2016/03/17 のログ
■イニフィ > 反応が鈍いのはもはやどこか、自分の身体ではないその様子から自暴自棄になっているのかと思った。
然し、考えてみればこんなに小さな身体でこれだけの激しい攻めに苛まれて、体が着いてこれるはずもない。
もう、限界に近いその小さな妖精を貫いている触手の根元から、何か大きなふくらみが競りあがってくる。
「…んふふ、もうだめなのかしら?………ねえ、ティネ?止めを刺してほしい?」
もはや下半身の骨はばらばら、抱けどまだまだ触手の攻めはとまらない。
もう、声をあげることすら出来なくなった妖精に問う。
このまま楽にしてほしいか、と。
■ティネ > イニフィの声が耳に届くと、あわや廃人となりかけていたティネの瞳に生気が戻る。
もはやあまり難しいことを考えられなくなっていたが、終わりが身に迫りつつあることだけはわかった。
触手が少し動くたびに、視界が赤く滲んでいく。
ゆるやかにバラバラになっていく。
「うん……ボク、もう、だめかも……」
一も二もなく頷いて、弱々しくも声を絞りだす。
それが何を意味しているかも曖昧な理解のまま。
■イニフィ > このままは偉人になっていたら、最後の一撃による絶叫が聞けないところであった。
少しだけ戻った生気に、満足そうな笑みを浮かべると「もう少しがんばってね」と始めてエールを送る。
だけど、そのエールは本当に頑張らせるためではなく―――。
「じゃあ、ダメなら止めを刺してあげるわ。んふふ……楽しみね?」
なにが楽しみなのかは、よくわかっていることだった。
そのふくらみは―――何も言わずともわかるだろう。
それが既に壊れかけていたティネの股間を破壊し、膣内に入っている先端まで到達すると、一気にティネの腹が破裂寸前まで広がる。
どくんっという脈動と共に、ティネの内臓を白濁の液体が排出されたのだ。
人間ですら入りきるようではないというのに―――。
■ティネ > 息も絶え絶えな中にかけられたエールに、ティネの顔がぱぁと明るくなる。
砂漠に一滴の水を得たような喜びに包まれた。
「う、うん、がんばるねぇ……」
そう間を置かず、それは訪れる。
ぷぅ、と風船に息を吹き込んだかのように膨れ。
すぐに、ぱん、と弾けた。
ティネの視界も、一瞬、白く瞬く。
「――ぁ、んぁぁぁああッ!!」
たまらずに絶叫を上げる。
ティネの腹――だった場所から、彼女の全身をも飲み込まんばかりの量の白濁液が溢れ出る。
破け飛び散った内臓や肉も見えたかもしれないが、すぐに白く塗りつぶされて見えなくなってしまう。
無残な肉塊に限りなく近くなってしまった、ティネの身体。
もはや快楽を感じる器官はなくなったというのに――余韻を楽しむような、淡い笑みを、ティネは浮かべていた。
■イニフィ > たっぷりと吐き出されたその白濁に当然耐えられるはずもなかったか。
内臓も、そして腹の機関を完全に破壊されたその表情はどこか愉悦に浸っているようにも見える。
白濁まみれになり、その中に溺れてしまったその要請をそっとはこの上に載せると、くすと笑みを浮かべた。
「んふふ……、またたっぷりと遊んじゃったわ。
ねえ、ティネ…また会いましょうね?今度は…そうね。最後には身体中踏んで上げるわ。」
それとも、以前のように胸に挟まれて窒息したいだろうか?
