2016/05/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にレイカさんが現れました。
レイカ > あの日、娼婦の館の一件からしばらくして。

ようやく、あの娼婦で働かされていた女の子たちの数や詳細をメモに纏め終えた。
数は20数名。うちやむをえない状態で働いていた女性は5名ほどだった。

「…………。」

彼女らが言った。これから先どうやって過ごせばいいのかと。
とりあえず、あのナルラという男からもらった手付金を均等に分けて、彼女らに手渡した。
それなりの額だったので、しばらく過ごすには問題はないだろう。
出来れば―――全うな仕事について欲しいと願うばかりだった。

レイカ > 彼女らについては別にいい、クスリも打たれていなかったし、比較的健康だった。
まだ入って間もなかったというのもあるだろうけど、体を汚されただけ……と、言っていいのだろうか。
とにかく、彼女たちは大丈夫、あとは彼女たちが選択することだ。
だけど―――問題は―――。

「……………。」

私は、そっと荷台を悲しく振り返った。
今はホロをかぶせて見えない様にしているけれど……。

『うぅ……クスリ、くすりちょぉだいぃぃ……』
『ああ、ああああ………っ。』

クスリでおかしくされてしまった女の子たちが呻いている。
その数……およそ7名。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にアーヴァインさんが現れました。