2018/02/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 廃屋」にツァリエルさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2 廃屋」にタマモさんが現れました。
ツァリエル > タマモの幻術によって、無限の体力と淫猥な思考に支配されきったツァリエルは
もはや娼婦もかくやという程に乱れに乱れ、ただ射精と絶頂を繰り返す獣に成り果てていた。
自身の尻穴を自身の肉棒で種付けし、ふたなりとなった秘裂にはタマモの隆々とした男根が深々と突き刺さっている。
最初にタマモに強いられていた隠語は自然と口から突いて出てきては、ますますツァリエルを堕落の極みに落としていく。

「あっ、あっ♥タマモしゃんのぼっきちんぽ♥いいっ♥きもちぃいっ♥
 ツァリのおまんこっじゅぽじゅぽって……♥しきゅっ♥しきゅうっおりちゃうぅう♥
 あへぇ♥らめぇ♥またいぐぅ♥しきゅうとけちゅまんことおちんぽでいぐぅうう♥」

卑猥な単語とともに打ち付けられる腰と肉棒、そしてタマモが宣言通りにツァリエルの子宮へと
射精すると悦びに打ち震えて舌を突き出しアヘ顔を晒す。
だがそこからがまた快楽の地獄であった。
極太の肉棒に栓をされた膣と子宮が大量に注がれる精液で満たされ、先に膨らんでいた腹を
後から孕み袋を膨らませて注がれ、まるで膨らんだカエルのようにツァリエルの腹を歪に変えてしまう。
子宮はすでに妊娠したかのように膨らみきり、卵巣まで精液が届いて、なお逆流すら出来ない。

「あぎゅうぅううう、っあぶ、おぼれりゅっ♥くるしぃよぉ……っ♥
 おまんこっあついのでドロドロっ♥いっぱいぃいい……♥らめぇ♥
 も、だめ♥おなか破裂するぅ♥にんひんっ♥にんしんしたぁ♥
 タマモしゃんのあかちゃっ♥できちゃぅうううう♥」

四つん這いになっても膨らみきった腹が邪魔して手足が浮いてしまう。
ジタバタともがき苦しみながら、それでも自分とタマモの射精は止まらない。
同時に二つの肉孔は注がれる白濁をごくごくと永遠に飲み込み受け入れうごめく。
本当に壊れて死んでしまうのでは、と快楽の中で恐怖したツァリエルの口からごぽり、と
唾液と胃液と、逆流した精液が混じったものが吐き出される。

「うえ、ぇええっ……♥げぇっ……♥うぷ、……♥
 やだぁ……くるしいのに、きもちぃいよぉ……♥
 はくの、きぼちぃいい……♥またいぐぅ……♥」

ボロボロと涙と涎を零しながら喘ぎ、悦楽に歪んだツァリエルの顔が人外の快楽に恐怖した。

タマモ > 少年の言葉を聞きながら、紡がれる隠語の数々を聞きながら、少女は腰を振り続ける。
精液で満たされた子宮、そこまで捻じ込む肉棒にその感触を感じ、楽しむように。
少年は子宮が降りてくると、そう少女に伝える。
だが、少女にとってはどちらでも良い事だ。
降りようと降りまいと、引き摺り下ろされる事さえも教えようとしていたのだから。

「そうかそうか、妾のおちんぽは気持ち良いか。
ふふ…子宮が降りてくるか?妾に、妊娠させられる為に?
良いではないか、せっかくじゃ、満足するまで妊娠でもしてみれば良いじゃろう。
ほれ、そんなつもりはなくとも…妾が引きずり出してやる」

膨らみ切った子宮、そこに溜まる精液を掻き乱すように、ぐりぐりと腰を揺らす。
そして、ぐぼんっ、と子宮の突き当たりまで肉棒を埋めた。
と、少年に掛けた言葉の意味を知らしめるように、子宮の中で変化が起こる。
肉棒のカリの部分が広がり、子宮の入り口に引っ掛かるようになってしまう。
それは、この状態で腰を引けば、子宮が無理矢理に引き摺り下ろされるのだと理解出来るかもしれない。

「おや、たっぷりとつーちゃんも出したようじゃな?
そんなに口から精液を溢して、それでも気持ち良いのか?ん?
さて…もっともっと、壊れてしまうか、つーちゃん?
ついでじゃ、どんなおちんぽでケツまんこを犯されるのが好きか、聞いておこうか?
人間を越える極太ちんぽか?それとも、中を引っ掻く疣付きちんぽか?妾のように、中を引き摺りだすものも良いじゃろう。
さぁ、想像を膨らませてみるのじゃ…そうすれば、つーちゃんのケツまんこは望み通りのおちんぽで犯されるぞ?」

