2018/02/04 のログ
ブレイド > 「冒険者になりゃ少しは…っておもったけど、そう甘かねぇな。
アンタも、窮屈だろ。その…足とかさ」

少女の足輪、重そうなそれに一旦視線を送りつつ。
言葉を交わしながら歩いていけば賑やかさを増す通り。
別段予定はないので、ここからどうするということもないのだが。

「そっか、ならいいさ。気をつけろってだけの話さ。スリもだけど、いろいろな。
人が多いのが落ち着かねぇのは、わからねぇでもねぇけど……んー、いや、いいか」

自分と似たようなフードとそれを気にするような動き。
おそらくは、自分のように人に見せられないものを隠しているのだろう。
それをあえて聞くようなことでもないだろう。
聞いたところで、答えるはずもないのだから。

「そうか、そりゃ引き止めちまってわりぃな。今度はぼーっとすんなよ?
これもお互い様だけどな」

目を細める少女に笑顔を向けて。

ヤシュタ > 「外しかたを、忘れてしまったの。
もし、思い出したら、…冒険者にでも、なろうかしら。」

窮屈、の向く先に一度視線を落として、鼻を鳴らしてみせ。
相手の不器用に語尾を濁す案じる口振りに、少し――…ほんの少し、淡泊な表情が柔らいだ。
目深に被った相手のフードの内側にあるものを、推し量る事はできる。
それは、此の街なら誰しもが大なり小なりと隠しているものの一つでしかないのだと。

「だいじょうぶ。いつものことだから。そちらも、蝙蝠には気をつけて、…」

続く言葉を一度句切って、不意にまろびでるのは、
少しだけ崩れたイントネーション。祈りの言葉はごく短く。
冒険者であるという少年の明日の道行きへと、故郷の響きを伴って。

「それじゃ。――お前のみちゆきに、賢き祖霊の指先がむきますよう。」

そして――… ふらりと道を分かつ。
マントの内側、舵を取るよう揺れた尾が布を波立たせて軌跡を浮かばせる。
名も知らない道行き相手を振り返る事無く、雑踏へと飲まれゆき…。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からヤシュタさんが去りました。
ブレイド > 「賢き祖霊…ね。オレのより自分の道の心配しろよな…」

少女の言葉に感謝をしつつも
枷に囚われた彼女を導いてほしくて。
静かに目を閉じ祈りを返せば、去りゆく少女を見送って自身もまた雑踏の中へ。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からブレイドさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にボブさんが現れました。
ボブ > 「そんじゃまた今度な」

(酒場でたまたま隣席になり、話が盛り上がった相手に挨拶をし、酒場から出てくる褐色の肌をした男)

「おぉぉ~~、風が冷たいな。 せっかく酒で暖まったのにこれだとすぐに酒が醒めちまうな」

(軽いほろ酔い具合で通りを歩いている男は肌に当たる風の冷たさに軽く身体を震わせながら独り言を呟いていって)

「さて、これからどうするかだな……街角に立っている女をかってって感じかな?
……とは言え、街娼もこの寒さだと早めに店仕舞して引っ込んでいる可能性も高いし、かなり分の悪い賭けだな」

(女を買う事を念頭に入れつつも、よっぽど運が良くなければいい女は手の内に入らないだろうと自覚しながら街を歩いていて)

ボブ > (ふらりと貧民地区の通りを歩き、普段は街娼が立っている辺りまでやってきた男だが、男の予想通り街娼達は
早仕舞いをしたのか…それとも買いに来る男たちが殺到したのか、艶やかな女たちの姿は見当たらなくって)

「む……やっぱこの寒さがネックだったかな。
少し割高になっても娼館に向かうべきか……それとも細い路地とかに入ってもう少し探してみるべきかな?」

(街娼たちの姿が見えない通りに立ち、とりあえずの目的が外れた男はこれからの行動に関してどう動くべきか、その場で考えていて)

ボブ > (寒風吹きすさむ通りに一人立ち尽くし、思案を巡らせている男。
その考えを邪魔をするように冷たい風が男の身体に打ち当たっていけば、男はブルッと身体を震わせていって)

「うおぉぉ~、寒っ!! 深く考えても相手が居ない時点で無駄だな。
早く娼館街へと向かって暖かい寝床……そして柔肌の女でも見繕うに限るな」

(寒空の思案は男の身体を冷やしていき、暖かい場所、温かい女の肉体を求める意欲が強まっていけば
男は肩を竦めながら通りを後にしていった)

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からボブさんが去りました。