2023/04/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 貧民地区」にオウルさんが現れました。
オウル > 本当に本当に本当に色々とあって無名遺跡から無事脱出。
で、何で貧民地区にいるのかと言えば所属ギルドへの報告の為である――正しく言うとすればギルドマスターが貧民地区でギャンブルを愉しんでらっしゃるそうなので、古巣であり自分のテリトリーである貧民地区に来て、全部済ませて今帰り道である。

貧民地区の薄暗い路地と腐敗した香りが妙に似合う少年は一人で貧民地区から平民地区への通りへの道を歩いていた。

さて、今一度再確認する。
前回は無名遺跡で冒険をするパーティーのマッパーとしてギルドより派遣されたが、パーティーのスカウト役がトラップを発動させてくださりました御蔭でおおっとテレポーターして、無名遺跡の迷宮のどこかに飛ばされたと。

次に一晩野宿?屋宿?した後に本当に偶然に地上へのテレポーターを見つけて、何とか無名遺跡の外へと脱せたが、そのパーティーがどうなったか判らない、のでギルドに全て正直に報告したと。

あとはギルドの方でパーティーに連絡をとってくれると思うので、今夜は解散って事なのであるが、大赤字で手持ちが宿泊費1泊分もなく、今夜は本当に野宿になりそうで、ため息しか出ない。

古巣も古巣の孤児院に一時帰宅も勘弁願いたい。
ああ、もう、どうしようか………?王城の客室にでも忍び込んでみる?

オウル > 「………捕まりたくないもんなー……。」

善良な国民?市民?と言い難い自分の所業が頭の中に浮かんでは消え、浮かんでは消えると、大袈裟かつ盛大なため息を吐き出して、土下座の脳内シミュレートを開始する。

へたなところに忍び込むよりは以前お世話になった孤児院に一晩だけお世話になろうと、皿洗いに洗濯くらいはお礼にするから朝ごはんくらいつけてくれと、頼み込む事にするしかない。

日頃の行いをもう少し良くした方がいいんじゃね?と考えながらも、数歩ごとにため息を吐きながら、孤児院を目指して平民地区を抜けるのではなく、元来た道へと引き返し歩き続けるのであった。

ご案内:「王都マグメール 貧民地区」からオウルさんが去りました。