もはや、膨らみ過ぎた腹部に支えられている形の少年。
ゆっくりとそう囁き、ぎちり、と尻肉を掴む指先を食い込ませるように力を込め…
再び、その腰が大きく動く。
ずるるぅっ、と肉棒のカリに子宮が引っ掛けられ、顔を出してしまう程に引き摺り出される。
そして、ごりゅんっ!と顔を出した子宮を巻き込み、押し戻すように捻じ込んでしまう。
そのまま、更に腰を引いて子宮を引き摺り出し、押し込む。
そうしている間に、少年自身の肉棒に流れる力が満たし始める。
言葉の通り、少年が想像すれば、少年の肉棒をその通りに変化させてしまうもので…
その想像次第で、今をも越える快楽が少年に与えられるか。

ツァリエル > 突如子宮の中でタマモの肉棒が形を変え、子宮まで埋められた男根の傘が広がる。
その変形に耐えきれずまたツァリエルはうめき、子宮口にひっかかった男根によって
無理やり子宮を引きずり出された。

「ひ、ぃっ――――♥♥♥ か、はっ、あっあ゛っ、ぎ、ぃぅぃいいいっ♥♥♥」

本来なら激痛を感じるはずの動きであるはずなのに、これもまたタマモの術のせいか
あるいはツァリエル自身の淫蕩な性質のせいか快楽に変換されて身を引きつらせる。
子宮は引っかかった肉棒をぎゅうぎゅうに締め付け、食み、ぴくぴくと桜色の内壁を収縮させる。
すでに限界まで種を注がれたのにまだ足りぬというように貪欲に蠢いていた。
本気で妊娠したがっているかのようでもあった。

タマモの問いかけにもはやまともに発言すら出来ぬツァリエルは口の端から唾液と精液の混じった泡を吐きながら
ぱくぱくと金魚のように呼吸を繰り返して喘ぐ。
脳裏に浮かぶのは自分を犯してきた様々な人間の男根であった。
それは巨大であったり、カリ高であったり、あるいは血管の浮いた肉色のものであったり。
そのどれもがツァリエルを従順な雌に変えてきた、言ってみれば恨むべきものだったのだが……
肉欲に囚われたツァリエルの思考はそのどれもを熱望していた。

タマモに備え付けられた尻穴を犯していたツァリエルの男根が一突きごとに形を変える。
極太のものから巨大なものへ、浅黒いものから瘤付きのものへ、あるいは人間の形を越えた獣のようなものへ。
そのどれもに犯されながら、ツァリエルは突っ伏してひんひんと鳴いていた。

「あへぇえぇ……♥おちんぽぉ……♥おちんぽ、しゅきぃ♥
 ぜんぶっ、ぜんぶいぃのぉ♥タマモしゃんのおちんぽもっ♥
 けつまんこのおちんぽもっ♥ぜぇんぶっ♥しゅきぃい……♥
 あひ、っりゃめっ、ツァリ、おけちゅまんこでもはりゃむっ♥
 いぐぅ♥こわれりゅ♥おちんぽっ、きぼぢぃいいい♥♥♥」

子宮の形をめちゃくちゃに押しつぶされ、尻穴を様々な男根で突き崩され
それでもなお絶頂は止まらない。
永遠に終わらない快楽と射精、本当に孕んでしまったかのような腹部。
これ以上は精神が耐えきれない、気を失ってしまいたいのにタマモの術がそれを阻害する。
焼け付く脳内で必死にタマモの尻尾を掴み、懇願するようにぎゅっと握りしめる。

「ゆるじでっ……♥もっ……こわれりゅっ♥あだまばかになりゅっ♥
 しきゅ、がばがばになっちゃぅううう♥あかちゃ、できなくなりゅよぉ……♥」

タマモ > 何度も顔を出しては、膣奥へと押し戻される子宮。
そして、次々と姿形を変え、自身の腸内を犯す少年の肉棒。
その一つ一つを感じ、その刺激を楽しみ、限界を越える快楽を叩き込む。
そうしながら、何度目か、捻じ込まれる肉棒が膨らみ…ごぽり、と熱く濃縮された精液が、またも少年の子宮へと注ぎ込まれた。
先に注いだ精液は、じわりじわりと子宮内全体に染み渡り、排卵を、妊娠を、促すようか。

