2017/06/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にウィルバーさんが現れました。
ウィルバー > 夜空を飛ぶ一匹の蝙蝠。
わざわざ薄暗い貧民街の上を飛び回っていた。
目的は、今宵の欲望を満たす得物探し。

出来るだけ面が割れておらず、しかも襲われた所で騒ぎになりそうにない者を探している。

だが、余程可愛い等の条件が付けばそれ以外でも狙うつもりだ。
要はこっちの正体が割れなければいいのだ。

街の中でモンスターの姿は目立つだろうが、一般的な動物の姿になれば目撃された所で騒ぎにはならない。

ウィルバー > コウモリは一軒のあばら家の軒先にさかさま立ちで止まることにした。

小さく、黒いコウモリは家の陰に紛れると大変見つけにくい。
そろそろ日も暮れる。 これからは活動しやすくなる時間だ。

僕は間抜けな獲物が現れるのを今か今かと待っていた。

ウィルバー > 眼下では、よっぱらいのオッサン達がゾロゾロとやってきた。
おまけに酔っ払い同士で怒鳴りあっている。

あ、喧嘩も始まった。

悪い意味で注目が集まってきた。
これでは狩どころではない。

僕は蝙蝠の姿で声なき声で呟いてから空へと飛び立った。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からウィルバーさんが去りました。