2016/03/07 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区 路地裏」にスヴェンさんが現れました。
スヴェン > 貴族から受けた以来は端的に言うと失敗であった
包囲された味方陣営の立てこもる小さな砦に物資を運びこむ、という内容であったが、此方が砦付近に付いた時には
既に砦は落とされ占領を済ませた敵軍の一部が血気に逸り、物資を運んできた此方の部隊に襲いかかり、
自分の率いる部隊にも損害を出し、陥落寸前の砦から逃げ出した一部の兵を吸収しながら這々の体で撤退したのである

砦の指揮に当たっていたお偉いさんを逃す為、囮にされたのではないか?という部下の声を抑えつつ、
気晴らしと慰労を兼ねて酒場で管を巻いていたが、夜風に当たりたくなり、部下に支払いや酔いつぶれた者の
世話を任せれば店の外に出た………

考えることは沢山あった
自分部隊の損害の事や、依頼主が自分達を雇った事に深い意図があるのか…
考え、疑い出せばキリがないがそんな事をつらつらと考えながら街をあてもなく歩いていれば、
いつの間にか貧民街の方まで来てしまい、それに気が付き周囲を見渡せば、考え事をしながら歩くものではないな、と
くしゃくしゃと頭をかき、煙草を巻いた細い紙巻を銜え、傍で燃えていた焚き火から火を付ければ壁により掛かり紫煙を燻らせる