2017/05/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にタマモさんが現れました。
タマモ > くぁ…貧民地区、裏路地を歩いている少女が口元に扇子を添え、欠伸。
人通りの少ない通りだ、普通ならば、こんな道を通れば危険と避けるもの。
しかし、そんな路地を堂々と歩くのは…まぁ、ある意味で自分がここでの危険の一つなのだから仕方ない。
最近では変な噂も広まっており、そちらの関係者からは近付かない状態だ。
…うん、考えようによっては便利ではある。

もっとも…今度は逆に、噂の元を断ってやろうと意気込んだ冒険者やら何やらがたまに寄って来る。
その手の輩ってのは、どうも危険そうな仕事だとそれなりに腕の立つ連中が参加するものだ。
そして、そういった連中に限って…こう、あちらの意味で楽しめそうな相手は少ない。
少女にとって、そんなのを相手にするのはつまらないものなのである。

歩きながら、また欠伸を一つ。

タマモ > 「人の噂も七十五日と言うが…はてさて、この世界の人間はどんなものなのじゃろうか?
あんまり続いてしまっても、妾としては面倒でならんのじゃがのぅ…?」

ぱたぱたと扇子を扇ぎ、路地の隙間から覗く空を見上げる。
金色の悪魔…金色は間違いないのだが、なぜ悪魔なのだろうか?
そもそも、姿形も別物だわ、変な特殊能力も増えてるわ、酷過ぎやしないだろうか?

「まったく…こんなか弱き女子を捕まえて、化け物扱いとは…」

か弱いは置いておき、どうひいき目に見ても化け物には見えないはずだ。
一体、噂がどこでどう捻じ曲がってしまったのか…出来れば知りたいものである。

歩みながら、改めて周りへと目を通してみる。
こういった目立たない場所には、大抵はろくでもn…もとい、変わった店とかあるものではないだろうか?
余り期待を持つのもあれだが、そういった希望的な目的も一応はあったりもした。

タマモ > …さて、どうやら今日は出会いの運は欠けているらしい。
この付近の裏路地は、このままの可能性が高い。
そうなれば、動き回るのは夜の辺りだろう。

そうと決まれば、もう少しだけ歩き…どこかへと消えていくのであった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からタマモさんが去りました。