2016/05/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区/裏路地」にマクシミリアンさんが現れました。
マクシミリアン > 貧民地区の特に治安がいいとは言えない一角の裏路地。
そこにいかにも怪しい風貌のマント姿の男、今にも倒壊しそうな廃屋の壁に背を預け。

「そろそろ時間だな」

体感時間と月の位置から時間になる。
そろそろ来るかと裏通りの出入り口に仮面越しに視線を向けて待ち人を待つ。

マクシミリアン > ただ何もするわけでもなくじっと出入り口を見ていればやがて怪しい挙動で姿を見せる騎士風の男。
その男を見れば壁から背を離し歩み寄る。

「遅いな。時間は守れ、それがルールの筈だ」

相手が騎士という天敵であるにも関わらずに愛想や怯えの欠片もない淡々とした口調で告げれば男に向け重い音のする小袋を徐に投げ渡す。

それを受け取った騎士風の男は中身を、大量のゴルドを確認すればにやついた笑みを浮かべそれを懐にと仕舞い込む。

「代金は払った。出すものを出せ」

その言葉に男は何枚もの羊皮紙を纏め巻いたものを取り出す。
それを受け取れば早速に拡げ中身を確認する。書かれている騎士団としての盗賊への討伐隊の編成や方針。襲撃地域でどれだけの数で巡回をするなどと詳細に書かれた情報に目を通していく。

マクシミリアン > 「なるほどな。今の狩場でも問題はないな」

そこに書かれている方針通りならば騎士団は本腰を入れず場当たり的な対応と冒険者に対しての懸賞金で対応するのだとみる。
これならばもう少し派手にしても問題はない、そう考え仮面の下で笑みを浮かべる。

「よく調べたな。金に釣り合う情報だ。この調子で励めば更に上乗せしてやる」

その言葉に騎士風の男は次は更に調べると大げさに意気込む姿を見る。
金のために国を平然と売る姿にやはり人間は醜いと内心吐き捨て、そして利用し甲斐があると嗤う。

マクシミリアン > 「次の取引は二度目の満月だ。間違うな」

全ての羊皮紙を読み終えれば懐へとしまい騎士風の男へと告げる。
追いやる様に騎士風の男を返せば店に寄って戻るかとその路地から姿を消す。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区/裏路地」からマクシミリアンさんが去りました。