2023/05/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にエデンさんが現れました。
エデン > 貧民地区の大通り。
他の地区と比べて見劣りはあるものの、ここを見慣れた人にとってはこれが普通の栄えよう。
そんな大通りを散歩がてらに歩いていた。

露店を過ぎる度に、この時間に開けている何かしらの店の店員と顔を合わせる度に。
そこにいる人々は気軽に彼女へと手を振ったりとの挨拶をしてくる。
特別この地区で何かをしている訳ではない、彼女は純粋に顔が広くこの場所でも知り合いが多いのだ。
…と、そう大体の人には思われていた。

何気ない一時でもいい、少しでも顔を合わせ、少しでも言葉を交わせば、彼女は誰とでも仲良くなれる。
それが彼女の能力の1つなのだ。
親しい態度を取る人も居れば、素っ気無い態度を取る人も居る、それが素の態度で自分には気を許しているのが良くわかる。

そんな彼等に手を振って返したりしながら、特に目的も無くブラブラと歩いていて。

エデン > こうして他愛も無い散歩の一時であっても誰かに声を掛けられれば相手をするだろう。
気になった人を見掛ければ歩み寄って関わろうとするだろう。
それは新たな出会いも好むし、知っている人であってもより深い仲となる事も好んでいるからだ。

空腹感とかを強く感じる事はないのだが、露店の人から飲み物食べ物を勧められれば喜んで受け取っての飲み歩きや食べ歩き。
感じ難い事と、美味しい物を味わうのを好む事は別物なのだ。
そんな事をしていれば、散歩中でも両手が空いてしまう事はそんなにないだろうか。

ちなみに、今現在は紙袋を片手に持っている。
中身は何本かの焼き肉の串、焼き立てを提供しているのだが時間が少し経ってしまったからと貰ったものだ。
このまま自分で食べてもいいし、誰かにあげても良いかな、とも思いながら今のところは持ち歩いていた。

エデン > あげれる様な誰かも居ないみたいだから、串を1本取り出してみせる。
一口サイズに切り分けた肉を数個刺したもの。
芳ばしい匂い漂うタレが塗され、食欲をそそりそうだ。

さっそくと1個目を銜え、串から抜いて口の中へ。
モグモグと頬張って味わい飲み込む。
貧民地区で売られているものとはいえ、なかなかに美味。
そのまま二口目、三口目と食べてゆく。
そうしている間にも歩みは止めずで、進み続けてはいるのだった。
もう少しどこか巡ってから宿に戻る、そんな順路を頭に浮かべながら。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からエデンさんが去りました。