それはもし、またティネが復活して再び会えたときに考えるとしよう。
その木箱の上に、少し腐敗臭のした白濁にまみれ多様性が発見されるのはいつかはわからない。
もしかしたら、発見されることもないかもしれない。
だけど、不思議とまた会える気がする。
そんなことを思いながら、スラム街を歩き始めるのだった―――。
■ティネ > 「あ……。待って……」
去っていくイニフィの後ろ姿に、解放された腕を伸ばすが、届くはずもない。
最後に残された自身の残酷な末路を予告する言葉に、震えて、手を自身の股座へと
無意識に伸ばした。
きっとこれは夢なのだろう、とティネは思った。
夢でないとすれば――自分は、生きることも、死ぬことも憶えることができない。
ひとときの間、鮮烈に冷酷に存在を刻みつけてくれたイニフィに、感謝の念を抱きながら、
意識は永遠の闇へと落ちていった。
ご案内:「スラム街の一角」からティネさんが去りました。
ご案内:「スラム街の一角」からイニフィさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 貧民地区、その大通りを少女は歩いていた。
いつものように、これといった用事は無い。
適当に歩き、適当に目に付いた店に入ってみよう、今日はそう決めていた。
…が、いまだにこうして歩いている。
それが今のところの今日の結果といったところだろう。
「むむむ…なにやら変わった店とかあったら良かったんじゃが、いまいち見付からんもんじゃのぅ?」
はふ、溜息。
左手を添えている唐傘を、くるりくるりと暇そうに回して遊んでいる。
■タマモ > 唐傘を回し、のんびりと通りを歩き続けながら考える。
最近、なにやら妙な感じが増えてきている気がしてならない。
それが何なのかはいまいち分からないが、落ち着かない。
お遊びに加減がたまに効かなくなるのはそのせいもあるかもしれないか…?
だったらそれは何なのか調べたいが、感覚だけでそれが何か、というのは分からなかったりする。
まぁ…今のところは何の害も無さそうだし(可哀想な被害者以外は)、ならば良いかとそこで考えを打ち切った。
歩き続けているのだけど、こう…これ、といった店なり場所なり相手なり、さっぱり見付からない。
やれやれ、どうしたものか、と口元に右手を添えて考える。
■タマモ > 「………で、なぜこうなっておるんじゃろうか?」
ぽつりと少女は呟いた。
考え、考えて歩いている内に、気が付いたら裏路地にいた。
これはもう癖になっているかもしれない。
別に刺激を求めている訳では…まぁ、無いと言えば嘘になる。
ただ、満足いくような刺激とて、この場所でそうそう巡り合える訳でもない。
こんな場所でも、実は隠れたように何かあるのかもしれない。
そう考えながら歩みを続けていった。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区2」にストークさんが現れました。
■ストーク > 貧民地区を歩く男は襤褸を纏い、ぼさぼさの髪の毛をなんとかまとめていた。だが、その割には肌つやは決して悪くなく、暗がりでなければ偽物の貧乏人だと気づかれるかも知れない。
きょろきょろと辺りを見回しながら歩いているが、それは辺りを窺うというよりは何か面白そうなことでもないかと見回っているようでもあって。
反対側にいるであろう目立った女性には未だ気づいていない。
■タマモ > ぴくん、耳が揺れる。
自分の視界内には居ないが、側を誰かが歩いている。
足音から大人だろう事は理解出来るが…さすがに性別までは判断出来ない。
ともあれ、この辺りの事を聞ける相手かもしれないと思えば、くるりと足向きを変えそちらへ向かっていく。
まぁ、そう遠くは無かった、相手は歩けばすぐの距離に居る。
姿が見える辺りにまで近付けば、その姿を確認する。
格好はともかく、その身丈や体格から男性だろう事は分かった。
「そこな男子、お主じゃ。ちと尋ねたい事があるのじゃがのぅ?」
裾から取り出した扇子、それで相手を指しながら声をかける。
いきなり人を指してはいけません。
■ストーク > 暗がりの中から速く歩く足音が聞こえれば、とりあえずそちらに注意を払いながらも差し迫った危険や殺気がない限りはそのままにしていた。
声とこちらを差す指、そしてその主たる「着物」を着た少女におぉと感嘆の息を漏らした。
「はい。私に何か御用でしょうか?素敵なお召し物のお嬢さん。」
バリトンの声質が少女に向けて放たれれば、身分の高い人間にするようにうやうやしく礼をしていった。
■タマモ > 近付く時に気配が僅かにぶれた、相手さんも結構気付くのは早いみたいだったか?
