2016/06/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にサヤさんが現れました。
サヤ > 「すまない、お前に恨みはないがこれも仕事なんだ」

貧困地区の中でもさらに治安が悪く人目に付きにくい裏路地。
その袋小路に追い込まれ絶望的な表情を浮かべる教会の服を着た男の顔を見て、懺悔するように言えば素早く鞘から刀を抜き、目にも止まらない速さで首をきれいに跳ねて。
きれいな放物線を描いて首が地面に湿った音を立てて落ちて少し遅れてバランスを崩した胴体が崩れ落ちる。

「終わったか、もう少し腕の立つ護衛を雇うべきだったな」

倒れた男の死体を一瞥した後、刀を鞘に戻す。
まだ若い少女の周囲には護衛であろう男の死体がいくつか転がっていた。
彼らはこのあたりの貧乏人たちに喜捨を行いに来た一段であったが、少し前に地元の柄の悪い連中に恨みを買ってしまっていたため、今回見せしめとして殺すように依頼されたのだった。

サヤ > 「いつまでもここにいても仕方ないし、戻って報酬をもらうとしようか」

自分が殺した死者たちに黙祷をささげた後、踵を返せば死体を踏まないように注意しつつその場を後にし、依頼人に報酬を要求しに貧困地区の闇の中に姿を消していった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」からサヤさんが去りました。