2017/05/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 「やれやれ、噂が広まると言うのも、こうしてみると良し悪しじゃのぅ…?」
はふん、溜息を付く少女。
その姿は貧民地区の路地裏、奥深くにあった。
目的はいつもの如く、暇潰しの散歩だったのだが…なにやら、冒険者風の連中が襲ってきたのだ。
その口々には、金色の悪魔がどうのこうの…そんな言葉のやり取りが耳に入る。
なるほど、悪さをしてると剥かれる、の部分ではなく、女性が襲われるという部分に反応してやってきた連中であるのはすぐに分かる。
まぁ、叩きのめすのは簡単だが、目立つ場所は色々と面倒だと考えた。
なので、こうして目に付かない場所へと逃げるふりをして誘導したのだ。
そう経たずして、いくつかの足音が近付いてくる。
そして、やっと追いついたであろう冒険者達が姿を現わした。
「………さて、逃げ続けるのも終わりじゃな。
掛かってくるが良い、遊んでやろう」
手にする扇子を口元に添え、すっと視線を向ける。
まるで誘うように、もう片方の手にした閉じた唐傘を、くるりくるりと回してみせた。
■タマモ > 改めて、襲ってきた者達を確認してみた。
剣を手にした者が2人、短剣が1人、弓が1人、素手…まぁ、あれは魔法使いか何かだろう。
油断無く意識をこちらに向け、身構えている。
「まったく…1人を相手に5人とは、酷い連中じゃのぅ?
正々堂々と、1対1でやるつもりはないのか?ん?
いや、それよりも、さっさと立ち去ってくれるとありがたいのじゃが…」
やれやれ、と呆れたように肩を竦める仕草。
噂をどんな風に受け止めているのやら、こちらの言葉はスルーされ、じりじりと近付いてくる。
なるほど、よっぽど相手にとって自分はその手の連中と見られているのだろう。
姑息な手を使い陥れる、悪党のような?
…まぁ、間違いではないか。
「ふふ…仕方の無い子達じゃ、どうせ、手を引けと言っても聞かんのじゃろう?
ここで逃げたとしても、探し回って追って来るのじゃろう?
ならば…そうならないように、どうなるか教えてやろうではないか」
すでに、ここに自分だけが来た時点で、準備は終わらせてある。
軽く扇子を相手に向け、何かを描くように揺らがせる。
力ある言葉と共に、今まさに追っ手が立っていた周りを不可視の壁が立方体を形作り取り囲んだ。
同時に、その中へとおまけとばかりに別の力で満たさせた。
まぁ、大したものではない、異常なほどの性欲を湧き上がらせるだけの力である。
■タマモ > こうなってしまっては、こちらをどうこうするどころでは無いだろう。
湧き上がる性欲、それを必死に堪えている様子が見て取れる。
こんな状態では相手…つまり、自分に何をされるかも分からない、一時撤退と下がろうとするも、そこで自分達が閉じ込められている事にはっきりと気付いた。
下がる背後に見えない壁、他の者が位置を変えようと移動をするも、そこにも壁、逃げ場も何も無い。
そうしている間にも、性欲は否応無く湧き上がり続ける。
「ほれ、頑張って耐えるか?耐えられるか?
耐えれば耐える程、後が酷くなると言うのにのぅ…
素直に、妾の目の前で、皆で乱れる様でも見せ付けたらどうじゃ?」
くすくすと、楽しげに笑う少女。
目の前で苦しむ冒険者達を、楽しそうにただ見詰める…うん、誰がどう見ても自分が悪党な感じだ。
少しでもこちらから手を出せば、一気に崩れる、それは分かっている。
だが、それでは面白くない。
あくまでも、耐え切れなくなった自分達の意思で、始めさせるのだ。
ふむ…なかなかに崩れぬ様子に、軽く考える仕草。
抑えた力のせいで、性欲増加の効果がいまいちか?と考えていた。
■タマモ > いまだに武器を構えている戦士らしき2人、なかなかの精神力である。
短剣と弓を持っていた者達は武器を取り落とし、魔法使いらしき者と同様に、必死に耐えるように己の体を抱えていた。
「いやはや、大した連中じゃ。
この快楽を知ってしまえば、今までの快楽では物足りなくなる程のものなのじゃが…
おっと、妾とした事が…気が利いておらんかったな、こうしてやろう」
不可視の壁の前で、じーっと閉じ込めた者達を見遣りながら、右へ左へと歩いている。
と、ふと何か思い付いたように、ぽんっと手を打つと、途端にしゅるりと数本の尻尾が伸びていく。
その尻尾は不可視の壁があっただろう場所をあっさりと抜け、全員へと伸ばされる。
振り払う事も出来ず、それを見るしか出来ない前で、尻尾は体へと巻き付き…どうやったのか、それが離れれば着込んでいた鎧や服が、すべて地面に落とされてしまった。
男はともかく、女である者がそれで平然としている訳がない。
体を隠そうと落ちた布地を手に、添えるようにすれば…それが触れただけで、強すぎる快楽を受けてしまう。
そうなってしまえば、もう止まらない。
耐え切れなくなり、勝手に自慰を始め…それが、崩壊への導きとなる。
1人、また1人と始め、快楽に思考が鈍れば、近くの異性を求め始めた。
「おっと、ちと手を付け過ぎたじゃろうか…調整が難しいものじゃのぅ?
ふふ…まぁ、後は勝手に楽しむが良いじゃろう」
始まった乱交に、笑みを浮かべ続けたまま、囲っていた結界を解く。
数歩下がり、適当な腰を掛けれる箱なりを見付ければ、そこへと腰掛けた。
目の前のショーを楽しむように、それが終わりを迎えるまで、眺めていくつもりだ。
■タマモ > 途中、軽く空を見上げる。
どうやら、そろそろ日が沈み始めてくる時間だと、それで分かる。
余りに遅いと、また文句を言われるかもしれないか…そう考えれば、すっと立ち上がった。
「1対1であったなら、妾が直接相手をしてやったところじゃが…まぁ、頑張るが良い。
それは、まだしばらくの間は続くからのぅ?」
ひらりと挨拶代わりにと、後ろを振り向き片手を振る。
下手に自分を相手にしようとすれば、どうなるかは、これで分かっただろう。
これで、無駄に襲ってくる連中が減ってくれれば良いが…
そう考えながら、すたすたとその場から歩み去っていった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からタマモさんが去りました。