近付くまでこれといった動きがなかったところを見ると、そこまで注意はしてなかったみたいだが…
そして姿がお互いに見えれば、相手の意識にまたぶれが見える。
驚いているのか、はたまた不思議がっているのか、そこまで細かくは分からない。
まぁ、今までの経験から後者なのだろうとは思っている。
「うん…?…変わっておるという反応が多い中、なかなかに珍しい反応をする男子じゃのぅ。
まぁ良い、用という程でもないんじゃが、この辺りに面白そうな場所とかは無いものじゃろうか?
珍しい店でも何でも良いのじゃ」
初見で着物をまず褒めてくる相手がそう居ないからか、かくんと首を傾げた。
と、相手の問いに、思いだしたかのように聞き返す。
…ついでに、あんまり堅苦しくせんでよい、と付け足しておく。
偉そうに喋る割には、あんまり遜ったように言葉をかけられるのは好きではない。
やはり普通が一番である。…いや、これが普段の自分の喋り方だと言われたらどうしようもないが。
■ストーク > この辺りで着物を見ることはそうはないはず。なればこその驚き。だが、着物そのものは彼がかつて見たことのあるものだったようで、それ故驚きと嬉しさが混在していた。
「ふむ…分かりました。それでは、普通に…。」
こちらが恭しくすれば、それは好まれなかった様子。ならばと口調を変え、比較的フランクに接することにした。少々礼を欠いていても、この少女相手なら殺されることはないだろう、と。
「いや、その着ているものを以前に見たことがあってな。こんなところでお目にかかれるとは思っていなかったから、面白いと思っただけだ。…それで、面白そうな場所や店、か。実はあいにくと俺も今日ここに着いたばかりでな。今、面白そうなものを探しているところだ。お嬢さん、よければ俺と一緒に探してくれるか?それか、適当なところで一緒に遊んでくれるともっとありがたいんだがな。」
子どものように見えるが、スタイルは良い。狐の耳も面白そうだとくれば、好色の意味でもそれ以外の意味でも相手に興味を持ったようだった。
「俺はストーク、旅すがらここに来た。いつまでここにいるかは分からんが、よろしく頼む。」
とりあえずよろしく小さく手を挙げていった。さて、彼女はどう反応してくれるのだろうか。
■タマモ > ふむ、満足そうに一つ頷いた。
別に嫌と言う訳でもないのだが、どうしてもそういった口調が抜けない者も結構居る。
気分的にどちらかといえばそういうのを相手にするのは良いのだが、やはり同じ視線でのやり取りの方が好きなのだ。
「ふむふむ…お主、この辺りの者では無いんじゃのぅ?
それでは聞いても分からぬのは仕方ないじゃろう。
…探すのは良いが、そんな都合良くそういった場所が見付かるものじゃろうか?
まぁ…妾としては、面白そうな場所が見付かって欲しいものじゃがのぅ」
どうやら相手もここには詳しくないらしい、残念である。
そして、更に一緒に探そうというものと、遊戯の誘い。
後者は特に興味はないが、一人で探すよりも何かが見付かる可能性は高くなるかもしれないか?
そんな事を軽く考える、それに合わせて耳と尻尾がゆらりと揺れた。
「おっと、妾はタマモじゃ。覚えて得も損も無い、覚えるも忘れるもお主の自由じゃ。
ほほぅ…旅とな?なるほどなるほど…ともあれ、よろしくじゃのぅ」
お返しといった感じにひらりと手を振り返す。
ここに来て、旅人という旅人は初めて会った気がする、少し得した気分だ。
■ストーク > どうやら相手は満足してくれたようだ。
心中で胸を撫で下ろせば、気安さにどことなく距離は縮まったように思えるかも知れない。
「そうだ。今回は砂漠を渡ってここまでやってきた。いつも水があるってのは天国だぜ。
…都合良く見つからなくても、それはそれでかまわないだろう?誰かと歩いたりするだけでも面白いもんだ。
特に、一人で旅なんかしていると、どうしようもなく人恋しくなる。」
実際は一人で旅をしていたわけではないのだが、敢えてそれを匂わす発言をした。もちろん、そうやって気を惹くためだ。
「タマモ、か。ますます着物が似合う名前だな。着物にそんな名前ときたら、忘れられるわけがねぇよ。」
とりあえずと彼らは並んで歩き出した。貧民街である故に店はあまり出ていなかったが、それでも見知らぬ街はどことなく興味深い。
「タマモ。あんたが面白いと感じるものはどんなものだ?例えば…」
そこまで言いかけたとき、広場らしき場所が見つかった。そこでは、貧しいながらも今を生きている人たちが何か賭け事をしているようで。
■タマモ > 「…砂漠とな?ほほぅ…砂漠か、聞いた事や見た事はあっても、行った事はないのじゃ。
なかなかに辛い場所だと聞く、よく来れたものじゃのぅ?
