2017/07/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にタマモさんが現れました。
タマモ > あれだ、時にこういう場所には、隠れた名店がある。
そんな話を聞いた事はある、聞いた事はあるのだが…

「………うむ、これが現実というものじゃろう」

通りから少し外れた路地のどこか、のんびりと放置してあった木箱の上に腰掛けていた。
たまには、この貧民地区で何かを探そう。
そう決めたのがお昼頃、色々と巡ってはみたが、見事にハズレばかりであった。
ぐーっと伸びをしながら、視線を上に、空を見上げる。
うん、綺麗な夜空だ。
…そう、気が付いたら日も沈んでいるような時間だった。

タマモ > 考えてみれば、名店があったとして、それが分かるのだろうか?
ふと、そんな疑問が浮かんだ。

料理とかなら、まだ分かるかもしれない。
装飾品とか、絵画とか、まぁ、色々とあるかもしれないが…正直、見て分かる自信がない。
となれば、もしかしたら、巡った中に名店らしきものがあったかもしれない。

「む…むむむ…やはり、適当ではいかんやもしれんのぅ…」

腕を組み、考え込む仕草。
気を取り直し、また違う店に入ってみよう。
何の店かは分からないが、まぁ、気にしたら負けだ。
そう思い至れば、ひょいっと木箱から降りる。
ぐるりと、何か無いかを見回してみて。

タマモ > さて、その後は果たしてどうなったのか?
十中八九に無理だろう、そう思われるものではあるが。
それを知るのは、それからまた後の話である。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からタマモさんが去りました。