2016/07/23 のログ
エーヴ >  「ひええっ!? ……あ、どーも……」

 まさか老朽化した小屋に誰かがいるとは思って居なかったのか、思わず拳を固めていた。
 が、すぐに解いて挨拶をする程度には動揺していたらしく、びくびくと表情を引き攣らせて相手をじっくり観察する。
 線の細い可愛らしい男の子であった。まさか襲い掛かってきたりはしまいと考えるも、

 「ちょ!? ちょっと待って!」

 声を上げられてはまずい。
 咄嗟に相手の方でも掴んで床に押し倒しつつ、口を塞いでしまおうと飛び掛った。
 

シエル > ちなみにこちらの地区には少々私用で来ていたらしい。
平民区とはそこまで離れていなかった様子。

勿論襲ったりはしない。
何せ戦闘能力は皆無。
そんな少年のとれる方策は衛兵を呼ぶ事だけで…。

「えぃ…んがっ!?もが…!」

俊敏な女性の動作には抵抗する事できず、狙いとおりに引き倒されてしまう。
思わずと言った様子で抵抗するものの、線の細さ通りあまり力は強くない。
小屋に空いた穴の先。つまり外なのだが、運がいいのか周囲には人目はない。

ないが、このままだと目立ちそうだ。
わかっているのか、もがもが、とちょっと騒ごうとしている様子。

エーヴ >  あくまで彼女がやりたいのは盗賊である。暗殺ではないし、強盗などではない。
 相手が気が付かれないうちに、誰も知らぬ間に掠め取る。それが最善なのだが、そうもいかない。現在進行形で発覚しているのだから。
 発見された。同時に相手に飛び掛り動きを封じ込めた。口を手で塞ぎ、肢体の下に組み敷いた体勢。

 「えっと、えっとね! あぁぁぁもうタイミング悪い男は嫌われるんだよ!」

 などといいつつ、相手がもがいているのを制御しようとあれこれ考える。意識を落とすには抵抗感がある。
 口を押さえている手を外すと、止むを得ず新しい手を取った。

 「実は悪いお兄さん達に追われてるんだよね!
  少し黙っててくれたら逃げ切れるからさ、ね!」

 信じてくれるかは別のお話だが。果たして?

シエル > 「…もが?」

タイミングの云々、とか言われるとちょっと抵抗しながらも不思議そうな声をあげた。
ようやく口を解放されると若干訝しそうにしながらも上に乗っている女性を振り向くような動作で見上げる。

「……そうなんですか?……ん…あっ。」

まだ若干、疑惑の視線が混ざっている。
けれどとりあえず大声は止めた様子。変な事をすればすぐさま声をあげそうではあるが。

それから、何かに気づいた様子で顔を伏せる。
女性と密着した態勢だからか、少年は少し顔を赤くしていた。

エーヴ >  ちょろい。信じてくれてよかった。と思ってしまう程度には思考パターンが単純な盗賊風情であった。
 もっとも疑惑の入った視線を向けられると、額に汗が浮かび始めたが。追跡者の数は増す一方だ。さらに衛兵でも参戦すれば悲惨なことになりかねない。
 そこでようやく気が付いた。

 「へ? あっ」

 体が密着状態にあったのだった。腰の辺りにお尻を降ろして顔をくっつけあうような格好で。
 もぞもぞと身を起こすとあたりを見回して。

 「黙って大人しくしてくれたら………お金 うぅこの前全部使ってた……
  き、気持ちいいことしちゃおうかなぁ!?」

 金で口封じしようとして寒い懐に手をやり首を振ると、やけくそ気味に言って胸を張った。

シエル > 信じきったわけではない様子。
でもまぁそれなりに恥ずかしくて直視はできない様子。
…っていうか追われてるなら別に組み伏せなくても…?という考えがむくむくと頭をもたげてきて。

