2023/06/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にアイカさんが現れました。
アイカ > 貧民地区には、酒場や宿屋を始めとして安価な店が所狭しと並んでいる場所がある。
此処もそのうちの一つ。
酒場で踊りを披露し、給金を貰って店を後にする。
夜道は暗く、女の一人歩きは危ないかもしれない。まして肌の露出するような衣装、
今自身が身につけている踊り子のような恰好をしていては…

とはいえ、アイカもその辺は重々承知している所。
暴漢が襲ってきたとしても、返り討ちにするくらいの技量は持ち合わせている。
それが、彼女が貧民地区で仕事を続けられている理由でもあった。

「さて、と」

このまま帰るのも良し。適当にぶらついて帰るも良し。
どうしようかと空を見上げた。
本日は共に仕事をしていたような者もいない。正真正銘の一人仕事。というだけあって…

「お風呂でも寄って行こうかしら」

好きに行き先を決められるというのが、利点の一つでもあり。

アイカ > 「……ふぅ」

肩を軽く回すと、思いのほか凝っていることがわかった。
これなら温泉に辿り着くまでに疲労困憊してしまうかもしれない。

「…大人しく帰るか」

そう決断すると、アイカは歩き出した。
その美しい姿はたちまち夜闇に消えて、後に残るのは酒場から漏れ聞こえる喧噪のみ。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からアイカさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にステイラさんが現れました。
ステイラ > ミレーの巫女であるステイラは、今日もまたひっそり里を抜け出して王都に訪れていた。
もちろん、ミレー族とわかってしまう耳や尻尾は加護で隠して、だ。

「ふにゃぁ…少しお腹が空いたにゃぁ」

それでもそのモコモコとした独特な衣服と幼い容姿は少々目立つ。
それも治安が良いとは言えぬ場所を、幼子が一人で歩いているのだ。
貧民地区の中でも賑やかな通りとはいえ、少しばかり不用心にも映るだろう。
少なくとも、普段からその地に根付いていいるものではない、よそ者だとはわかってしまう程度には。

ステイラ > すきっ腹になったお腹を少し摩りながら、幼子は通りの露店を見回していく。
しかしそこは如何せん、彼の背丈では届かない位置も多く、物色するだけでも一苦労だった。
そもそも真っ当な金銭を持ち合わせていない為、買えるものも限られてくるのだが。

(どうしようかにゃ……きれーな石とこうかんしてもらう?)

ここに来るまでの道中で拾い集めた宝石の類を懐から取り出してみる。
精霊が好むそれを金銭代わりにするのにちょっとだけ罪悪感を感じつつも、空腹を満たすくらいは許されるはず…。
なんてことを考えつつも、なかなか実行するには至らない様子でちょっと挙動が不審であった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にミンティさんが現れました。
ミンティ > 【移動します】
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からミンティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からステイラさんが去りました。