2017/09/24 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にミルミルさんが現れました。
■ミルミル > 深夜の貧民地区の娼館街は、賑わっている。
通りに面した娼館の前には、多くの娼婦、男娼が立ち、客を引いている。
その様子を、通りから路地へと続く細い道、建物の影から眺めていた少女は思わず唸っていた。
「も~………娼館って高いよぅ…」
貧民地区だから娼館も安いだろう、なんていう目論見は外れた。
このところ、実入りの良くない仕事ばかりしていたから、娼館を使うほど懐は温かくなかった。
現在、獣人族特有の発情期真っ只中。
とにかくどうにかしないとおかしくなりそう。
そもそも実入りが良くない仕事を引き受けたのだって、発情期だからである。
手に付かないし、失敗ばかり。
だから、ここまで来たのだが、残念ながら無理だと解って、こうして路地裏から通りを眺めていた。
こうして路地裏から表を眺めていれば、誰かこちらに気付くかも。
そうすれば、そのまま押し倒して食べちゃうのもいいかも。
そうすればタダだ!と思い付いたわけ。
熱い雌汁が滴り、すっかり股座を濡らしながら、
もじもじと内腿を擦り合わせながら、行きかう人々を観察中。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にエズラさんが現れました。
■エズラ > 同じ時刻、同じ場所――品定めするような視線を周囲にふりまきつつ、娼館街を歩く男が一人。
数日間にわたってキャラバンを護衛する仕事を終え、街へ帰ってきた。
給金を受け取るや、一足飛びにこの場所までやって来た。
「さ~て、よりどりみどり……っと」
懐は温かい。
馴染みの店でもいいが、たまにゃ少し値の張る店も――などと考えていた折。
ふと、路地裏からもじもじと通りを眺める人影に気付いて足を止めた。
しげしげとその姿を観察――獣人であることは一目で分かる。
冒険者風の姿であったが、頬染めて内股を擦り合わせている姿が何とも男の興味をそそった。
「よう、お嬢ちゃん――客取るンなら、表通りに出なきゃよう」
何やらわけありの様子を察しつつも、その豊満な肢体に遠慮なく助平心丸出しの視線を向けながら話しかける――
■ミルミル > ふるるっ、と小さく身を震わせれば、微かにカウベルの音が、からん、と響く。
ぐっと拳を握っていないと、このまま自慰でもしてしまいそうだ。
「も~~~…っ、我慢~~~っ」
息を吐いて、どうにか我慢、と思っても、1分も経たずに、ムラムラと。
無意識に、握った拳を解いて、そろり、秘所に伸びたその時。
男の声に顔を上げ、驚きと安堵と、それ以上の興奮に頬を染めながら、
テンガロンハットの大きなツバ越しに男を見る。
ひくん、と耳と尻尾が震えてすぐに、
「お金は要らないから、お客さんを取ってるんじゃないの。………ね、ねね、お兄さん、ちょっとちょっと」
渡りに船!発情期に男!
頬を染め、恥ずかしそうに身をくねらせているが、声は切羽詰まっている。
こっちこっち、と手招きして、表通りとは逆の、
路地裏の闇が深く落ちる方へと誘い。
その合間も、期待と耐えきれない発情による雌の疼きを抱えながら、
は、は、は、と息が弾んでしまう。
「お金、要らないから。ね、お兄さん、こーび、しよ?ミルミル、こーび、したい♡」
とろんと蕩けた表情で首を傾けて男に問う。
ふわっと甘く匂い立つような雌の匂い。
それはどこか甘いミルクのような匂いでもあり。
■エズラ > 傍らに来て、すぐに理解した。
むぅんと漂う雌の芳香――雄の股座をいきり立たせる濃厚なもの。
「お、おおい、待ちなって――」
手招きされるままに路地裏に向かう男の表情は、既にニンマリと笑みを形作っている。
そして、蕩けた表情で相手が口にした言葉は、概ね男の予想したとおりであった。
ムフ、と口の端を持ち上げながら、壁際へと相手の身体をゆったり追い詰める。
「そっか、交尾したいのか――そりゃいい、ちょうどオレも、交尾したかったとこなんだ――」
するするとまだうら若いと思われる相手の腰に手を這わせながら、不意打ち気味にその唇へと吸い付き、舌を食む――
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からエズラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からミルミルさんが去りました。