「…その。追われてたらこんな強引にしなくてもいいんじゃ…?」

微かに女性を振り返る。じ、と疑いの視線を向け…。
気持ちいい事、と言われてぎくっとした様子でまた顔を伏せた。

「だ、駄目ですよ。騙されませんから…。」

顔を伏せたままでぼそぼそと言う。
耳まで赤いのが見て取れるだろう。ぶっちゃけちょろく落せそうではある。

エーヴ >  「エーヴの七色の舌先が通用しないなんて……」

 ぶつぶつぶつ。自己評価がサファイア宝石並みの独り言を呟きつつ天を仰いで見る。耳を澄ませば聞こえてくる。男達が探す声が。
 振り返ると、じっとり湿った視線が投げかけられているではないか。
 大きいことを言ってみたはいいものの、その道に長けた人たちからすれば素人もいいところだ。妙な術で気持ちよくしたりもできない。
 顔を赤くして目線を逸らす男の子に近寄ると、フードを払って素顔を見せた。

 「……だまされて?」

 半ば強引に唇を奪わんと顔を寄せる。
 らしくない色仕掛け。言葉より行動でゴリ押す方針で。
 口付けが成功すれば舌をねじ込み、口内を蹂躙するべく男の子の頬に手を添えようとするだろう。

シエル > 「な、七色の舌先…?」

何言ってるんだろ、という印象。
疑惑の視線は深まるばかり。ぐぐ、とちょっと力を入れて女性を押しのけようとしてみたり。
…まぁ割と無駄な抵抗な感じではあるのだが。

ふわり、と素顔をさらすと、赤い瞳と赤毛が印象的な感じだった。
身長は高いけれど、年の頃はそこまで変わらないかも、と思った瞬間。

「だ、騙され……んむっ!?」

無理矢理、といった調子でキスをされた。
驚いて目を見開くばかりで抵抗したりはしていない。
そのままディープキスを続ければ、それほどの技巧は無くても少年の表情は次第に緩んでいくだろう。

エーヴ >  七色どころか少年一人を丸め込めない技量の低さではあった。
 実際のところ外見こそ大人びてはいるが、少年と大差ない歳である。フードを払えば幼い顔立ちが露になることだろう。
 赤い瞳が困惑気味な少年を見つめていた。妖しい光がきらりと宿った。

 「んっ……ん はぁ」

 口内に舌を差し込んで蹂躙していく。舌を舌で捉えていけば、唾液を流し込み、逆に吸い取ってしまおうとする。
 経験こそ少なかったが、少年一人を翻弄するには十分だったようで。
 口を離す。唾液が銀色の橋をかけていた。

 「はぁっ……だまされてくれないと怒るよ、ほんとに」

 頬に空気を溜めて怒り心頭を表現。目が怒っていない。
 次はどうするんだっけと視線を彷徨わせる。
 少年の上に乗ったまま。手をそろそろと伸ばしていくと、下腹部を擦り下穿きの上から足の付け根を擽るように手を動かしていき。

 「騙されてくれるなら……シたいことしてあげてもいいんだけどなぁ」

 などと悪魔染みたことを言い顔を覗き込んだ。

シエル > 「んむ…ん……。」

柔らかく、しかし淫らな水音が頭の中に響いてくる。
技巧こそ拙いものだっただろうが、逆にゆっくりと責められた事でより強く感じてしまい…。
ちゅううっと吸われれば、びくんと体が一瞬震える。

口を離す頃合いには、とろーん、とした目が女性を見つめているだろう。

「だま、され……。んっ…したい、事…。」

さわさわと太腿の辺りをなでられる感触。
女性の言葉に妄想を煽られ、ぴくんと下穿きの下で逸物が反応する。
は、は、と呼吸が乱れる。

顔を覗きこまれて、真っ赤になった顔でこくんと頷き、
だらり、と抵抗を見せていた身体から力が抜け落ちた。

エーヴ >  上気した頬に、蕩けきった瞳がこちらを覗きこんでいる。
 心の臓腑がぴくりと痙攣するような感覚を覚えた。どきどきしているというのだろうか。盗賊は盗賊で頬に朱色が差し込んでいた。
 唾液にぬらぬら光る唇が言葉を紡いだ。

