2016/12/05 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にアイゼンブルームさんが現れました。
アイゼンブルーム > (―――こんなにもらってよいのか? 娼館主から手渡されたアガリを受け取って、目を丸くした。 奴隷市場で手慰みに集まった男たちの前で痴態をさらし、恥辱に身を震わせながら稼いだ金額よりはるかに多いその額。 ―――お客の目を引くようにおしゃれしなよ。 先輩娼婦にそう言われて、訪れた露天市場。 いままで見たことのないほどの店…店……。 喧噪の中何を買うでもなくぶらぶらと店先を回った。) そこのエルフのね~さん!! イイアクセサリあるよ!!(人込みの中で頭一つ飛び出て高い私が目立たないはずもなく。 歩くたびにそこここから、声を掛けられる。 当惑した笑みを浮かべながらも店頭に並べられた商品を半ば義務的に眺めて回り)
アイゼンブルーム > (あちこちから、掛けられる声。 そして、自分の実入りがかかっているのか中には強引に腕を引いて自分の店へと案内しようとする店員まで現れる。) い……いや…私は……(私の体躯なら振りほどくことなど造作もない。 しかし、勢いに押されて気が付けば露店喫茶のテーブルに座っていた。) ………(手渡されたメニューを見てもどんなものかすらわからない。 もちろん多少の読み書きは出来るのだが、奴隷の身分の食事と言えば動物の餌と大差なかった。 じっとメニューを眺めたり、周囲の人に気づかれないように食べているものを覗い見たり……。)
アイゼンブルーム > それでは……。 これと…これを……(メニューを穴のあくほど見つめてやっと決めたのは、シンプルなトーストとお茶……。そして、リンゴ。 何のことはない、私の奴隷自分の夕食だ。 客の回転を早くするためか、たちまちの内に注文したものがテーブルの上に並べられる。) ん~しかし、どうしたものか……。アクセサリと言ってもどれが良いかわからぬ…。 その上男の目を引く服とか……(こんなことなら、先輩についてきてもらって相談するんだった。と頭の中でぼんやりと考えながら、通りに並ぶ店先に視線を移し)
アイゼンブルーム > さて…もう少し回ってみるか……(代金をテーブルに置くと再び市場の雑踏の中に紛れていった)
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からアイゼンブルームさんが去りました。