ふむ、確かにそうじゃな、一人よりは二人じゃろう。
妾は一人が多いが、まぁ…色々とある、あんまりそういう事はないのじゃ」
砂漠、色々と話は聞いている、だからこそ行ってみたいとは思えない場所の一つだった。
そこを越えてきたというのだ、それはもう大したものだと思うだろう。
ちなみにこちらも一人で居る時は多い、だからこそ、分からなくもないが…そこまで気になるような事でもない。
ただ、相手は成人男子だ。その辺りはまぁ…うん、何と無く分からないでもなかった。
「そういうものなのか…どうも妾は名を覚えるのが苦手なんじゃがのぅ」
歩きながら、思い出すように呟く。
実際に少女は一度で名前をはっきりと覚えきった事が無い。
ともあれ、そんな事を考えていても仕方ないので…歩くのに集中する。
「はてさて…まぁ、見たりやったりして考えれば良いのじゃ…ん?」
はて?といった感じに見えた広場へと進んで行く。
賭け事をやっているのは分かったが、どんな賭け事をしているのかが気になったからだ。
■ストーク > 「ああ、砂漠だ。砂だらけのところもあれば、岩だけのものもある。どっちにしても、あまり通りたくはない場所だな。だが、以前にいたところからマグメールに来ようと思ったらどうしても通らないといけなかったようでな…。」
最後は少しだけ愚痴に近くなった。それほど、砂漠の旅は過酷なのだ。
旅で一人になれば、見ず知らずの人間ですら出会えれば嬉しくなってしまうものだが、どうやらこれは共感を得られなかった。
特にムキになることもなく、そうかとだけ呟いた。
「それなら、機会があればまたこうして道を歩くなりしてくれ。覚えるのは追々でかまわない。」
名前を覚えるだけではなく、何事も知識の蓄積には個人差がある。
覚えられなければ、それはそれで仕方ないことだと切り上げれば、広場での賭博に彼女は興味を示していった。
「ああ、あそこで何かしているな。気になるのか?」
複数の半裸の男が筵を敷いてコップとダイスを使うゲームを行っているのが確認できた。男達は勝負に熱中しているようで、こちらには興味を示していない。
「タマモ、奴らの博打に加わるのか?」
ダイスの出目を当て合うものだというのは理解出来た。
隣にいる狐耳の少女にどうする?と問いかけていく。
■タマモ > 「それは大変じゃったろうな?
しかし、砂漠か…やはりそういった場所は体験する気が起こらんのぅ」
おぼろげにこういった場所だ、という程度であった砂漠。
それが今聞いた話によって現実味を帯びていき…うん、きっと少女は何があっても砂漠に行く事はないだろう。
「ふむ、その程度ならば、また機会があればしてやろう」
まぁ、いつここを出てしまうか分からない、そんな旅人だ。
自分も一人が多いのだから、それくらいならばと頷いた。
王都は広い、またこうして会える時が本当にあるかは分からないが。
と、どうやら賭け事はあのコップとサイコロを使ってやっているらしい。
以前カジノでやった賭け事には、あんなタイプはなかった。
カジノでの賭け事は、楽しめたのだが儲け過ぎて追い出された。
これならば、そんな事は無い…かもしれない?
「ふふんっ、妾を何じゃと思うておる?…当然じゃ」
問いかけに、くるりと向けられた顔はにんまりと笑っていた。
少女は実に賭け事も好きだったりする。