2018/04/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏路地」にミュリーさんが現れました。
ミュリー > 「くすん、くすん…」

今日もまた、暗い路地に泣きべそをかく声が聞こえる
泣いているのは、細い体をぼろ布に包んだ少年だ
その喉から出るのは嘘泣きとは到底思えない、本気で何かを悲しんでいるかのような声
ただ、本当に聡い人物にはそれは餌をおびき寄せるための罠であるとわかるだろう
本当に悲しんでいるなら、時折助けを求めて周りを見ることもある。ずっと泣き続けることも難しいだろう
だがこの泣き声は間断なく、耳に纏わりつくように響き続ける

「ぐす…うぅ…」

泣きはらしたその姿に近づいてくる者が、現れるまで、辛抱強く…少年の形をしたソレは待ち続ける

ご案内:「王都マグメール 貧民地区 裏路地」からミュリーさんが去りました。