「どうじゃ、つーちゃん、たっぷりとまた精液を注いでやったぞ?
ほれ、ほれ、どうじゃ、これくらい注いでやれば本当に妊娠をするのではないかのぅ?」

ごぽ、ごぽぉっ、と精液を尚も吐き出しながら、ついでに掻き混ぜるように腰を捩る。
しっかりと、注がれた精液が子宮へと更に染み渡るかのように。
…そして、射精が終われば、萎える事のない肉棒で、また少年を犯し出すのだ。

「そうじゃな、つーちゃんはおちんぽが好きじゃな?
さて…今度は、おまんことケツまんこ、犯すおちんぽを変えてみようか?」

一突き、一抜き、下手をすれば肉壁を擦られるだけで絶頂を迎えられるだろう。
途切れる事のない絶頂の中、そう囁くと、肉棒のカリの広がりが戻り…ずるり、と引き抜かれてた。
言葉から、これで終わる訳はないだろうが、引き抜かれた事で僅かな安堵は得られるだろうか?
もしそうならば、それを蹴散らすかのように、少女の股間にそそり立つ肉棒の位置が変わり…間髪入れずに今度は膣内を少年の肉棒で、腸内を己が肉棒で、ずぶぶぅっ!と一気に根元まで捻じ込まれた。
一休憩も与えない、そのまま腰を降り始め、遠慮無しに犯してゆく。

尻尾を掴み、懇願する言葉…それに応えるのは、にんまりと浮かべる満面の笑みだ。

「子宮でも、ケツまんこでも、孕んでしまえ。
ふふ…壊れても、馬鹿になっても、戻してやると言うたじゃろう?
さて、今度はこうしてみるかのぅ…つーちゃんは、どうなるじゃろうか?」

更に腰の動きは激しくなり、お腹で支えている少年の体が、大きく前後に揺らいでしまう。
一体どれだけ達した事か…数えるのも馬鹿らしいくらいに、絶頂を迎えている事だろう。
貪るように尻穴を犯し続け、そして…己の肉棒と、少年の肉棒の感覚を繋げ、射精の感覚さえ伝えるように。
込み上げる射精感、更に、びゅくるうぅっ!と腸内に放たれる射精、それらすべても少年に叩き付けるように与えて。

ツァリエル > とっくに限界量まで精液を注がれていたツァリエルの子宮は裏返りながらも
その肉襞に精液を染み渡らせて、卵巣は健気に排卵を繰り返していた。
タマモの出した精子がツァリエルの卵子と結びつき柔らかな肉壁に着床する。
それも一つではなく、無数の卵が。
着床する度に本来感じうるはずのない微細な刺激を官能としてツァリエルは受け取る。

「あ゛ぁ―――♥♥♥ ぼくっはりゃんでりゅっ♥ たまごぉ、ちゃくしょ、してる゛ぅ♥
 えひ、えへっ……♥きぼちぃ♥ にんしん、きもちぃいよぉ……♥」

精液が肉棒によってかき混ぜられ、子宮がこね回されてもそれすら快楽に変わってしまう。
目をむいてだらし無く歪んだ顔が、受胎の悦楽に惚ける。
と、タマモの宣言とともに二つの肉棒がずるりと引き抜かれる。
引き抜く瞬間、びくんと跳ねたツァリエルの体。そして二孔から噴出する愛液と精液。
びゅる♥びゅく♥と排泄か射精のように吹き出すが慎ましく入り口を閉じていく肉孔がやがて放流を止めていく。

「はひぃ………せーえき、だしちゃったぁ……♥」

やや張った腹部が凹んで僅かな安堵を得られるが、それもつかの間
位置を変えたタマモの肉棒が再び膣穴と尻穴を塞いでいく。

「ひぎぃっっ♥ んほぉおおお♥ お゛ぉっ、はへぇえええええ♥」

あられもない声を上げながら再び串刺しにされ抽送を再開される。
一突きされる度に絶頂が襲いかかり、ゴムまりのように膨らんだ腹が揺さぶられ体全体が跳ね回った。
そしてまた訪れるタマモの容赦のない射精。

「ぎぃいいいい♥りゃめっりゃめぇええええ♥もぅむりぃいい♥
 おしりこわれりゅっ♥あぁ♥いぐぅ♥おしゃせいしていぐぅ♥」

悲鳴とともに頭を振っていやいやと懇願するも濁流のように放たれる精液にがくんと体が跳ねて震えた。
同時に膣を犯している自分の男根もまた射精しそうになる感覚にさぁっと血の気が引いていく。
それは淫蕩に耽っていたツァリエルが一瞬理性を取り戻した瞬間。

