に案内されふかふかの椅子に少年は感動しながら座り心地を確かめていて…。
襤褸のフードを外せば痩せてはいるが艦りっび系の少年。

字は一応読めるようで。
「ミーナ お肉…ステーキ? 食べたい。
ミーナは?何食べるの?」
といっても値段はかなり安い。
基本的には食事も、酒も平民地区よりも安く提供されている。