 「ん? どうしたいか言ってみて。
  ………言っても言わなくても、だいたいわかっちゃうけどね」

 ここ見ればわかるもんと言葉を続けると、衣服を押し上げて隆起するものを手で擦る。
 抵抗する力が失われていた。
 下穿きの前を開いて、男性自身の様子を見ようと手が滑っていく。成功すれば前が開き内側のものが外気に露出することだろうか。
 それを、指先で摘みあげて緩やかに上下に扱き、ちらりと少年を見遣ろうと。

シエル > 女性の頬に紅が差して、いやに色っぽく見える。
先ほど恍惚へと導いた唇は更に魅力的に少年の視界を犯していく。

「ど、どう……き、気持ちよく…っあっ…!」

抵抗する間もなく肉棒が外気にさらされる。
熱をもったそれが外に出されると、微かな涼しさを感じ少し楽になったものの、
すぐさまそれを扱かれればびくりと震えて声を上げてしまう。

女性経験が全く無いわけではない少年は、その心地よさを知ってしまっており…。

「あ、は……もっと、して欲しい、です……気持ち、よく…してぇ…っ!」

あっさり屈服の言葉を口にしてしまった。

エーヴ >  少年のか細い嬌声を耳にすると、嗜虐心がくすぐられる。
 散々に喘がせてやりたい。搾り取ってやりたい。などと艶のある卑猥な思考が脳裏を過ぎった。たとえやれ盗賊だとて、一人の女性であり。欲求は少なからずあるものだ。
 指先で触れるのは、歳にすれば十分なサイズを誇るもの。しなやかな指先が表面をなぞる。

 「もっとして欲しいんだ。素直な子は大好き」

 クスクス喉を鳴らして笑う。中性的な容姿は酷く艶かしい色を備えていた。
 膨れ上がりつつあるそれを指で扱きつつ、先端に口をつけていく。唾液をまぶし横合いから摘むように口付ければ、緩やかに口内に導き、じらすような甘いストロークで吸い上げる。

 「んっ、んぅ……ん、ん……」

 舌で先端を舐め上げる。耳から顔にかかった髪を指で除けると、上目遣いに少年の様子を伺った。

シエル > 「ん、ぁっ…!」

指先で弄ばれるだけでじんわりとした快楽が頭の中を犯していく。
は、は、と息を荒げて女性の手管に徐々に溺れていく。

「はぁ、は……んっ…あっぁぁっ!」

肉棒にキスをされ、ぴくぴくと無抵抗な身体を震わせて心地よさに浸り、
ちゅぷ、という水音とともに口内へと導かれれば、また高い声を出してしまう。
女性の口内で快感に震えて、徐々に先走りの液体をにじませてしまうだろう。
先ほどよりも勃起が赤く強くなってしまっているだろうか。

「は、ん……あっ…ふぁ、ぁ…。」

じ、と色っぽい視線が少年を射抜く。
ばっちりとあった視線はすでに蕩けており、懇願するような光を帯びているだろうか。
視線でも犯されているようで、逸らす事ができずに見詰め合ってしまう。

エーヴ >  吸い上げていくうちに無味だった口内に粘つく味わいが広がり始める。興奮しているのだろうか。口の中に納まっているそれが震え上がって、角度を増している。
 甘く緩いストロークは徐々に激しさを増していくが、急ぎすぎることはない。あくまで前座に過ぎないのだから。
 少年がやりたいことをしてあげるつもりではあるのだが、なにぶん要望を聞いていない。こちらが思うままやってやろうと思っていた。
 少年と視線がぶつかった。媚びるような甘くぬるい視線が、盗賊の赤い瞳を捕らえている。
 盗賊は一度口を離すと、指で作った輪で上下に扱きたてつつ、身を乗り出して顔を接近させた。

 「イきたい? ね、僕のお口でイきたいのかなぁ?」

 どうしようかなと言わんばかりの口調で問いかけて。
 このままではずるいと思ったのかはわからないが、一度手を離して上着を脱ぎ捨て、白布で覆われた上半身をさらけ出す。たわわに実った胸元が露になるだろう。

