2016/11/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にアンブロシアさんが現れました。
■アンブロシア >
ヒトを真似、ヒトを欺き、ヒトを貪るその生命力の高さから伝承の不死なる果実の名を付けられた魔物アンブロシア。
ヒトに擬態するが故に山岳部や草原では生きることが出来ず、今宵もまた人里に都市部に入り込み獲物を探し彷徨う。
何時ぞやの神聖都市や都市部の中央付近のときと違い今宵は大した障害もなく、街の中に入り込む事が出来た。
そこは貧民地区と呼ばれる都市でも酷く治安の悪い地区。
無論そこがそういう場所である事は魔物は知らず、本当に偶然……若しくは退廃的な香りに本能が足を向けたか、兎にも角にも魔物はボロボロのローブの中を蠢き、整備が甘い街路のを路面に接地した触手を器用に使い、さ迷い歩く。
ずる……ずるずる……ずるる………
貧民地区の夜風に紛れて響く音は変わらず重い何かモノを引き摺るような音を響かせながら、存在としての力をつけるための数を増やす為の獲物を探していた。
群れでありながら個、個でありながら群れ、傍目からでも異様な雰囲気は読み取れよう。
■アンブロシア >
しかし異様な雰囲気もボロボロのローブをまとい、深くフードを被った姿も治安の悪い地区では見慣れたモノか、平民地区や神聖都市と違い、無用心に声をかけてくるものは誰も居ない。
寧ろ誰もが見てみぬ不利を……。
……ずる………ずる………ずるずる……
獲物を求めてさ迷い歩く足音はさぞ不気味だろうが
それでも尚誰もが他人に無関心で、時折聞こえてくる悲鳴や嬌声、場末の酒場から聞こえてくる喧騒が足音すら掻き消してしまうのかもしれない。
退廃的で堕落的な治安の悪い地区
魔物には妙に心地良く、だが獲物になりそうな程に
都合の良さそうな獲物は見つかりそうも無い。
■アンブロシア > 特に治安の悪い地区に何も考えずに彷徨い歩く程に魔物は愚かでもなく、暫しはこの地区に巣食い獲物を食い散らかそうと考えた。
何処か良い場所へ、魔物は本能に従い路地を歩く…
ずる、ずる…ずる……ずる……
と重たい何か引き摺る音は何処か夜の闇へと消えていくのだった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からアンブロシアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にアラミルさんが現れました。
■アラミル > 月が汚れた街を照らし出す夜更け。またもや暇そうに捨てられた何かの箱の上でプラプラ足を揺らす少女が一人
「うーん、ちょっとは人通り多いけど、やっぱりおいしそうなごはんはいないなあ…」
ひとり呟きながらぼろ布を纏った体をゆらゆら足と一緒に揺らして
「やっぱり、あっちのほーに行ったほうがいいのかな…」
と、平民地区の方角を見ていて。しばらくこの辺りをうろうろしていたがそろそろ場所を移すべきかと考えている