「や、だぁああああっ、やだ、やだぁああじぶんのあかちゃん、はらみたくにゃいっ!
 それだけは、それだけはぁあっ、やら、やだ、ゆるしてっ、ごめんにゃさいっ、
 あかちゃんうみたくにゃいっ!ごわいよぉ……っあっ、あ゛っあうぅ、でりゅ、おまんこ、でちゃうっうう!
 しゃせいりゃめっ、たねづけりゃめっ!やりゃ、いぐのやだぁぁあ!」

これまでより激しい抵抗を見せ、手足をばたつかせて騒ぐもののしっかりとタマモに抱え込まれている今
そんな抵抗はほとんど無意味だった。
悲鳴の後に漏れ出るように自分で自分の膣内へと射精、種付けする。
瞬間、壊れたようにがっくりと項垂れたツァリエルにもたらされる甘美な背徳感。

「あ゛ぁ~~~~~っ―――♥♥♥ うっ、うぅ……でたぁ……でちゃった……♥
 ぼく、っ……じぶんの、おまんこにぃ……♥」

ひくん、ひくんと痙攣し、膨らんだ腹に手を当てぼたぼたと涙をこぼす。

タマモ > ごぽり、ごぽり、と子宮や腸内を満たしてゆく精液。
染み込んでも、それを戻すような量の精液が注ぎ直される。
快楽に緩み切った少年の表情に、くすくすと笑いながら、それを楽しげに見詰めていた。

「ふむ…つーちゃんは、種付けされるのが好きなんじゃのぅ?
お主、本当に男子に戻りたいのか、ふと思ってしまうものじゃ。
戻ってしまったら、もう孕まされたりはせんのじゃが…?」

容赦なく孕ませようと犯しながらも、思い出したように首を傾げて問う。
そんな問いに、少年が答えられるのかは疑問だが。
返答代わりに声を聞かせろと、そういわんばかりに、射精しながらも腰は止められない。

…と、己が犯している尻穴には、体を跳ねさせ快楽に身悶える少年。
だが、子宮を犯す少年自身の肉棒の射精に、少年は拒絶を見せる。

「無理じゃないじゃろう?もっと妾を楽しませるが良い。
………うん?…それはまた、今更なものじゃが…遠慮なく受け取るのじゃ」

抵抗を見せる少年、それを抑え付けるように尻尾が絡まる。
そして、抵抗を嘲笑うかのような、少年自身による種付け。
項垂れるも、腰はゆっくりと引かれ…ごりゅんっ!と深々と突き刺さり、同時に射精。
もう一度腰が引かれ…捻じ込まれ、射精。
今度は栓となるようにはしてない為、精液は接合部から溢れ出てゆくが、その分、幾度となく射精をしていった。
何度も、何度も、何度も…それだけを、延々と繰り返し…

次の瞬間、ぱんっ、と手を打つ音と共に景色が歪んだ。
歪んだ景色が戻れば、今まで居た廃屋ではなく、二人が出会った廃材の側だった。
すべては、まるで無かったかのように元通り。
それなのに、少年の記憶には不思議とそれが残っていた。
それによって、少年がどう反応を変えるのかは、少年次第だろう。

ツァリエル > 本来理性があれば首を振って否定する事柄も快楽に緩みきった頭では何も考えられない。
返答の代わりにあ゛ーとかゔーとかのうめき声が口の端から漏れ出ては
何十回目かの絶頂に身を引きつらせて痙攣する。

自身の中に射精し終えてしまったあとはすっかり諦めたようにぐったりとしてしまった。
それだけ背徳の行為であったらしい。
ショックに呆然とする体をまだまだ楽しませろとばかりにタマモの腰が叩きつけられ揺さぶられる。
にやにやと笑みを浮かべながら自分を見下ろし犯し続けるこの妖狐の少女に
いつしかツァリエルも精神の疲労と諦観から壊れた笑みを浮かべて永遠の悦楽に身を委ねていく。
ある意味いろんな重責から逃れられる、甘美な逃避行ではあった――。

と、手を打つ音が響き渡りはっと意識が取り戻される。
気づけば自分と少女は最初に出会った廃材の側へ立っていた。
だが記憶は確かにあの狂気の宴の跡がしっかり残っている。
その証拠に肉体が汗でじっとりと衣服を湿らせ、動悸がどくどくと早鐘を打っている。
思わず自分の胸元を掴んではぁはぁと荒い息を繰り返す。
こわごわと側にいるはずのタマモを見つめ、怯えるような視線を投げかける。