 「しかたないなあ」

 言えば、また口に含んで吸う。今度は激しく上下に動かしていき、やはり慣れないのか息を乱しつつも絶頂に導かんとして。

シエル > ひく、ひく、と少年の肉棒は震えを増していく。
まだまだなそれは、そう快楽を耐える力は強くなく、
絶頂まで長くは耐えれそうもなく。
見つめながら身体を震わせる姿は、すっかり女性に支配されているようで。

「はぁ…は…出し、たい…出したい、で、ぁす…!」

間近で見つめられ、更に懇願する。
最初に出会った時の様子はどこへやら。
すっかりと性の手管で蕩けさせられた少年は、もう射精の事しか考えられずに。

「っ、はっ……あっ、あっ」

再度口内へと導かれ、激しく吸われればその度に声を漏らし、
すぐに先端を膨らませ、きゅうっと睾丸が縮み上がり……。

「あっあっ、あっ、ああぁぁっ……!」

女性に導かれるまま、びくん、と身体を震わせて大量の精液を放出してしまう。

エーヴ >  懇願される。ならばそうしてやろうと考えて。
 口の中で暴れるものをひたすらに扱きあげる。経験がないわけではないが、やはり理解には若干の時間を要するもの。射精がまじかであることを悟ってもなお行為は激しいままで。ならば加速度的に絶頂へ向かうことは明らかであって。

 「ん、んはぁっ……出していいよ」

 一度口を離し、言葉を投げかけてから再度咥えなおす。
 口の端は唾液やら分泌液やらで濡れていて。
 じゅぷじゅぷと卑猥な音を立てて口淫は激しさを増していく。背中に垂らした三つ編みが馬の尾のように振られる程度には。
 仕舞いには肉槍が窄まったかと思えば、白濁を大量に吐き出していった。

 「ん!? ……んぐ」

 声がつまった。もとい喉が詰まる。
 どくんどくんと大量の精液が口の中で炸裂すると、喉まで達しかねない量によって全てを染め上げていく。驚嘆に目を広げ、えずく。
 盗賊が口を離すと、目を閉じて口を手で覆っていた。

 「んっ……んっ……ん はぁ。
  はぁっ………飲んじゃった。
  ……続きもしてみたい?」

 言えば、小首を傾げ問いかけた。

シエル > 「あっ、あぁ……。」

びく、びく、と身体を震わせ最後まで放出を続ける。
射精させられる快感は、何度されても魂まで吸い取られてしまったように感じる。。
女性が精液を飲み下すのを見ると、ますますその感覚が強まっていくようで。

ため息を尽きながらうっとりとした視線で女性を見つめる少年は、もう衛兵へ報告する事など頭になさそうに見えるだろう。

「つづ、き……。」

だらしなく表情をゆるませながら、小さく呟くと…。
かくんと頭を後ろに倒した。意識を飛ばしてしまった様子。
ここから起こし、続きをするか。
それとも立ち去るかは女性の自由となるだろう。

エーヴ >  「……あれ」

 口に残る渋いような苦いような味わい。どっと唾液が出てくるのでとりあえず飲みつつ、果たして少年はどうかと視線をめぐらせると、ぐったり眠っている様子で。
 精液経由で魔力を貰ったなどとは露も知らず、少年の肩を軽く揺さぶってみる。

 「もしもーし。
  まさか死ん……!? ……ではないか」

 びくつきつつ少年の口元に耳を接近させてみる。吐息はあるようだ。
 ならばと盗賊はじっくりと考えて――。
 少年の服装を直してやると、小屋の中の目立たないような場所へと引きずっていく。意識が飛んだのであればむしろ好都合だと。
 ちょっとだけ考えて、自分がねぐらにしている場所を書いた紙を懐にねじ込んでからその場を後にしたとか。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/バラック通り」からシエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2/バラック通り」からエーヴさんが去りました。