「……っい、今の……、いまのは……タマモさんが……?」

現実とも虚像ともつかぬ経験に背筋に冷たい汗が伝った。

タマモ > 思考が快楽に溶け切った少年、まぁ、はっきりとした言葉で答えられなかったのは当然と言えば当然だろう。
代わりにあがる呻き声、それを響かせ続けるように快楽は延々と続いていった…

壊れても、壊れても、また戻され、壊されて。
終わりを迎える頃には、一瞬の抵抗も消え失せ、身を委ねる少年の姿があった。

そして、不意に戻される現実。
少年の様子に、何事も無かったかのように首を傾げる。
…だが、向けられる視線は、楽しげに細められていた。

「ふふ…今のは、何じゃと思う?」

傾げていた首を戻せば、一歩、少年へと歩み寄る。
そして、伸びる手…それを振り払うか、何の抵抗もしないか、それは少年次第。
何もしないならば、大した事ではない、その頭を撫でるだけだ。

ツァリエル > 相も変わらずにこにこと人を食ったような笑みを浮かべる少女の
曖昧な返事に言葉がつまり息を呑んだ。
まるで本当の出来事のような陵辱劇の後ではこの少女が本当に見た目通りの
可憐な少女かどうかがわからなくなってしまう。

かしげた首を戻し伸ばされた手に一瞬びくついて首をすくめるが
怯えたのは一瞬のこと、頭にぽんと乗せられた手が柔らかく白金の髪を撫で回す。
それで、ツァリエルもだんだんと呼吸と落ち着きを取り戻しひとつ目をつぶって息を吐くと
まっすぐにタマモを見つめた。

「今の……魔法かなにかかなって思いましたけど……」

そう言って、あ、と口を開け自分の体をいそいそと触って確かめる。
相も変わらず貧相な体には女としての証がくっついていて、
衣服の上からそれを悟ればしょんぼりと肩を落とした。

「……折角タマモさんがお手伝い、してくれたのに……
 やっぱり体、もとに戻ってないみたいです……」

タマモ > 相手に己がどう映っているのか、それは分からない。
が、少年の反応に、楽しそうに笑うだけだった。

「まぁ、その辺りはつーちゃんの想像に任せるとしよう。
ふふ…晴らしたい欲求か、それとも、純粋に求めているものか…」

ふと、それから気付いたように少年は己の体を触れていた。
そういえば、お仕置きとか言いながら楽しんでいたが、確か最初はそんな話しだったような…
うん、楽しんでいる内に、元々の内容を忘れかけていたらしい。
変化も無く、肩を落とす少年。
ぽんぽんと、頭を撫でてやる。

「あれじゃな、つーちゃん、今の体に本気で困っておるんじゃろうか?
もしかして、これはこれで、何か掴むものがあったならば…その限りではないしのぅ?
まぁ、何にしても、何とも面倒なものじゃ」

とりあえず、こんな事までした事に関する追求はないようだ。
ある意味、面倒な説明やら誤魔化しやら不要と思い、安心している少女だった。

ツァリエル > 頭を撫でられながら慰められれば落ち込んだ気分も少し晴れる。
とはいえ、あれが自分の欲求や求めているものかと言われれば困ったように俯いてしまう。

「困っているというか……、僕、ちゃんと男に戻らないといけないんです。
 でも、なんだか心の奥底で、赤ちゃんを産まなきゃいけないって思っているのかも……。
 でもそんなの、僕望んでないし、本当に自分でそう思っているのかな……」

最後のつぶやきはどちらかと言えば自問自答するようになってしまい
思考が次第に自分の内なる方向へと向いてしまう。
だがそれを打ち切るように頭を振れば少しだけ力を込めて

「とにかく、僕が男に戻りたいのは変わりがないです。
 もしも何かの原因で僕の意志まで歪んでしまっているのなら
 それも一緒に取り除かないと」

そう言って決意を新たにするように自分の頬を軽く手のひらで叩いた。
すると遠くからそろそろ夜を告げる鐘の音が鳴り響く。
周囲の大人たちも帰路につく頃合いだと帰り支度を始めたようだ。
ツァリエルもまた、王城へと帰らなければならない時刻に気づいてタマモに頭を下げた。

「タマモさん、色々、ありがとうございました……。
 その、やり方はちょっと恥ずかしかったけど……色々気づいたこともありましたし……。
 また、困ったことがあったら相談させてください」

などと薄く微笑んでみる。
少女がセクハラをした最初のことなど気にもとめていない風だった。